仮面ライダー生誕50周年記念として制作発表された仮面ライダー史上初のアニメ『風都探偵』。放送は8月からということはすでに公表されていましたが、今回第1話の有料生配信が決定したとのこと。
目次
「『風都探偵』ザ・ファーストケース」
1話プレビュー版上映など行う「風都探偵」イベント、有料生配信が決定https://t.co/Pe9Zz5mShH#風都探偵 #細谷佳正 #内山昂輝 #関根明良 #三条陸 #椛島洋介 #長澤奈央 pic.twitter.com/EVGMAQlKAU
— コミックナタリー (@comic_natalie) April 27, 2022
以前、当ブログでもご紹介した石ノ森章太郎・三条陸・佐藤まさき原作によるアニメ『風都探偵』。今回この『風都探偵』のイベント「『風都探偵』ザ・ファーストケース」の有料生配信が決定し、ライブ配信サービス・streaming+で実施されることになりました。イベントは5月3日に東京・グランドプリンスホテル新高輪で開催され、キャストとスタッフのトークや第1話プレビュー版の上映、そしてさらに新情報の発表が行われるとのこと。イープラスでは4月27日にチケットの一般販売と、有料生配信チケットの販売をスタートしました。詳細は下記の通り。以前も紹介しましたがアニメのスタッフとキャストも合わせて紹介します。
配信記念イベント「『風都探偵』ザ・ファーストケース」
日時:2022年5月3日(火・祝)開場18:30 / 開演19:00
会場:東京都 グランドプリンスホテル新高輪 大宴会場 飛天
登壇:細谷佳正、内山昂輝、関根明良、三条陸、椛島洋介、有井大志(小学館・編集者)、塚田英明(東映・プロデューサー)
MC:長澤奈央
アニメ「風都探偵」
2022年8月よりU-NEXTで独占配信、TOKYO MXで放送
〈スタッフ〉
監督:椛島洋介
副監督:種村綾隆
シリーズ構成:樋口達人
脚本監修:三条陸
キャラクターデザイン・総作画監督:蛯名秀和
総作画監督:小松原聖
音楽:中川幸太郎、鳴瀬シュウヘイ
アニメーション制作:スタジオKAI
〈キャスト〉
左翔太郎:細谷佳正
フィリップ:内山昂輝
ときめ:関根明良
鳴海亜樹子:小松未可子
照井竜:古川慎
万灯雪侍:小野大輔
アニメからでも面白い
今回仮面ライダー史上初のアニメ化となったこの『風都探偵』ですが、以前にも紹介した通り、その物語は2009年9月から2010年8月まで、テレビ朝日系列で放送された『仮面ライダーW』のその後の物語となっています。「ハッ!所詮仮面ライダーだろ?子供向けの特撮ヒーローじゃん!」と侮るなかれ、『仮面ライダーW』の物語の基本は探偵物になっていて、設定、シナリオなど大人が視聴しても非常に面白い作品になっています。もちろん、基本は幼児を対象にした作品であるため、番組のフォーマットはやや子供向けで制作されている部分は否めませんが、それ以上に面白い展開が用意されています。そんな『仮面ライダーW』の正当な続編として、2017年から『ビッグコミックスピリッツ』にて連載が開始されたのが、今回アニメ化される『風都探偵』。では『仮面ライダーW』本編を見てないと意味がわからないかといえば、そんな事はなく、『風都探偵』の物語内でも舞台や設定などを説明してくれていますので、「特撮はちょっと・・・」という人はアニメの『風都探偵』から見ても大丈夫です。実際、『仮面ライダーW』の続編として始まった漫画にも関わらず、タイトルに『仮面ライダーW』という文言を一切つけていないのは、それだけ物語だけで魅せることができる作品という自信の表れ。逆にアニメの『風都探偵』を見て気になった人は特撮の『仮面ライダーW』を視聴するというのもアリかもしれませんね。その時はフィリップを菅田将暉さんが演じていることにビックリするでしょう。
設定について少し補足
とはいうものの、アニメを見始める前に、ある程度設定にいて知っているとその面白さも変わってくると思いますので、ここでは『仮面ライダーW』および『風都探偵』の舞台や設定についてキーワードごとに紹介しておきます。
風都
タイトルにもなっている「風都」は本作品の舞台となる、日本のどかにある架空の都市の名前です。地名・町名も風にちなんだものが多く、「ふうとくん」という街のマスコットキャラクターが人気者だったりします。築30年の街のシンボルで、電波塔と風力発電の機能を併せ持った「風都タワー」が有名な町です。今作の主人公である左翔太郎とフィリップが所属している「鳴海探偵事務所」もこの「風都」にあります。
鳴海探偵事務所
今作の主人公である左翔太郎とフィリップが所属している探偵事務所。もともとは翔太郎の師匠にあたる私立探偵の「鳴海荘吉」が所長を務めていましたが、フィリップをとある組織から連れ出す際に命を落としてしまいます。その後、翔太郎とフィリップで探偵業を続けていましたが、荘吉の娘の「鳴海亜樹子」が事務所に押しかけ、その後所長となります。失踪したペット探しから著名人の護衛など、探偵稼業として幾つもの依頼を受けていて、風都特有のドーパント関連事件の駆け込み寺として有名である様子。
ガイアメモリ
この物語でのトラブルや事件の根本となっているのがこの「ガイアメモリ」によるもの。見た目はUSBメモリ。あらゆる「地球の記憶」を収めた生体感応端末で、スイッチを押して体のどこかに刺す事でそのメモリに収まっていた「地球の記憶」で使用者を超人化させることができます。超常的な能力を手に入れる代わりに、使用者はメモリ内の有害毒素に徐々に侵食され、感情・精神が次第に歪んでいってしまう危険なものでもあります。とある組織がこの「ガイアメモリ」を風都で流通させたことにより、かなりの数の「ガイアメモリ」が存在するようです。
ドーパント
「ガイアメモリ」を使用して超人化した人のこと。『仮面ライダー』シリーズでいう所の怪人にあたる存在です。怪人と比べると特殊な能力を持っているのが多くて、単純な戦闘能力は低くても、優れた特殊能力を持っているパターンもあります。「ガイアメモリ」で説明した通り、その副作用により凶暴化してしまっているパターンがほとんど。なんのメモリを使用しているかにより、「ドーパント」への対策も変わってくるのでその特殊能力を把握するのが重要だったりもします。
仮面ライダーW
左翔太郎とフィリップがそれぞれ所持する「ガイアメモリ」で変身した姿。「ドーパント」のように身体に直接刺すのではなく、「ダブルドライバー(いわゆる変身ベルト)」を使用して「ガイアメモリ」を使用します。基本的には翔太郎の身体が変身し、フィリップの精神も翔太郎の身体に入っていきます。この「ダブルドライバー」を使用することで、「ガイアメモリ」での副作用や依存性を無くし、理性を失わずに「ガイアメモリ」の強大な力を引き出すことができます。「ダブルドライバー」に2本の「ガイアメモリ」を差すことで、身体能力をあげる翔太郎のメモリと特殊能力を追加するフィリップのメモリで、様々な能力を発揮することができます。唯一特殊な「ガイアメモリ」の「ファングメモリ」を使用する時のみ、フィリップの身体で変身することがあります。
上記の設定を知っていれば、より『風都探偵』を楽しむことができると思います。8月まで待てない人は、今回の第1話の有料生配信を視聴してみてはいかがでしょうか。
今回は以上です。
コメント