名作オススメリアルロボット作品!『伝説巨人イデオン』ってこんな作品!

サブカル

この手の作品が好きな人は聞いたことがあると思う「伝説巨人イデオン」。
パッと見のビジュアルは、割とさっぱりとした赤い肩の出ているロボットなんですが、何かとロボットアニメの話題で、出てくると思います。このイデオンはいったい何がやばくて、何がすごい作品なのか。今回は、この『伝説巨人イデオン』という作品について紹介します。なお、今回はネタバレを多く含む記事となっていますので、ネタバレがイヤな人はここから先は読まないように願います。

 

作品の概要

「伝説巨人イデオン」は1980年5月8日から1981年1月30日まで、テレビ東京で放映されたロボットアニメ。監督はあの「機動戦士ガンダム」の富野由悠季監督。ガンダムの映画が勢いが出ている頃の作品なのですが、ガンダム同様に、テレビ放映は打ち切りになっています。その後、スタッフやファンの熱意により、映画化されることになります。これもガンダムと同じ流れなんですね。アオシマから発売されたプラモデルはそこそこ売れたとのことですが、商業的にはあまり成功しなかったとの事。しかし、その類まれに見る物語の結末など、一般的なファンだけではなく、『機動戦士ガンダムUC』の原作者の福井晴敏、『新世紀エヴァンゲリオン』の監督の庵野秀明、『魔法少女まどか☆マギカ』の監督の新房昭之などが、この作品のファンであり、大きな影響を受けたそうです。
テレビ版の放映後、劇場版は「接触篇」と「発動篇」の2作品にわかれていて、新作カットはあるものの、「接触篇」はテレビ版のダイジェスト、「発動篇」がその続きとなっていますので、私のオススメとしては、テレビ版視聴後、「発動篇」を見るのがいいかと思います。

 

ジャンルとしては一応リアルロボット

イデオンの物語は、わかりやすくいうと地球人と異星人の戦争。地球人側と異星人側であるバッフ・クランとの戦争を描いた作品。主人公は、おいおいと言いたくなるようなアフロヘアです。この作品、視聴してれば多くの人が気づくと思うのですが、登場人物のみんながみんな、いがみ合っています。なんでこの人達、こんなに中が悪いのだろうと思いながら見てました。主人公のコスモについては、戦闘中に赤ちゃんが泣いているのを聞いて「うるせーんだよ、黙らせろ!!」と現在では一部の方からクレームが入る発言を連発します。そもそもなんでコクピットに赤ちゃんが乗っているのかは、まあ、本編を見てもらうとして、コスモに限らず、登場するキャラクターのほとんどがそんな感じなので、見ている側としては、なんだ?なんでこの人たちイライラしてるんだ?とちょっとした違和感があります。ありまくります。ただ、この感情表現が物語の根幹へと繋がっていくので、非常に重要なのですが、当初は見ていて「?」がでている状態で鑑賞していまた。イデオンは他の富野作品と比べると、かなり巨大で、リアルロボットというよりは、スーパーロボットもしくは、超兵器的な感じで描かれていますので、リアルロボットというのは少し抵抗はあります。

 

ざっくりストーリー

西暦2300年。地球人類が外宇宙へ移民を開始して50年くらいたった遠い遠い未来。
地球人は2年前から移民を行っていたソロ星という惑星で、異星人文明のものと思われる遺跡を発掘します。地球人類が外宇宙に進出して、6番目に出会った異星人ということから、この遺跡をもった異星人を「第6文明人」と名付けます。ちょうどその頃、異星人のバッフ・クランが伝説の無限エネルギー「イデ」の探索のために、ソロ星に来ていた彼らと地球人が接触。ちょっとした行き違いから、武力衝突へ発展しちゃいます。コスモたちはバッフ・クランからの攻撃の中、第6文明人の遺跡である3機のメカに搭乗。メカは起動し、合体。巨大な人型兵器イデオンになります。イデオンで応戦しつつも、自分たちには戦意はないという事をバッフ・クランに伝えるために、コスモたちは白旗をあげます。しかし、白旗はバッフ・クランの文化では、「抹殺する」という意味。そのせいで事態はさらに悪化してしまいます。結果、コスモたちはイデオンと同じく発掘された宇宙船ソロ・シップに乗り込み宇宙へ逃れます。
しかし、このソロ・シップこそ、バッフ・クランの探し求める無限エネルギー「イデ」が秘められており、これがきっかけで、ソロ星からの小競り合いが、地球とバッフ・クランの全面戦争へと突入してしまいます。

 

まずイデオンがやばい

よく最強のロボット兵器ってなんだ?みたいな論争で、かならず名前のでてくるイデオン。
なにがそんなに強いのか。通常の戦闘では、どちらかというと苦戦気味な場面が多いイデオン。これは地球人が遺跡であるイデオンにいろいろと武器をこしらえて、なんとか応戦している時に苦戦しているのですが、とある出来事で発動するイデの力が超常的で、発動するたび、いちいちヤバメの威力の破壊が起きるのですが、イデオンの手から放たれるイデオンソードはとうとう惑星を一個真っ二つにしてしまいます。主人公側が意図せずに使用される力なので、そのヤバさが際立っているのかもしれませんね。

 

物語がやばい

情緒不安定なのか、イライラしているのか、感情的むき出しな事が多い登場人物たち。この作品の女性陣は、ガンダムから引き続き出演している声優さんが多く、ガンダムでいう所の、セーラさん、ミライさん、マチルダさんたちが、みんな嫌な事を口にするもんだから、ガンダム好きだと結構凹みます。そして終盤ではなく、割と速い段階から登場人物たちが死んでいきます。
イデオンの乗組員の一人になったかと思ったら、次の回で死んだり、メインの戦闘員ではなくて、ただのおばちゃんが機銃撃つのを協力していたら死んだり、そして、テレビ版のラストは、まさに打ち切りらしく、とあるヒロインが敵の施設から脱出して、みんなとようやく合流といったタイミングで、イデが発動して、両陣営全滅し、裸となった魂が宇宙を飛んで終わったりと、割と強めなアクセントが全編に渡ってまかれています。
そして、打ち切りになったラストをしっかりと作り直すという事で、みんなが期待していた劇場版では、一人一人が死んでいく様を丁寧に描いただけで、大筋はなにも変わりませんでした。割とヒロインポジションの女性が顔面を撃たれたり、ガンダムでいうカツ・レツ・キッカポジションの子供の首が飛んだり、乱戦の中、もうやりたい放題で、最終的に地球もバッフ・クランも滅亡して終わり、テレビ版のラストと同様に魂となったキャラたちが裸で、語らいそして宇宙を飛ぶという耐性がないとかなりの衝撃を受ける作品となっています。

皆殺しの富野の皆殺し度がマックスな作品がこの「伝説巨人イデオン」。
それまでになかった破格のストーリーで、名作と称えるファンも非常に多いです。気になった方は是非視聴してみてください。

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