『V』の前に名作『真・女神転生III』のリマスターをやってみよう!!

サブカル

『真・女神転生V』の発表により、メガテンシリーズがまた元気になってきました。発売までまだ時間がありますので、それまでに過去のシリーズをプレイしてみてはどうでしょうか。『V』の前作にあたる2作品、『真・女神転生IV』『真・女神転生IV FINAL』はニンテンドー3DSで発売されたソフトなので、今ではなかなかプレイしずらくなっています(私はやってますが)。今最もプレイしやすいメガテンシリーズは昨年にリマスター版が、PS4、ニンテンドーSwitch、Steamにて発売された『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』。え?メガテン3って昔のソフトなんでしょ?と言って、プレイしないのはもったいなさすぎます。今回は、名作と名高い『真・女神転生III』についてご紹介します。

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真・女神転生シリーズ(以下メガテンシリーズ)の最新作であるNintendo Switchソフト『真・女神転生V』の公式サイトが更新され、発売日や内容に関する詳細が一時的に公開されていたことが判明しました。この情報は海外のファンサイトである『Persona Central』が証拠としてキャプチャ画像付きで報告しています。

 

目次

『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』について

もともとの『真・女神転生III NOCTURNE』はその前の作品である『真・女神転生II』から9年ぶりに2003年にPS2で発売された、真・女神転生シリーズのナンバリングタイトルです。念のため、ざっくりメガテンシリーズを説明しますと、敵となる悪魔と交渉し、仲魔にしてパーティーを組んで、ストーリーを進めていく作品。途中で仲魔同士を合体させて、パワーアップしていきながら、属性に重きを置いた特徴的なバトルでゲームを進めていきます。『真・女神転生III』は、スーパーファミコン時代の『真・女神転生II』とは違い、初のフルポリゴンで作られた作品で、これまで止まり絵だった悪魔たちが、その独特の動きで魅了していきます。さすがに現在の作品と比べると少し劣りますが、それでも昨年発売したリマスター版はかなり綺麗に見えると思います。
物語は『III』とはなっているものの、前作までと直接的なつながりはなく、全く新しい世界観となっています。キャッチコピーは「東京が死んで、僕が生まれた」。もうシビレまくりの文言ですね。
そんなメガテン3を昨年2020年の10月に『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』として、Nintendo Switch、PlayStation 4にてボイスを追加してリマスターされました。その後、Steamでも配信されました。

 

ざっくりストーリー

時は現代(多分)。東京の高校に通う主人公の少年は、級友の新田勇の橘千晶の3人で、入院している担任の高尾祐子のお見舞いに行く約束をしていました。主人公の少年が遅れる形で「新宿衛生病院」に辿りつくと、勇と千晶の他には受付も含め、病院には人の気配がありませんでした。3人は手分けして祐子先生を捜すことになり、主人公の少年は地下室で妖しげな機械を操る氷川という男と出会います。氷川は謎めいた言葉を言うと主人公を殺そうとします。そこへ探していた高尾祐子先生が現れ、主人公をかばい、助けてくれます。そのあと、先生は屋上に来て欲しいと言います。屋上で主人公が見たものは「東京受胎」といって、病院以外の世界が一度滅び、新しい世界を創造するため儀式。受胎の衝撃で意識を失った主人公は、謎の金髪の子供と老婆に「マガタマ」と呼ばれる不思議な生物を飲まされ、一人の悪魔「人修羅」へと変貌します。悪魔が跋扈し、異界「ボルテクス界」へと姿を変えたトウキョウで、友人二人、そして先生の行方を探し始めます。

 

システムについて

マガタマ

本作の主人公は「悪魔」でなので、武器や防具を装備することができません。その代わりとして「マガタマ」と呼ばれる悪魔の力が結晶化したものを付け替えることで主人公の耐性を変化させたり、パラメータを変化させたりします。さらにレベルアップ時に装着しているマガタマの種類によってそれぞれ特徴のあるスキルを習得できます。どのスキルを主人公に覚えさせるのかも、悩みどころのひとつです。

 

成長する仲魔

ペルソナシリーズも含め、今では割と当たり前のシステムなのですが、この作品で初めて仲魔もレベルが上がるようになり、気に入った仲魔をいつまでもパーティーにいれることができます(なかなかそうはなりませんが)。また悪魔の種類によっては、一定のレベルに上がった時に、別の悪魔に成長するものもあり、成長した場合はだいたい強力な悪魔へと変わります。

 

悪魔合体

悪魔同士を合体させて別の悪魔にできるのは、シリーズ共通のシステム。本作ではイケニエ合体も導入されていて、2身合体にイケニエと呼ばれる3体目の仲魔を追加し、2身合体で誕生する仲魔を最初から成長した状態で作り出すことができるシステムになっています。さらに、特定の仲魔を選ぶことでしか作り出せない悪魔も存在したりもします。

悪魔全書

これも今では珍しくないシステムですが、これまでに作り出したり、交渉で仲魔にした悪魔が登録されるデータ集で、登録した仲魔は一定のマッカ(悪魔達の使う通貨)を支払うことで呼び出すことができます。登録されていない悪魔を作り出したり仲魔にした場合は、その時点でのステータスで保存されます。さらに既に登録されている悪魔で、ステータスの違う悪魔を仲魔にしている場合は更新することができ、現在連れている仲魔のステータスを保存することもできます。メガテン好きはみんなこの悪魔全書が大好きです。

プレスターンバトル

あちらこちらで書いたネタですが、あえてここでも書きます。敵・味方それぞれのターンにキャラクターの数だけプレスターン・アイコンというものが割り当てられ、その個数分だけ行動できるようにした戦闘システムが『プレスターンバトル』です。相手の弱点を突いたり何もせずに次のキャラクターに回したりすると、プレスターン・アイコンの消費量が少なくなり、より多くの行動を取ることができるようになるので有利になります。。逆に攻撃を無効化されたり吸収されたりするとアイコンが大量に消費されるので、行動できる回数が減って不利になり、最悪の場合プレイヤーが何もできないまま全滅してしまうことさえあるトリッキーな戦闘システム。
この戦闘システムにより通常戦闘でも、些細な油断が即死に繋がるというスリルと、尚且つテンポを失わない軽快なバトルが売りとなっています。

リマスター版はさらに快適に

リマスター版はダウンロード・コンテンツの追加などにより、かなり快適にプレイできるようになっています。リマスター版のベースとなっているのは、最初に発売された『真・女神転生III NOCTURNE』に追加要素を加えた『マニアクス クロニクルエディション』がベースになっていて、「葛葉ライドウ」がコラボ出演したり、レベル上げ、お金稼ぎクエストなどが有料で追加することができるので、ライトなプレイヤーにも優しい仕様となっています。さらにPS2版の時にはなかったボイスも追加されていて、物語の深みが一層増しました。

さらに合体にもバージョンアップにより変化が。これまで悪魔合体する際は、合体後の悪魔のスキルは、合体素材となる仲魔のスキルから、ランダムで選ばれていました。なので気に入ったスキルになるまで、合体→キャンセル、合体→キャンセル、合体→キャンセル・・・と永遠とやっていました。プレイ時間の大半がこの合体→キャンセルの時間になってしまった人も少なくないはず。私もそうだったりします。しかし、リマスター版はVer.1.02のアップデートで最近のメガテンシリーズやペルソナシリーズのように、自分で好きなスキルを選択できるようになりました。

私はこの『メガテン3』をずっと電車の中とかでプレイしたかったのですが、switchで遊べるようになり、それもいまや可能になりました(まわりの目を気にしなければ)。『V』までの間にとりあえずこの『III』を何周もプレイして、メガテンシリーズになれておきましょう。今回は以上です。

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