ガンプラだけじゃない!『量産型リコ』に登場するプラモデルはなに?

エンタメ

当初ガンプラがメインとなると思っていたドラマ『量産型リコ』。実際には予想よりも様々な種類のプラモデルが登場し、あちこちで話題となっています。



目次

『量産型リコ』の感想

第1話放送前から話題になっていたテレビ東京系にて放映中のドラマ『量産型リコ』。第1話の時点でドラマのタイトルにちなんだ「1/144 量産型ザク」のしかも旧キットを使用したことにより、ガンプラがメインのドラマになるのかと思っていたのですが、ドラマ内で制作されるプラモデルの種類が様々で、しかも制作している工程を面白く表現しているので、ものづくりを伝えていく番組としては非常に良いドラマになっていると思いました。基本的には主人公の「リコ」が会社で遭遇した問題や課題を解決する時に、町にある模型店に行き、テーマにそったプラモデルを制作して、その経験をきっかけに問題を解決していくという流れなのですが、第1話の「1/144 量産型ザク」に続き、第2話ではいきなりガンプラではなく、「1/24 ニッサンR35 GT-R」というカーモデル、続く第3話ではガンプラ路線に少し戻って「RG エヴァンゲリオン初号機」、そして第4話では「宇宙戦艦ヤマト」とガンプラが登場したのは結局第1のみで、あとは全部違います。さらに続く5話ではなんと「ミニ四駆」といろんな世代が興味持てるプラモデルのチョイスにセンスを感じました。
さらにこのドラマでは、最新話が放送されたあと、YouTubeでその回に登場したプラモデルを制作する動画も公開し、これまでプラモデルに興味がなかった人や、違うジャンルのプラモデルを制作していた人たちが興味をもてるような試みをしています。YouTubeの番組ではプラモデルの魅力を世の中に伝えるアンバサダーを決めるオーディション、プラモガールズプリジェクトで選ばれたメンバーで結成されたLINKL PLANETがその時のテーマとなったプラモデルの制作をしています。
それでは今回は『量産型リコ』あらすじ紹介のあと、各話で登場したプラモデルの紹介と、YouTubeの動画をリンクして紹介したいと思います。



第1話 1/144 量産型ザク

番組放送前から話題になっていた『機動戦士ガンダム』の敵側であるジオン軍の主力モビルスーツ「ザク」の最初のプラモデル。現在は「HG」「RG」「MG」など様々なバージョンアップキットが発売されていますが、これはガンプラの原点なったキットの一つで、当時のガンプラブームを牽引した40年前のプラモデルです。現在のように色分けなどされていないし、接着剤も必要で最近のキットになれている人にはハードルは少し高いかもしれませんが、だからこそ感じる「味」があるため、このドラマで紹介されたことをきっかけに、興味ない人にも挑戦してほしいですね。

 

第2話 1/24 ニッサンR35 GT-R

第2話でいきなりカーモデルが登場。使用されたキットはタミヤかと思いきや、「アオシマ」の「ニッサン R35 GT-R ピュアエディション`14」。完成後エンジンが見えなくなっちゃうなど、カーモデルのあるあるネタもしっかり描かれていました。また、塗装に関しては、初心者の「リコ」がいきなりカーモデルの塗装に挑戦するのかと思い、さすがにドラマとはいえ、ご都合主義になってしまうのでは?と思っていたところ、お店の亭主がエアブラシでフォローといううるさ型にも配慮した構成になっていました。

 

第3話 RG エヴァンゲリオン初号機

第3話では後輩の真司くんきっかけで、あの『新世紀エヴァンゲリオン』から主役機「エヴァンゲリオン初号機」。しかもハイエンドモデルの「RG」。「RG」は「リアルグレード」の略で、バンダイのプラモデルのハイブランドの一つ。色分けや稼働など現在の技術を詰め込んだプラモデルになっていて、パーツ数もかなり多めです。ガンプラにも「RG」はたくさん発売していますが、エヴァにかんしては、サイズが少し大きめになっていますね。『シン・エヴァンゲリオン』も大ヒットしたことですし、存在自体は知っている人も多いんじゃないでしょうか。

 

第4話 1/1000 宇宙戦艦ヤマト2202 最終決戦仕様

そして第4話では一応戦艦プラモデルのジャンルにはいる「宇宙戦艦ヤマト」のプラモデルでした。この回ではなんと「ウェザリング」に挑戦しています。「ウェザリング」とはよりプラモデルをリアルに仕上げるため、傷や汚れなどを表現する方法。この回では「リコ」と同じ部署の上司で最古参の社員「雉村」さんが実はモデラーだったという話で、プラモデルを通じて仕事やジェネレーションギャップなどいろんなメッセージがこめられている回で、非常に面白かったです。「宇宙戦艦ヤマト」といえば、子供のことプラモデルが欲しくて、母にねだった時、宇宙戦艦ではなく「戦艦大和」を買ってきたときは、子供ながら言葉を失った記憶がありました。

 

プラモを作る楽しさ

私も昔は生粋のモデラーだったのですが、子供が生まれると同時に、シンナーを使用すた塗装はしないようになり、必然的にプラモデルとも離れていきました。息子が少し大きくなった頃、嫁さんのお母さんが息子にレゴの大きな家を買ってくれて、息子と一緒に作ることになりました。その時、忘れかけてた「ものを作る楽しさ」が蘇り、レゴが完成したあと、どうしても我慢できなくなり、以前から気になっていた「RG RX-78-2 ガンダム」を購入し、組み立て、その技術の進化に驚かされたものです。以降、ちゃんとした塗装はまだ復活していませんが、ちょいちょい何かしらのプラモデルは購入し、スミ入れ程度の手を加えるプラモ作りが復活しました。今回のドラマ『量産型リコ』はそんな“昔プラモデルを作っていた人”の心を揺さぶるようなドラマだと私は感じています。

毎回の物語と次の予告までが楽しみな『量産型リコ』。まだ見ていない人は1話完結で見やすいので、見てみてはいかがでしょうか。

今回は以上です。

 

コメント

  1. a より:

    プラモデルは幼少期に親がやってるのを隣から見てたことくらいしか無いけど、このドラマは毎週楽しく観てます
    あと主演の子が可愛いw