7月26日に『メガテン』シリーズや『ペルソナ』シリーズを発売しているアトラスが、事前にとったアンケートの内容を発表する特番が配信されました。すでに2回にわたって配信番組の内容について紹介していますが、今回はそこで発表された『初めてプレイしたペルソナシリーズ』のランキングを紹介したいと思います。
目次
初めてプレイしたペルソナシリーズ
2回に渡ってこの配信番組で発表された「リメイク希望作品のランキング」と『初めてプレイしたメガテンシリーズ』というものを紹介しましたが、今回紹介するのは『初めてプレイしたペルソナシリーズ』のランキング。前回も伝えましたが、このランキングは“人気がある作品”ではなく、『初めてプレイしたペルソナシリーズ』なので、その時の作品の人気やアンケートに回答した人の年齢などによってかなり上下する面白いランキングとなります。『初めてプレイしたメガテンシリーズ』もそうでしたが、非常に興味深い結果となっています。なお、前回紹介しそびれましたが、この配信番組内では作品のランキングだけではなく、アトラス作品をプレイする人たちの男女比や年齢分布も紹介されていました。これも面白かったので、下記にまとめておきます。
アトラス作品プレイヤー
〈男女比〉
男性 64.0%
女性 32.4%
〈年齢分布〉
10代 10.6%
20代 30.6%
30代 37.1%
40以上 21.7%
男女比はやはり男性の方が多く、年齢分布に関しては30代が最も多いという結果になっています。個人的には1作目からのファンがたくさんいるのでないかということを考えると時代的に40以上が多いかと思ったのですが、私のようにオッサンになってまでゲームしている人が少ないのでしょうか。軽くショックです。では本題に戻り、『初めてプレイしたペルソナシリーズ』のランキングを紹介していきます。番組内では5位までの発表だったので、5位からカウントダウンで紹介します。
5位 ペルソナ4
5位は人気作品の一つ『ペルソナ4』。2008年にプレイステーション2用にリリースされた作品。都会から田舎町へと転校してきた主人公が、目覚めたペルソナ能力使いながら、町で起こった連続殺人事件の解決を目指すRPGとなっています。『ペルソナ3』の基本システムを使用しながら、まったく新しい物語となっています。先日、この『ペルソナ4』の完全版となる『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』が多数の機種でリマスター版が発売すると発表され話題にもなりました。発売日はまだ未定とのこと。『ペルソナ4』はゲーム本編としては初めてアニメ化された作品なので、それで知名度が上がったというのもあるかもしれません。人気作としては低い順位ですが、“初めてプレイした”ということであれば、後で発売された方が下になりやすいですね。
4位 ペルソナ5
4位は10月21日に各機種でリマスター版の発売が予定されている『ペルソナ 5 ザ・ロイヤル』の元となる『ペルソナ5』。当時はプレイステーション3とプレイステーション4で同時に発売されました。これまでのシリーズの要素を引き継ぎつつも、主人公たちは「心の怪盗団」となって、他人の歪んだ欲望が具現化した世界“パレス”から、その歪んだ心を“オタカラ”として盗んで改心させるのがメインのストーリーとなるRPG。ナンバリングとしては最新作で、海外でもかなり売れたので、今回は海外の票も多くはいっているためか、1作前の『ペルソナ4』よりも上となりました。
3位 ペルソナ3
3位は現在も続くシリーズの基本システムを作り上げた『ペルソナ3』。リメイク希望では1位の作品でした。主人公は特別課外活動部となって、学校生活を送りながら、深夜0時に訪れる隠された時間帯“影時間”に“シャドウ”と呼ばれる謎の敵と戦っていくのがメインとなるRPG。それまでの『ペルソナ』シリーズの割とダークな雰囲気から、音楽やインターフェイスに至るまでポップでおしゃれな感じで制作され、一気に人気作品となりました。私個人が『初めてプレイしたペルソナシリーズ』は第1作目だったのですが、当時難しすぎて途中でやめてしまい、その後プレイしたのがこの『ペルソナ3』。『ペルソナ3』は3周しました。その後、改めて1作目をプレイしたらクリアできましたので、シリーズの緩和剤としても優れた作品だったかもしれません。
2位 ペルソナ3 ポータブル
2位は3位の『ペルソナ3』をPSP版で発売した『ペルソナ3 ポータブル』。携帯機で手軽にというのでプレイした人が多かったのかもしれませんね。この『ペルソナ3 ポータブル』は単なる移植ではなく、主人公を男性か女性かを選べるようになり、大きなストーリーには変更はないものの、要所要所で新規としてイベントが追加されています。他にもマップ間の移動をお手軽にしたり、システム面を見直すなど、結構別物になって発売されました。『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』同様に多数の機種でリマスター版が発売すると発表され話題にもなりました。
1位 女神異聞録ペルソナ
そして1位は元祖である1作目、『女神異聞録ペルソナ』。このタイトルの『女神異聞録』は『ペルソナ2』以降では外されています。メガテンシリーズの外伝的な作品の1作目にこの『女神異聞録』というのがタイトルにつくようで、他にも『女神異聞録デビルサバイバー』という作品でも使用されています。メガテンシリーズの派生なので、敵として出現するのは悪魔で、悪魔との会話交渉や悪魔合体の存在、魔法・アイテム名などメガテンシリーズの基本はこの1作目にはまだ色濃く残っています。それまでのメガテンシリーズは、仲間にした悪魔をパーティーメンバーにして戦闘していましたが、この作品で初めて「ペルソナ」という主人公達の特殊能力になりました。ゲームのベースとなるダンジョン探索は、『ウィザードリィシリーズ』や今でいう『世界樹の迷宮シリーズ』のような一人称視点のダンジョンRPGになっています。そしてエンカウントして戦闘になると、三人称視点になります。『ペルソナ3』の所でも伝えましたが当時、このゲームが私にとって『初めてプレイしたペルソナシリーズ』がこの作品。とにかく難しかった思い出があります。『初めてプレイしたメガテンシリーズ』でもそうでしたが、やはり元祖1作目が1位ということは、古くからファンに支えられているシリーズということがわかります。
ペルソナ2がない理由
さて、「リメイク希望作品のランキング」で『ペルソナ3』で同率1位になった『ペルソナ2罪』、『ペルソナ2罰』がランクインされない理由は、番組内でも言っていましたが、この時代の人は『女神異聞録ペルソナ』を初めてプレイして、そのまま『ペルソナ2』をプレイしているからだと思います。このランキングが面白いのはこのように人気作だからランクインされないという所ですね。非常に面白いランキングでした。
3回に分けて今回紹介したアトラスのアンケート調査開票番組。新作発表はないという告知でテンション下がっていましたが、思いの他面白かったのと、続報が一切なかった『Re Fantasy』もまだ進行中との報告もあったので、非常に満足できる作品でした。
今回は以上です。
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