『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の物語のネタバレを紹介していきます。プレイする予定の人やネタバレがいやな人はブラウザバックを推奨します。
目次
ハイラル城へ
100年間に及ぶ因縁に決着をつけるため、すべての準備を終えたリンクはついにハイラル城へ乗り込みました。目指すは厄災ガノンがいてゼルダが今も封印している城の本丸。かつて見慣れたはずの城は、これまでに開放してきた神獣と同じく、ガノンの怨念の一部である黒いモヤで覆われ、見る影もありませんでした。そしてリンクの行く手を多くの魔物達が阻みます。これまで戦ってきた魔物の中でも特に手強い種族や、ガノンに操られている無数のガーディアンに阻まれ、リンクは思うように先に進めません。しかし、マスターソードの力やこれまでに培ってきた自らの強さによって、少しずつ、少しずつ先へと進みます。
そしてついに本丸の目の前までたどり着いたとき、かすかな声が耳に届きました。「リンク・・・リンク・・・私の力ではもう・・・」その瞬間、本丸内にあった核のような物から光が漏れて、核が弾け中からおぞましい化け物が現れました。厄災ガノンです。厄災ガノンはこれまでリンクが倒したカースガノンたちすべての武器と能力を持っている化け物でした。落ちてきたガノンで本丸の床が抜け、ガノンとリンクは本丸の地下へと落ちていきました。
厄災ガノン
パラセールで降りてくるリンクをガノンは待ち受けていました。いよいよ決着の時です。
するとその瞬間、聴き馴染んだ声たちが聞こえてきました。「言っとくけど君のためじゃないよ?僕はガノンに借りを返したいだけだからね!」リーバルの声とともに、神獣ヴァ・メドーから強力なビームがハイラル城に向け放たれます。「これが私の最後の力・・・負けないで!」ミファーの声とともに神獣ヴァ・ルッタからもビームが放たれます。「行くぜ相棒!さあこいつを喰らいな、ガノン!」ダルケルの声とともに神獣ヴァ・ルーダニアが、そして「派手に行くとしようかね!御ひい様!もうちょっとの辛抱だよ!」ウルボザの声とともに神獣ヴァ・ナボリスからもビームが放たれ、4筋の光が合わさり、本丸からガノンに向けて落ちていきました。
強力な攻撃に苦しむガノン。そしてリンクはマスターソードを抜きます。これまで戦ったカースガノンたちの能力を持つガノンは、四神獣の攻撃を受け、ダメージを負っているにもかかわらず、リンクを追い詰めるほど手強い。すべての能力を駆使しリンクを苦しめます。しかし、リンクもこれまでの経験で培った技や能力を駆使し、これに対応します。一進一退の戦いが続く中で、ガノンはこれまでの動きを変え、自分の体にバリアを張り、リンクの攻撃を無効化してきました。頼みのマスターソードであってもダメージが通らなくなり、危機に追いやられてしまいます。そしてリンクを追い詰めたガノンは、これまでのカースガノンやガーディアンが使用していた強力なビームを打とうとエネルギーを充填し始めました。ここが勝機でした。ビームを放ったガノンに目掛けて、リンクは盾でビームを弾き返しました。するとガノンは自らのビームを受け、その場に倒れました。その瞬間、バリアは解除されリンクはガノンの頭に、止めの一撃を振り下ろしました。
魔獣ガノン
ガノンは断末魔をあげ、身体中から黒いモヤを飛び散らせながら消滅しました。しかし、ガノンから放たれていた黒いモヤがすべて上昇していき、城の外へと飛んでいきます。なすすべもなくその様子を見ていたリンクでしたが、次の瞬間、リンクの体も光輝き始め、黒いモヤとともに城の外へ流れていきました。
そこはハイラル平原でした。リンクが降り立った場所には馬が準備され、そして黒いモヤがより大きな存在へと形を変えていきました。そして再びゼルダの声が聞こえます。「遥か古代に生まれ、幾度滅ぼされようとも復活を繰り返す憎悪と怨念の権化。復活を諦めない妄念から暴走した姿。世に放てば100年前を超える悲劇となるでしょう。」そしてその黒いモヤは巨大な魔獣ガノンへとなって再びリンクに襲いかかりました。
すると空から光り輝く弓矢が降りてきました。ゼルダは魔を打ち払う「光の弓矢」といいます。リンクは光の弓矢を手にしました。それと同時に魔獣ガノンはどす黒い炎を口から吐き出します。あまりに広い攻撃範囲にリンクは用意されていた馬にのって何とかその攻撃を避けました。すると未だ姿を現さないゼルダの声がします。ゼルダはガノンの怨念を抑えるといいます。その瞬間に現れる光の輪をリンクに射抜いてほしいといいます。すると宣言通り、ガノンの体にいくつか光の輪が浮かびました。リンクは馬の乗りながら、その光の輪を光の弓矢で射抜いていきます。射抜いた瞬間、確実にダメージを受けるガノン。その攻撃をしばらく続けていましたが、ゼルダの力が保たなくなってきました。弱っているガノンを前に諦めかけたその時、魔獣ガノンの頭からガノンのコアが出現しました。「リンク・・・貴方に全てを託します!」ゼルダの声とともに、頭部に現れたコアを光の弓矢で射抜きました。
その瞬間、ガノンの中から一筋に光が登っていきました。その姿はまさしくゼルダ姫。ゼルダはガノンの体内でこれまでガノンを抑えていたのです。再び黒いモヤとなって飛び上がるガノン。しかし、ゼルダが放つ強大な封印の光に飲み込まれ、そして一瞬でその光は縮小し、そのまま消えていきました。
ゼルダとの再会
これまで暗闇に包まれていたハイラル城の空が晴れていきます。空は元の通り青く輝き、太陽の光が降り注ぎます。「私はずっと信じていました。あなたが必ず厄災ガノンを打ち倒してくれると。ありがとう、リンク。ハイラルの勇者・・・私を覚えていますか?」そう言いながらゼルダは微笑みました。100年の時を超え、二人はようやく再会を果たしたのでした。そしてハイラル城の上からはハイラル王とミファー、ダルケル、リーバル、ウルボザ4英傑の魂が、二人のことを見つめ、そして消えていきました。
それからしばらくして、ゼルダとリンクは厄災の脅威が去ったあとのハイラルの復興のため、その日も働いていました。ゼルダはこの国の人々ならきっと昔より素晴らしいハイラルを造ることができる・・・そう言います。そしてゾーラの里へ向かうと言い、歩き始めた時、ゼルダは一度立ち止まりました。「またその剣の声が聞こえなくなりました。私の力は100年の封印で枯れ果てたのかもしれません。」少し寂しそうに話していたゼルダでしたが「でも私、もう平気です。」そう言うと心からリンクに笑いかけました。そんな二人の少し離れた所で「姫しずか」の花がひっそりと風に揺れていました。
こうして『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は幕を閉じます。
この異常に長い文章を、すべて読んでくださった人、もしそんな人がいたら、心から感謝いたします。ありがとうございました。ゲームの面白さも魅力ですが、私はこの『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の物語が大好きです。もし、続編をプレイしたい人がいたり、どんな物語か気になっている人がいて、今回のこのネタバレストーリーが参考になってくれたら、非常にうれしく思います。
長文お付き合いいただき、ありがとうございました。
今回は以上です。
コメント