プレイしてみれば?『隠れた名作ゲームといえば?』ランキング発表!

サブカル

ゲームを中心に様々なメディアの情報を扱っているサイト「インサイド」にて、「隠れた名作ゲームといえば?」というアンケートを実施し、その結果が発表されました。



目次

『隠れた名作ゲームといえば?』ランキング

ゲームをプレイする人なら、感じたことがあると思いますが、個人的には非常に面白いのに、売り上げが低い作品というのがあります。現在では様々なサイトでレビューなどされているので、買う前に調べるというのが容易になりましたが、昔はそんなこともなく、店頭で面白そうだと思い、購入しプレイしてみるとクソゲーだったという経験がありました。そうゆう経験をしてしまうと、大手のゲームメーカーの作品やメディアなどで大きく取り上げられている作品以外はなかなか手が出にくくなります。そんな中で今回、ゲームの情報をメインに扱っているサイト「インサイド」で、「隠れた名作ゲームといえば?」というアンケートを実施された模様。売り上げは良くなくても名作だったり、人に知られてないけど面白い作品。そんな「隠れた名作ゲーム」の上位5位をカウントダウンで紹介します。

 

5位『Bendy and the Ink Machine』

5位は完全に私が知らなかった作品。海外のTheMeatly Gamesが開発したという一人称視点のサバイバルホラーアドベンチャーゲーム『Bendy and the Ink Machine』。2017年2月にPCで第1章がリリースされて、1章ごとに配信されていた変わった展開をした作品。元アニメーターの主人公Henryは、古い友人から1通の手紙をもらい、数十年ぶりにアニメスタジオに訪れます。建物に足を踏み入れると、インクで出来た怪物に襲われます。Henryはステルスや仕掛けを解きつつ出口を探していくという内容。
海外版ではあるものの、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchにて全5章を含んだComplete Editionが発売中とのこと。セピアのカートゥーン調のゲーム画面で、他にはない独特な雰囲気ですね。この独特な世界観の中で、一人称視点で探索していくゲームのようです。私は今回初めて知ったのですが、本当にこれは隠れた名作なのかもしれませんね。

 

4位 『スターラスター』

懐かしい・・・。初代ファミリーコンピュータで当時のナムコ(現在はバンダイナムコ)から発売された一人称視点の3Dシューティング『スターラスター』が4位です。当時私も友人に借りてプレイしましたが、何をどうづれば良いかわからず、少ししかプレイしないで、すぐに返してしまった記憶があります。でも、この時代で4位にランキングするぐらいなので、ちゃんとプレイすると面白い作品なのかもしれません。今では珍しくなくなった一人称視点のゲームですが、初代ファミリーコンピュータが発売していた当時にはほとんどありませんでした。ちょっと形式は違いますが、今のFPSの元祖になったゲームなのかもしれませんね。

 

3位 『マブラヴ』シリーズ

以前アニメ化の際に当サイトでもその内容について紹介した『マブラヴ』シリーズが3位。隠れた名作かというと微妙な感じもしますが、知らない人も多い作品なのでランクインしたのでしょう。この作品はテキストアドベンチャーなので、その物語が評価されているのですが、プレイするのに敷居が少し高いのが難点。肝となる物語をプレイするまで、いわゆるギャルゲーで条件をクリアしなくてはならないので、ダメな人はそこでやめてしまうかもしれません。でもその先にある絶望的な物語は、他にも類をみない物語。そして1作目の『マブラヴ』のあとのアニメ化もされている『マブラヴ オルタネイティヴ』の方がファンには好評です。でも元の『マブラヴ』の物語を知ってないと『マブラヴ オルタネイティヴ』の良さもでないので、軽い気持ちでプレイするにはやはり敷居が高いと言わざるを得ませんね。元のギャルゲーとしての雰囲気の「EXTRA編」からまるで雰囲気の違うシナリオである「UNLIMITED編」が登場するという所は、違う意味で「隠れた名作」となっていますね。

 

2位 『ライブ・ア・ライブ』

2位は1994年にスーパーファミコンで当時のスクエア(現在のスクエアエニックス)から発売されたRPG『ライブ・ア・ライブ』。現在もコアなファンが多い作品として有名で、2022年7月にはHD-2Dとしてリメイク版がNintendo Switchで発売される予定です。シナリオ進行が特殊な作品で、原始編、幕末編、功夫編、西部編、現代編、近未来編、SF編という7つの舞台で、それぞれの主人公を操作し、物語を進めていく作品です。この7つのシナリオはそれぞれ独立していて、プレイする順序はプレイヤーが決めることができます。キャラクターや物語だけでなく、バトルや物語の仕掛けなど、全体のゲームデザインが好評な作品となっています。

 

1位 『シャドウハーツ』シリーズ

2001年にPS2で発売された『シャドウハーツ』シリーズが堂々の1位。以前、当ブログでも「PS2でしかプレイできないオススメゲーム!」という記事で紹介しました。私はこの作品が大好きです。ゲームとしては基本的に普通のRPGではあるのですが、物語は明るい雰囲気を保ちつつも、メインとなるストーリーはダークな感じ。そして特徴的なのが戦闘システムで、「ジャンジメントリング」というシステムが使われ、リング内を時計回りに回転するバーが一周するまでの間に、「ヒットエリア」という範囲内にバーがある時にタイミングよくボタンを押すことで行動を成功させることができるシステム。「ヒットエリア」より狭い「クリティカルエリア」内でボタンを押すことで、通常よりも強力な攻撃ができたりします。また敵の状態異常は、この「ジャンジメントリング」の「ヒットエリア」を狭くしたり、見えなくさせたりと、こちらも独自な味を出しています。『シャドウハーツ』は1作目と2作目が完全な続編となっていて、3作目となった『シャドウハーツ フロム・ザ・ニューワールド』では、主人公も舞台も一新されています。1作目をプレイしてからの2作目のストーリーが非常に味わい深く、大体のプレイヤーはラストに衝撃を受けたと思います。「隠れた名作ゲーム」の1位なのは非常に嬉しいですね。

 

最後に個人的な「隠れた名作ゲーム」

さて今回の話題にぴったりだと思っていたゲームがあったので、少し紹介します。まだプレイ中なので、ちゃんとしたレビューは改めてするとして、とりあえず
「隠れた名作ゲーム」として紹介したいタイトルが、『幻影異聞録♯FE Encore(シャープエフイー アンコール)』という作品です。この作品はもともとタイトルに「Encore」がついていない『幻影異聞録♯FE』というタイトルで任天堂ハード「Wii U」で発売した作品です。なんとこのタイトルは『真・女神転生』シリーズや『ペルソナ』シリーズで有名なアトラスと任天堂の超人気シミュレーションRPGの『ファイアーエムブレム』がコラボした完全新作RPGでした。アトラス作品っぽく、現代が舞台となっていて、わかりやすくいうと『ペルソナ』シリーズでいえば、主人公たちがペルソナを召喚する代わりに、『ファイアーエムブレム』のキャラクターを召喚するというような内容。そのスペシャルコラボなゲームがNintendo Switch用に移植版されたのが『幻影異聞録♯FE Encore』となったわけです。

「Wii U」が当時あまり普及していなかったことと、絵柄や雰囲気が通常のアトラス作品と違っていて、さらに物語も芸能界をメインしたものなので、『ペルソナ』や『ファイアーエムブレム』などの本来のファンたちも敬遠されていた本作。私もそうでした。しかし、プレイしてみるとそんなイメージなんか吹っ飛ぶほど、がっつりアトラスゲー。アトラスらしく弱点を突く戦闘なのですが、『ペルソナ』のような1moreバトルでもなく、メガテンのようなプレスターンでもなく、弱点を突くとパーティーメンバーが追撃してくれるというもの。メガテンでいえば、『ストレンジジャーニー』に近い戦闘システムです。で、この弱点をついた追撃は、こちらだけではなく、敵もやってくるため、あっという間にキャラが力尽きてしまう場面が結構あります。スキル名も「アギ」や「ブフ」などアトラス作品の名称そのままです。まだクリアしてないので、物語などの総評はできませんが、現時点ですごく面白い作品。なのに売り上げはあまりよろしくなかったとのこと。まさに今回のランキングにぴったりだったので、今回紹介させていただきました。クリア後のレビューはまた今度。

今回のランキングで『シャドウハーツ』シリーズが1位になったのはうれしいですね。いろんな時代のいろんなジャンルのゲームがランキングされていて、非常に興味深い結果だと感じました。

今回は以上です。

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