『真・女神転生Ⅳ』のネタバレ!ストーリー紹介 PART8 最終回

サブカル

2013年にニンテンドー3DSで発売された『真・女神転生Ⅳ』のネタバレストーリーを紹介しています。非常に長い物語なので、何度かに分けて更新していきます。基本的に順次公開していきますが、途中別の記事などが挟まってくる可能性もありますので、予めご了承ください。1つ前と続きに関してはリンクを貼るなどして、なるべく読みやすくしていこうと思っています。長いので移動時間や暇な時に呼んでください。今回は前回の続きであり、さらに最終回となっています。

なお、メガテンシリーズはロウ・カオス・ニュートラル(そうじゃない場合もあります。)でストーリーが変わるのですが、今回は一番ポピュラーなニュートラルの物語を紹介します。

目次

真・女神転生Ⅳネタバレストーリー Part8

人外ハンターのチャンピオン

どのようにして、聖杯に希望を集めればいいか考えてながら、フリンとイザボーはハンター協会の酒場に寄りました。すると酒場はハンターたちで何か盛り上がっていました。酒場のマスターに話を聞くと人外ハンター協会はクエストをこなすハンターのランキング方式を変更し、総合ランキングで、人外ハンターのチャンピオンを決めようとしていたのです。説明をし終わった酒場のマスターは、フリン達に「お前らは上から来たんだろう?アウェーがチャンピオンになったら、盛り上がり、みんなの希望の星(ヒーロー)になることは間違いなしだぜ?」というフリンとイザボーに伝えます。フリンとイザボーはこのイベントを使えば、聖杯に希望を集められるのではないかと思いました。そうしてフリンとイザボーは、東京中の人外ハンター協会の酒場で受注できるクエストというクエストを受け、その依頼を次々とこなし続けていきました。東京中を駆けずり回って、悪魔を倒したり素材を集めたりと、数々の依頼を終え続けました。

クエストをこなし続けていたある時、酒場の掲示板にランキングが表示されました。なんとフリンが1位。ようやくフリンは人外ハンターのチャンピオンになることができました。すると他のハンターや東京の住人たちがフリンに声をかけてきます。フリンの活躍に希望がわいたというもの、フリンを応援しているというもの、ただ単にフリンのファンになったというものもいました。そんな彼らの声を聞いていると、聖杯に光が湧きだし形を成していきました。フリンに希望を感じた人々の思いが集まり、ついにマサカドの言っていた大魂ができたのでした。


フリンとイザボーは再びマサカドの所へ行き、大魂を渡しました。ついにマサカドが復活するかに思えましたが、『2つの思いが我を邪魔立てしている。』とマサカドは言います。2つの思いとは『善意の大魂』と『悪意の大魂』『善意の大魂』は天使を統べる神の戦車へ化身し、『悪意の大魂』は悪魔を統べる悪魔王へと化身したと言います。それは全面戦争をしようとしている天使と悪魔それぞれと思いでした。このままでは、東京を元に戻すことができません。フリンは『善意の大魂』と『悪意の大魂』の元へと向かい、それぞれを打ち倒さなければならなくなりました。

プルガトリウム

まずは天井がなくなると、東のミカド国がなくなってしまうので、東のミカド国の民を救うべく、フリンたちは、『善意の大魂』を討つため、スカイツリーを登り、ナラクから東のミカド国を目指しました。しかし、ナラクは結界が張られ、『プルガトリウム』という空間に変わっていました。中に入ると次々と天使たちが襲いかかってきました。

AIのバロウズでさえも「同じことしか言わない、まるで機械みたい」というくらい、感情もなく同じ言葉しか話さない天使たちを倒していくフリン。今回の結界はこれまでと違い、いろんな空間に飛ばされ、目的地がわからなくなるほど複雑でした。しかし、それでも天使を倒し続け、先へ、東のミカド国へと進んでいくフリン。そしてついに最後の扉をくぐった時に声が聞こえました。

「やはりフリンも可能性の世界から戻っていたのだね。ここに来たということは僕の善意ある秩序を乱すつもりかい?」その声はヨナタンの声でした。「やはりゲスな生まれの人間なのだな。」もはや完全に思いを違えてしまったかつての友の声。

しかしその姿は違いました。ヨナタンはあの4大天使と融合を果たし、神の戦車、熾天使メルカバーへと変わり果ててしました。フリンはもはや言葉が通じなくなったヨナタンと戦う事になりました。神の戦車、熾天使メルカバーの攻撃は激しく、これまでの敵とは比べ物になりませんでした。それでもフリンとイザボー、そしてそれぞれの仲魔たちと力を合わせメルカバーを倒します。

しかし、メルカバーはその姿を変え再度攻撃してきました。その姿は元の4大天使を色濃く残した姿でした。戦いは続きましたが、明確な目的を持ったイザボーの力もこれまでとは違い、フリンとイザボーはようやくメルカバーを打倒しました。

そして光が差し、フリンとイザボーはようやく東のミカド国に帰ってきました。

 

ルシファーパレス

なんとかメルカバーを倒し、無事に東のミカド国へ戻ってきたフリンとイザボー。しかし、『悪意の大魂』である悪魔王ルシファーが残っています。ここでフリンとイザボーは別行動を取ります。フリンは引き続き、『悪意の大魂』である悪魔王ルシファーの討伐に、イザボーは天蓋がなくなったあと大地が消滅してしまう東のミカド国のため、民を全員、東京へ避難させようとします。

フリンは悪魔王のいる場所に検討も付きませんでした。しかし、唯一気がかりだったのが、魔界のゲートを開いた無限発電炉ヤマト。まずは無限発電炉ヤマトのある東京の市ヶ谷駐屯地に向かうことにしました。市ヶ谷駐屯地につくと、かなり強い結界が作られていました。それを頭だけになった状態で同行していたマサカドが消失させます。そして中にはいると、以前までの市ヶ谷駐屯地ではなく、「ルシファーパレス」という空間になっていました。ルシファーパレスは、天使たちのプルガトリウム同様に、非常に複雑になっていました。ここでは、ルシファーの臣下の「ルキフグス」と「ベリアル」がその行く手を塞ぎます。どうやらルシファーはこのルシファーパレスにいるようでした。2体の臣下を下し、このルシファーパレスの最奥部にたどり着きます。


「やっぱりフリンも可能性の世界から戻ってたんだな」聞き覚えのある声がしました。なんと目の前にワルターが現れました。しかし、ワルターは突然苦しみだし、そしてその姿を変えていきます。ルシファーはメルカバーに対抗するため、この世界に受肉するため、ワルターと融合したのでした。

いよいよ最後の戦いが始まります。悪魔の王であるルシファーは、メルカバー同様に強力な攻撃をしかけてきます。しかし、これまでの経験からフリンとフリンの仲魔たちもも強くなりました。たとえ悪魔の王であっても、引くわけにはきませんでした。そしてフリンはルシファーを追い込んでいきます。するとルシファーは本来の姿へと変貌します。

翼を広げた悪魔王らしい姿へと変わったルシファー。その攻撃もメルカバーとは違い、フリンの仲魔たちをガントレットに戻していってしまいます。しかし、フリンは今の東京の人たちに希望を与える存在となっていて、倒れるわけにはいきません。かつてマサカドとともに東京を守り、転生した今も東京を守ろうとしています。フリンはマサカドとともにルシファーを追い詰めていきます。ルシファーが「我とここまで渡り合うか、人の子に希望を魅せただけのことはある」と呟くと、

バロウズが「人間ってホント不思議とね、他人に希望も絶望も与えられる。まるで神様みたい。」と話だしました。その言葉を聞いたフリンはふと、バロウズにあの東京の女神の面影を重ねますした。そして渾身の力で、最後の一太刀をルシファーに浴びせました。崩れ消えていくルシファー。フリンはなんとかルシファーを打倒しました。

ルシファーを倒すと、ルシファーパレスの結界が解け、そこは無限発電炉ヤマトのある部屋でした。無限発電炉ヤマトの前には大きな塊がありました。それはまさしく『悪意の大魂』でした。すると、ガントレットにイザボーから通信が入りました。イザボーたち東のミカド国の民は、サムライ頭のホープや、修道院のあのウーゴ先導のもと、もうすぐ新宿に着くといいます。フリンは『悪意の大魂』を手にし、新宿にあるフロリダに向かいました。

東京の女神の復活

フロリダには東のミカド国の仲間や知り合いにあふれていました。そしてイザボーと再会したフリンは、そのまま銀座のマサカドの元へ向かいました。

銀座に着くとマサカドは『善意の大魂』と『悪意の大魂』飲み込みました。ついにマサカドの体が戻るとともに、東京の天蓋が徐々に崩れていきます。

そして東京には、マサカドの復活とともに25年ぶりに太陽の光が注ぎました。

眩しくて目を塞いだフリン。ふと目を開けるといつの間にか海辺にいました。そこはかつて夢の中で少女「東京の女神」に蘇らせてくれるようにお願いをされたあの場所でした。そして目の前にはあの少女が立っていました。その姿は大人の姿に変わり、東京の女神はフリンに皆が戻ってきたと告げます。そして東京もかつてのように元通りになるだろうとも告げました。その姿はやはりどこかバロウズを思わせる姿でした。

そして東京の女神が一言「ありがとう」とフリンにお礼を告げ、
『真 女神転生4』の物語は幕を閉じます。

非常に長いストーリーを最後まで読んでくださった方ありがとうございます。今回は一番良いと思われるニュートラルルートのネタバレストーリーの紹介となりました。実際にはロウルートとカオスルートも存在し、そちらを見なければわからない描写などもありました。今回は話をまとめる都合上、一部そういった分も混ぜています。あと実際ゲームでは語られていない曖昧な部分も、ちょっと個人的な見解もまぜています。いつになるかはわかりませんが、ロウルートやカオスルートもラストだけご紹介できればと思っています。

当初ゲームをプレイし始めた時の予想とは大きく変わるスケールの大きいこの物語に私は非常に感動し、今ではプレイしづらい3DSのみのソフトなので、『V』が発売する前に多くの人に知っていただければと思い今回はストーリーを紹介させていただきました。

長い間読んでいただいた方、ありがとうございました。

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