ネタバレ注意!!『ザンキゼロ』のストーリーを完全紹介Part7 色欲

サブカル

前回の続きです。

ネタバレ注意!!『ザンキゼロ』のストーリーを完全紹介Part6 嫉妬
ザンキゼロ』は『ダンガンロンパシリーズ』のスタッフが制作した作品で、『ダンガンロンパ』同様の非常にストーリーが魅力的な作品です。ゲーム性部分が合わなかった人のため、今回はこの『ザンキゼロ』のストーリーを何回かにわけてご紹介します。今回はPar6リョウの物語です。

ゲーム『ザンキゼロ』のストーリーを紹介しています。今回はPart7。リンコが主人公の物語です。
ここからはリンコ視点で物語が進みます。

思いっきりネタバレとなるので注意してください。

目次

『ザンキゼロ』のあらすじ Part7 色欲

リンコは昔サチカを殺したのがハルトだと確信しました。それからなるべくハルトを避けるように過ごしていました。その様子が顔にでていたようで、なぜハルトを避けるのかみんなに聞かれるリンコ。そんなリンコを見てリョウが大丈夫か声をかけてきました。リョウはハルトを見る限り、問題ないのではないかと言います。少し似ていただけで、サチカを殺したのがハルトと決めつけるのはやめた方がいいと言います。リンコもまだ断定はせず、次の廃墟がきて、誰かの過去が暴かれれば、それがヒントとなってハルトが犯人だと断定できるのではないか・・・。とリンコが思っていると、エクステンドTVが流れ始めました。

全員の思い出

今度の廃墟はメンバーたちの母校、皆陽学園。皆陽学園では昔悲しい事件があったと、ショウとミライが言います。そしてこの皆陽学園でエクステンドマシンのパーツは最後だと言います。行ってみると、エクステンドTVで言っていた通り、皆陽学園の廃墟がありました。廃墟を目の前にしたメンバーたちは、この学校に通っていた事をそれぞれ思い出します。しかし、サチカだけは覚えてないようでした。

 

皆陽学園

廃墟、つまり母校の昇降口から侵入するメンバーたち。すると各々が当時の記憶を思い出していきます。みんな当時の記憶を話す中で、ハルトが全員がこの学校に通っていたという事は、1人が嘘をついているという事を確認します。この時点で全員が当時のガレージキッドは7人だったと認識していて、現在メンバーは8人。全員の記憶によるとサチカがメンバーの1人だと確定しているので、残り6人はサチカ以外の誰か。つまり1人多いという状況に間違いはありません。その事実をハルトは全員に認識され、廃墟を探索しようと言いました。

学校内を探索中に、この学校のパンフレットを見つけます。この学校は小中高と一貫している学校であった事がわかりますが、どのメンバーも小学校の時しか、この学校に通っていませんでした。その理由はやはり、エクステンドTVが言っていた悲しい事件が関係しているからかもしれない、そしてそれはおそらくサチカが殺された事件のことではないかと、メンバーたちは予想します。

攻略ビデオ

そしていつもと同じように攻略ビデオが流れます。ビデオはリンコに関するものでした。“色欲”というタイトルのそのビデオは中学生のリンコがイジメられていて、その事を先生に相談に行くと、リンコは先生に関係を迫られ、それを受け入れるという内容でした。

この内容を見たメンバーがリンコに気を使います。リンコも結構ダメージを受けていましたが、いつもの攻略ビデオとの違いに気づきます。流されたのは現在探索中の小学校の内容ではなく、中学校の時のビデオ。この廃墟とは関係がない事に気付きます。これまではビデオの内容と廃墟は関係がありましたが、今回は違いました。

色欲

さらに攻略ビデオの続きが流れます。リンコは高校生になって彼氏ができた様子でしたが、中学生の頃にリンコが先生とホテルに入っていく写真を突きつけられ、別れを切り出されてしまします。

その後、彼氏と別れてすぐに、別の同級生の男から声をかけられ、告白されます。リンコは味方が欲しくて、体目的であったとしても、自分を求めてくる限り、その人は自分の味方でいてくれるという理由から、彼の要求を聞き入れます。

今回の攻略ビデオはここで終了となりました。

ハルトへの疑惑

さすがにビデオの内容を見たメンバーは、リンコになんて声をかければいいか困っていましたが、リンコはやや開き直ったように、探索に力を注ぎます。そしてしばらくするとマモルが、連続殺人事件の新聞をまとめたスクラップ集を発見します。内容を確認するメンバーたち。この事件は通称“ロンドン橋さつ人事件”と呼ばれていたようで、犯人の名前は黒崎ヨウスケ。おそらくは度々メンバーを追ってきたあのクリーチャー「クロスケ」の生成元となった人間だと思われます。そして容疑者の顔写真を見つけます。その写真には日暮ハルトが写っていました。

『やっぱり日暮さんだったんですね』とハルトに詰め寄るリンコ。自分はもっと前に思い出していて確証が欲しかっただけと言います。ハルトは自分ではないと弁明します。するとリンコはリョウもハルトだと思い出していたと伝えます。そしてマモルも同じ記憶があると言い、ハルトが黒崎ヨウスケであった事が決定的になってきました。それでも違うと反論するハルト。すでに黒崎ヨウスケとまでリンコに呼ばれた時、サチカが泣きだします。なぜハルトの話をみんな聞かないかとうったえます。それを見ていたミナモも記憶だけだと曖昧だから、断定しない方がいいと言います。わだかまりが残ったままメンバーたちは学校の探索を再開しました。

色欲 特別編

すると終わったはずの攻略ビデオのがまたエクステンドTVから流れてきました。今度はリンコが小学生の頃になります。これまで何度か思い出されてきたリンコがいじめられているところにサチカたちが助けに入るシーン。サチカ、リョウ、マモルと思われる3人がリンコを助けます。

そしてガレージにリンコが招かれ仲間の一員になります。これまで1人だったリンコは仲間ができた事により、その後いじめっ子に対しても言い返すなど、仲間のおかげで勇気を持て、強くなった姿が映し出されていました。


そして実際リンコの記憶でもサチカが助けてくれたシーンを思い出します。あたたかい思い出に浸るリンコ。これでより一層ハルトへの疑惑が強くなりました。そんなハルトはこんなビデオを信じるのかとみんなに問いかけます。残念ながらこれまでのビデオはすべてメンバーたちにとって、いやな記憶であっても内容は事実でした。なので、今回だけ嘘の内容とは考えにくいとみんな言います。

ボスクリーチャ

そしてメンバーたちからハルトに対して疑惑が残ったまま、パーツがあるとされる体育館にたどり着きます。

そこで携帯電話の呼び出し音がしました。目の前には美術室などによくある石像の頭の部分のみがありました。しかし、そこから触手がのび、今回のボスがこの石像の頭であると悟ったメンバーは、戦闘態勢に入ります。
その瞬間、先ほどの携帯電話で呼び出されたらしく、もっと大きなクリーチャが現れます。そしてその姿は学生時代のリンコでした。クリーチャがどのようにして生み出されるかもう知っているメンバー。なのでリンコは、あの頃の自分を倒すと心に誓い、戦いを始めます。

しかし、今回のリンコの姿をしたボスクリーチャはどんなに攻撃ても回復してしまいます。どうやら、先ほどの石像の頭がそうしているようです。まずは先に石像の頭(カレシ)を倒さなければなりません。隠れている石像の頭を見つけ、倒す事に成功します。そしていよいよリンコのクリーチャへ攻撃します。予想通り、回復はしなくなりました。しかし、クリオネを破壊されたボスクリーチャは周りに衝撃波を出してきました。この衝撃波で傷つくも、なんとかリンコのクリーチャを倒しました。

最後のビデオ

そしてようやく最後のパーツを手に入れたメンバー。ほっと一安心していましたが、今回ばかりはこのまま終わりというわけにはいかないようです。ハルトへの疑惑をどうするか。しかし、それはガレキ島に戻ってから話そうという事になり、帰りかけたその時、なんとこのタイミングでエクステンドTVが流れます。

エクステンドTVは、今回で最終回。最後の挨拶としてショウとミライの決めセリフ『人類の!』『明るいミライを!』『テラシマショウ!』の後に最後のビデオが流れます。内容はリンコがガレージッキッドの仲間になったあとの映像が流れます。タイトルはそのままで最後のビデオ。ビデオではある日、ガレージキッド達の前に男が現れるところから始まります。一見、優しそうだった男の手にはナイフがありました。男からゲームの提案がありました。

全員、目をつぶり、一斉に嫌いな子を指差せといいます。そして一番多く指を指された子が、罰ゲームとしてこの男に殺されるといいます。従わなかったり、自分を指さしたりしたらその子も殺すと脅されます。リンコは恐怖に怯えながら目をつぶります。『どうしよう・・・この中じゃあ一番最近友達になった私が指される可能性が高い』『この中で一番指さされる可能性が低いのは・・・サチカちゃんだ』リンコは可能性の低いであろうサチカに指をさします。そして男は皆に目を開けるようにいいます。

その結果はガレージキッド6人はサチカを指さし、サチカはその男を指さしていました。

そして男はサチカを楽しみながら殺しました。これはこれまで各々が思い出してきたシーンの再現でした。ここでビデオ、そしてエクステンドTVは終了しました。

自分たちのしてしまった事、その真相を知ったメンバーはショックを受けます。脅されたとはいえ、自分たちのせいで、サチカが犠牲になってしまいました。そんなみんなの様子を見て泣き出すサチカ。サチカがみんなに謝ります。その姿をみたハルトがサチカが謝ることじゃないと肩に手を置こうとした時、マモルにその手を弾かれます。君にそんなこという資格があるのか!とマモルはハルトを責めます。そしてなんとこのタイミングで、あのロンドン橋の鼻歌が聞こえます。

クロスケ襲来

出口は一箇所、ボスクリーチャとの戦いで疲弊している最悪のタイミングで現れたクロスケ。ビデオと同じようにゲームをしようといいます。マモルはハルトを囮にして、みんなで脱出しようと提案します。しかし、リンコはあの事件を思い出した今だからこそ、同じことはしたくないと強く訴えます。他のメンバーもみんな、クロスケを倒そうと一丸になります。

どうして、今さら・・・そんなことを言うんだ!となぜかマモルが表情を変え、みんなの考えに憤ります。しかし、クロスケはそんなメンバーのやりとりなど気にせず、マモルの背中を貫きます。そしてクロスケは身動きのとれなくなったマモルのペケ字キーを指で撫でました。どうやらペケ字キーがどうゆうものなのか、知っている様子でした。

マモルを人質にとられたまま、1人、また1人と倒されていくメンバー。ついにはマモルも力尽き、リンコとハルト以外全員、ペケ字キーになってしまいました。そしてハルトはリンコにみんなのペケ字キーを集めて脱出しろといいます。その間、ハルトがクロスケを足止めするといいます。
ハルトはリンコに『信じてくれ。必ず君を守るから。』と言います。


その声に記憶が蘇るリンコ。サチカと一緒に助けてくれた3人のうち1人がハルトだったことを思い出します。最悪なタイミングで記憶を取り戻したリンコでしたが、ハルトを信じ、みんなのペケ字キーを集め、なんとか学校から脱出します。

黒幕判明

リンコは5人をエクステンドします。エクステンドされ、子供になったゼンがあと2人がいない理由をリンコに問います。これまでの経緯をみんなに説明します。そしておそらく、嘘をついていたのはハルトではなく、一葉マモルだとリンコは言い、マモルだけエクステンドしていないと伝えます。
残ったメンバーでハルトのペケ字キーを回収しに、再び学校の廃墟に行きます。

体育館にいくと、ハルトが着ていた衣服が落ちていました。おそらくあの後、クロスケに抵抗して、力尽きたと思われます。そしてペケ字キーを拾おうとすると、ハルトのペケ字キーが真っ二つに割れていました。ハルトにお礼も謝ることもできないリンコ。堪えていた涙が一気に溢れてきました。

一葉マモルの正体

一葉マモルはガレージキッドの一員ではありませんでした。小学校で見つけたクロスケに関するスクラップは、裏切り者役をハルトにするためにマモルが用意したと考えられます。ハルトをエクステンドできなくなった状態なので、情報がほしいのと、その真相を確認するため、全会一致の元、マモルをエクステンドします。いつものように振る舞うマモルに、もうすべてわかっていると伝えるメンバーたち。するとマモルはいつもの柔らかい雰囲気は一切なくなり、冷酷に話し始めました。まずマモルがクロスケなのかを疑問については、リンコが『私たちが通っていた学園の保健室の先生が、一葉先生の正体なんです。』と彼女だけが思い出したことをみんなに伝えます。マモルは例の事件の後、PTSDの治療のために、ガレージキッドたちの小学校での記憶を意図的に消されたことを伝えます。
マモルの正体もわかり、このクローン人間に関するすべてについて、いろいろ確認したいことだらけでしたが、今最も優先しなければならないのは、ハルトが復活できるかどうか。マモルの回答は『もう二度とそのペケ字キーから、日暮クンが生き返ることはない』というものでした。泣き出すサチカ。そんなサチカにマモルはサチカ・クローンの君が泣くことないだろうと冷たく接します。そしてマモルはペケ字キーを使用することはできるが、作る技術は自分にはないと言います。完全に落ち込んで、マモルに対して怒りを覚える一同。しかしマモルは『日暮クンを生き返らせる方法がひとつだけある。』 と話します。

Part8 強欲(前編)に続きます

ネタバレ注意!!『ザンキゼロ』のストーリーを完全紹介Part8 強欲(前編)
ザンキゼロ』は『ダンガンロンパシリーズ』のスタッフが制作した作品で、『ダンガンロンパ』同様の非常にストーリーが魅力的な作品です。ゲーム性部分が合わなかった人のため、今回はこの『ザンキゼロ』のストーリーを何回かにわけてご紹介します。今回はPart8マモルの物語の前編です。

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