ゲーム『ザンキゼロ』のストーリーを紹介しています。今回はPart6。リョウが主人公の物語です。
ここからはリョウ視点で物語が進みます。
思いっきりネタバレとなるので注意してください。
目次
『ザンキゼロ』のあらすじ Part6 嫉妬
新しい廃墟がガレキ島についていました。リョウはそれを見つめていました。ガレージにこなかったリョウを探しにハルトがやってきて、新しい廃墟がきていることに驚きます。また誰かに関係する廃墟ではないかと考える二人。リョウは遠巻きに見える廃墟には覚えがないことから、おそらく自分ではないとハルトに伝えます。きっと流れてくるであろうエクステンドTVを見るために、二人ともガレージに向かいました。
次の廃墟
案の定、ガレージに着くとエクステンドTVが流れ、新しい廃墟について伝えます。新しい廃墟の名前はコロモ温泉郷。この温泉には巨大ワニがいて、そのワニが今回はパーツを守っているとショウとミライは伝えます。みんなで早速新しい廃墟へ向かいました。
廃墟につくと、リョウ以外の他のメンバーもこの廃墟には覚えがないといいます。さきほどまで自分と関係ないと思っていたリョウでしたが、廃墟の名前を聞いて思い出したことがるといいます。実はリョウは子供の頃、コロモ温泉郷に住んでいたことがあるそうです。自分でも記憶がなく、あとで知ったことだといいます。
コロモ温泉郷
リョウは児童養護施設出身で、父はリョウと母を捨て、母がリョウを連れて、このコロモ温泉郷に行ったといいます。そしてそこで母親はリョウを捨て、駆け落ちして、新しい男と心中したといいます。あまりの過去を軽く話すリョウに気を使うメンバーたち。しかし、リョウは当時の記憶がなく、今では全く気にしていないといいます。メンバーたちはおそらくリョウの秘密が眠るコロモ温泉郷に向かいました。
見通しのいい温泉ばかりの今回の廃墟でしたが、これまでと同じように、クリーチャはあちこちで出没しています。そんなクリーチャを倒しながら廃墟を探索するメンバーたちへ、いつものように、攻略ビデオが流れはじめます。そしてその内容はやはりリョウについてでした。タイトルは『嫉妬』。
映し出されたのは、幼少の頃のリョウとリョウの母、そしてリョウの父の三人。どうやら父親はリョウの母とは別の女性と結婚しているようです。父親はいつか妻と別れてリョウの母と結婚するということを伝えます。あまりにもちょこまかと動き回るリョウをまるでペットのように紐でつなぐリョウの母。どうやら父のアイディアのようでした。紐で縛られているのが楽しいのか、リョウは喜んでいました。
ある日、リョウの母は父親とデートする時に、家に一人残すリョウが勝手な行動をしないように、以前出かけた時と同じように紐で縛ります。そこでもリョウは喜んでいました。
しかしある日突然、リョウの父親が亡くなってしまいます。父親の希望でリョウを生んだのに、今後どうしていいかわからなくなったリョウの母。その後、二人で暮らすも、リョウを小学校にも通わせず、近所のおばさんに注意を受けるリョウの母。リョウがご飯を買いに外に行った際、そのおばさんにリョウを目撃され、また注意を受けることに。
その状況にリョウの母は激怒し、勝手に動き回るなと怒鳴り、お前はこうしてもらうのが好きだったよね?とリョウを強く縛って、出歩かせないようにしました。
一度ビデオが終ります。ビデオを見ても、リョウは子供の頃の出来事は思い出せないようでした。母が不倫していて、自分がその時にできた子供や、父が亡くなったという事実は、リョウが施設で聞かされてきた内容とは違いました。気遣うメンバーに相変わらず、自分はなんともないというリョウ。逆にシングルマザーということで、自分のトラウマを思い出したハルトにリョウは気を使えるほどでした。違う廃墟で遭遇した経験から、いつまたクロスケが現れるかわからないので、とりあえず、メンバーは先に進むことにしました。
嫉妬
リョウと母は住み込みで働ける旅館にきました。旅館の支配人はリョウと母になにか事情があることを察した上で、この旅館に受け入れてくれたようです。私にできることがあれば 何でも言ってくれという支配人。リョウの母はそんな支配人に惹かれていきます。支配人はリョウの母だけでなく、リョウにも優しくしてくれます。温泉の施設を案内し、川が流れている場所でバブルを回すと、温泉が川にも流れると説明すると、リョウは大はしゃぎでした。そして支配人は自分のことを本当の父親だと思っていいとリョウにいいます。
その後もリョウの親子に親切にしてくれる支配人。母としては二人でデートをしたいのに、いつもリョウを連れてこいと言います。母は自分の誘いには全く乗ってこないで、リョウのことばかりに気をかける支配人に、イライラしています。その内、リョウの母はリョウに嫉妬するようになっていきいました。
実は、支配人が興味のあったのはリョウでした。母とリョウを旅館に受け入れたのも、リョウが目的だったのです。そのうち、母がいない所でもリョウに会うようになる支配人。母はそんなリョウに怒りをぶつけ、泣きながらヒステリックを起こしています。母が大好きなリョウはどうすればいいかわからず『前みたいにこれでしばってよ』と母にいいます。そして母もそれがいいと思いました。
そんな状況を知ってか、支配人は、リョウの母がリョウを虐待していることを指摘します。そしてリョウを置いて出ていくように言われました。支配人はリョウを養子にしたいそうです。リョウの母は支配人の目的がわかってきました。
怒りと嫉妬で追い詰められた母は泣きながらリョウの首を縄でしめようとします。苦しみながらもリョウは『おかあ・・・・さん・・・・・・・なかないで・・・』と声を絞り出します。その言葉で我に返った母は、リョウを置いて出て行きました。リョウはそのまま、意識を失いました。
しばらくしてリョウが目を覚ますと、警察官に保護されます。なぜ警察が来たのかというと、リョウが意識を失っている間に、支配人が胸を刺されてそのまま死亡したとのことでした。そして、犯人であるリョウの母親は裏山で首をつっているのが発見されたのでした。ここでビデオが終了します。
自分の過去を知ったリョウ。それでも自分に記憶がないため、今回のビデオはリョウにあまりダメージは与えていないようでした。ただし、ビデオを見れば見る程、リョウは自分の母がどんな顔だったのか知りたくなり、最後は自分に対しての愛情を感じたリョウは、もしこの廃墟のボスが母だった場合のことを考えると、憂鬱になりました。
ボスクリーチャとの戦い
そしてたどり着いたボスエリアは川のある旅館街。するとワニが川から飛び出してきました。実際はワニのようになったクリオネをかぶったクリーチャです。するとワニは『オジサント・・・アソボ・・・』と声を発しました。『かあちゃんじゃねえ、あいつだ!』リョウが心配していたのは母と戦うこと。今回のボスはどうやら支配人の方でした。
これで迷わず戦えると思った時、サチカがミナモに『あぶない!!』と注意をします。すると川からもう一体ワニのクリーチャが現れました。他にも何体かいるようです。今回のボスは一体ではない・・・。とにかく戦闘態勢入る一同でしたが、ワニのボスクリーチャは、川の中から遠距離で、強力な水の圧力で攻撃してきて、メンバーは危機に陥ります。その時、攻略ビデオでも言っていた、バルブを回すと温泉が川に流れることを思い出したリョウ。川に温泉を流すとその熱湯でワニたちが外に出てきました。こうして一体ずつワニのクリーチャを倒して、最後の5体目のクリーチャを倒し終ります。しかし、肝心なパーツが見当たりませんでした。するとゼンが何体目かのワニを倒した時に、鍵がでてきたといいます。
エクステンドマシンを探して
その鍵はリョウが暮らしていたと思われる旅館の鍵でした。旅館内にはこれまでの廃墟のようにエクステンドマシンが見つかりません。全員で旅館内を探しているとマモルが地下室の入口を発見します。地下室に行くと、ようやくいつものようなエクステンドマシンがありました。そして無事にパーツを手に入れたリョウに向かって、マモルが大丈夫か?とリョウを気遣います。依然として大丈夫と答えるリョウにマモルが声を荒げます。『君のお母さんが人を殺して、自殺したのに大丈夫なのか?』と憤ります。その様子を見ていた他のメンバーはリョウが悪いわけじゃないとマモルをなだめます。それで我に返るマモル。そんなマモルを見て、これまでのメンバーと同じように何かしら心の傷がマモルにもあるのではないかと考えたリョウは、マモルに謝罪しようとしました。その時でした。
クリーチャの正体
おそらくはこれまでの廃墟にあったものと同じように、故障しているのではないかと思われていたエクステンドマシンが大きな音をたてました。そしてその音は止まり静かになると、マシンの中に誰かがいるようでした。自分たち以外にクローン人間がいるのかと思った一同でしたが、中から出てきたのはクリーチャでした。それもいつも戦っているようなクリーチャではなく、まるでクリーチャの出来損ないのようなものでした。そしてそのクリーチャに顔があり、その顔がリョウにそっくりでした。
あまりの出来事に動揺するメンバーたち。するとゼンがユマなら知っているんじゃないかと話を振ります。ユマは以前話した通り、研究についてはよく知らないと答えつつも、ある仮説は立てていたと言います。そして今目の前で起きたことにより、それが確信に変わったと話します。それは以前話していたクローン人間を生成する際に出てしまう廃棄物のこと。あの時は、ガレキ島では廃棄物がでていなかったので、気にもしませんでしたが、ガレキ島のエクステンドマシンはそれぞれ廃墟のエクステンドマシンと繋がっていて、ガレキ島でエクステンドすると、それぞれの廃墟のエクステンドマシンでその廃棄物として、クリーチャが排出されているのだと言います。なのでこれまで戦ってきたクリーチャは自分たちと同じクローンでそのなりそこないだと言います。その証拠に以前、クリオネを移植した際、ガレキ島で失くなったミナモの警察手帳が、廃墟にあったエクステンドマシンの場所で見つかったと言います。そしてそれはボスクリーチャも同様。ユマの母のクリーチャは、母に似てたのではなく、ユマに似てただけだといいます。そして話す言動も自分たちの記憶から、クリーチャたちに伝わっているとこれまで発見したレポートなどから結論をだしました。
ガレキ島に戻って
これまでと違い、攻略ビデオで精神的なダメージもない廃墟で、せっかくパーツを手に入れたものの、最後の事実に誰一人会話することなく、ガレキ島に戻ります。自室に戻ったリョウでしたが、気持ちが落ち着かず、自分を紐で緊縛しようとしていました。そんなリョウの元に、ハルトが訪れます。今回の攻略ビデオで実は精神的に参っているのではないかと、気遣ってきました。大丈夫だというリョウに、何かできることはないかというハルト。それならばとリョウはハルトを縛らせてくれと言います。珍しく応じるハルトにびっくりするリョウ。そして緊縛を開始した際に、ハルトのメガネが外れてしまい、ハルトがメガネをかけ直した時、リョウに一瞬、何かが思い出されました。そしてそれは非常に嫌な予感でした。
リョウが思い出した記憶
その夜、リョウは夢を見ました。その光景は小学生のリンコが他の生徒にイジメられていて、リョウが助けに入りました。
その後、リンコを連れてガレージに行きます。そしてサチカが殺される光景を思い出します。
そしてサチカを殺したのがクロスケで、クロスケはメガネをかけていました。
そこで、目を覚ましたリョウは、もう一度寝れる気がしなかったので、夜中にガレージに行き、ゲームをしようしました。そこにはなんとリンコがいました。リンコが夢に出てきて、夢の内容を話すと、その過去が事実で、リョウもようやく思い出せたということがわかります。そしてリンコはサチカを殺した犯人が誰かもわかったと言います。リョウが『そいつって俺たちのメンバーの中にいたりする?』とリンコに質問するとリンコは『はい、日暮さんです。』と答えます。リョウは嫌な予感が当たってしまいました。
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