新型ニンテンドースイッチ「有機ELモデル」の発売により、転売目的で買い集めていた転売ヤーたちが、その在庫の処分に困っているということが話題になっているようです。今回は在庫処分に困る転売ヤーについてと、これまでお店がとってきた転売対策についてまとめました。
品薄状態になってからは定価販売が当たり前、そればかりか即完売で高値での転売が常態化していたニンテンドースイッチ。最近ではようやく店舗でも普通に販売されるようになり、何よりニンテンドースイッチの新型である「有機ELモデル」が10月8日に発売されることもあり、これまで転売目的で買い集めていた転売ヤーたちが、その在庫の処分に困っているようです。本ブログでもこれまで様々な転売についての記事を扱ってきましたが、ここにきていよいよ転売ヤーたちが報復を受け始めています。ネットでは以下のようなやりとりが話題になっています。
ニンテンドースイッチの限定モデル『モンスターハンターライズスペシャルエディション』を15台をまとめて69万円でメルカリで販売している転売ヤーが、おそらく買うつもりもない人たちが寄ってたかってイジられ遊ばれているようです。あせって出品したようですが、元の定価が税別で38,400円。15台で57万6000円なのですが、それでも利益を取ろうとしている時点で、市場の現状をわかっていないようですね。こうなってくると原価割れで売るしかないのに、なんとかプラスを出そうとしているようです。しかも普通の人は15台もいらないので、まず売れると思えませんね。品薄状態の時に苦しんだユーザーがたくさんいたので、このまま不良在庫を抱えて苦い思いをして、二度と転売なんてことはしないでもらいたいですね。
少し前になりますが、他にもこんなツイートがありました。
これに対しても当たり前ですが、批判殺到していました。こんなツッコミ入れるのもアレですが、スイッチで生活しているのは、任天堂ですからね(笑)。おそらく嘘だと思いますが、これで家族を養っているとしたら人間として終わっていると思います。もはやハイエナにしか見えない転売ヤーたちは、これを期にいなくなってほしいですね。
目次
まだまだ戦いは続く
ポケモンカード、ガンプラ、ニンテンドースイッチ、プレイステーション5など転売ヤーの標的は様々。そんな状況の中、いろいろな量販店で転売対策を行っています。家電量販店の『ノジマ』では、のプレイステーション5の転売防止策として、購入者にプレイステーション5の箱に名前を書かせ、さらに内袋を捨てさせるという対策をしているようです。根本の問題解決にはなりませんが、お店がこうゆう気持ちでいてくれるのは消費者としては非常に嬉しく感じます。これまで本ブログでもいくつか紹介した他の転売対策もあわて紹介します。
「ランナーのカット」
ガンプラ少量ですが入荷しました。
フィギュアライズ ラクス・クライン
MGエクリプスガンダムなど#おもちゃのミッキー#ガンプラ #ガンダム pic.twitter.com/UocCVxwG5b— おもちゃのミッキー (@mickey_shimada) August 19, 2021
名古屋市のおもちゃ屋「おもちゃのミッキー」が、ガンプラを購入する際には「一部ランナーをカットしてもらう」という転売対策を行いました。ガンプラもかなり転売ヤーの標的となっていて、新作が出るたび問題となっていました。プラモデルを組み立てる人は、ランナーカットするのは当たり前なので、購入する際にパーツをカットしても問題ないですが、これを転売するとなると「新品」としては売れなくなるので、転売ヤーはこまるわけですね。個人的には非常にいいアイディアだと思いました。
『Hi-νガンダム』を読めるかどうか
hi νのνが読めなくて
店員が頑張って弾いてるけど転売ヤー外国人BBA
「店長呼んでこい!
あなた外国人差別だ!」とか叫んでて胸糞わるい!
がんばれヨドバシ新宿の店員さん!!#ガンプラ
— ミッコリ・成形色活かし向上委員会 (@mikkori0361) September 10, 2021
全国に支店を多く持つヨドバシカメラさんが、新商品である『RG 1/144 Hi-νガンダム』をちゃんと読めるかどうか、購入者に確認をとり、読めないと販売しないという対策。これも面白いアイディアですが、読める商品だと使えない対策なので、商品が限られますね。『Hi-νガンダム』を読めないガンダムファンはいないと思いますが、そうじゃない人はなんだかわかりませんからね。「ヒヴイ」とか読んでしまうんでしょうか。
シュリンクを破って販売
カードゲーム転売においてわりと良い対策だと思う pic.twitter.com/hSDx8Wq0Ix
— ビーロボカブト (@kabuto_w) July 20, 2021
こちらはポケモンカードの転売対策。ポケモンカードはBOXで購入すると、「SR(スーパーレア)」以上のカードが手に入ることが、以前は確定していたそうです(2021年7月以降は確定ではなくなった)。そのため何箱もまとめ買いして、SR以上のカードを抜き取り、残った未開封のパックを30パック集めて「1BOX」として転売するといったかなり悪質な行為が横行していました。しかし、この対策のようにシュリンクが破られているBOXはレアなカードが入っていない可能性が高く、定価以上の価格では転売しにくくなるのです。ガンプラの時と同様に、この対策にはポケモンカードファンたちから、賞賛の声があがったとのこと。店舗も本当に大変ですね。
今回のニンテンドースイッチのように、素人が軽く手を出すと転売は痛い目を見ます。買う側の我々も転売ヤーから購入しないというのも大事な対策だと思います。
今回は以上です。
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