相変わらずガンプラの転売に絡む話題がつきませんが、今回はあの大手量販店のヨドバシカメラさんが先日発売されたばかりの『RG 1/144 Hi-νガンダム』を購入する際、この商品名を読めるかどうかの確認をして、読めない場合は販売しないという対策をとり話題となっています。
以前、当ブログ内にて名古屋市のおもちゃ屋「おもちゃのミッキー」が、購入する際には「一部ランナーをカットしてもらう」という転売対策を行ったというニュースを取り上げましたが、今回は全国に支店を多く持つヨドバシカメラさんが、新商品である『RG 1/144 Hi-νガンダム』をちゃんと読めるかどうか、購入者に確認をとり、読めないお客さんがこれに憤慨したというツイッターが広まっています。
ヨドバシカメラのRG Hi-νガンダムの列、転売ヤーの連中がことごとく店員さんの質問に答えられず排除されていく。
情けない悪あがきも繰り返すもはね除ける店員さん。
毅然とした態度がカッコいいぞ、店員さん!#ヨドバシカメラ #ガンプラ #転売ヤー最低— 越 知靖 (@juliet3comet) September 10, 2021
hi νのνが読めなくて
店員が頑張って弾いてるけど転売ヤー外国人BBA
「店長呼んでこい!
あなた外国人差別だ!」とか叫んでて胸糞わるい!
がんばれヨドバシ新宿の店員さん!!#ガンプラ
— ミッコリ・成形色活かし向上委員会 (@mikkori0361) September 10, 2021
この商品を欲しい人であれば読めて当たり前。読めないということは、転売目的か、人に頼まれたか。人に頼まれて買いにくる人には多少同情はありますが、今ガンプラの購入は根っからのファンでもなかなかまともに買えない状況が続いているので、自ら買いにこない時点で諦めてもらうしかないですね。それでも転売されているものも多いようで、定価4,950円のこのキットは、高いものだと10,000円で売られてたりしているようです。
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気になる読み方は
ちなみにガンプラに興味のない人向けに説明しますと、この商品の読み方は「ハイニューガンダム」と読みます。というか、読み方を説明するのもはずかしいくらい、ガンプラを好きな人なら当たり前に読める名前です。と、いうかガンプラを好きじゃなくても読める人普通にいるかと思います。ファーストガンダムまではいかないものの、同じくらい有名なガンダムなので、もはや説明がいらないほどの人気がある機体です。
一応説明すると、超人気作品である映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の小説版である『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア―ベルトーチカ・チルドレン』にて、アニメではアムロは「ν(ニュー)ガンダム」に搭乗しますが、小説版ではこの『Hi-νガンダム』のデザインになってます。デザインが違うだけで、基本的には同じ「νガンダム」として描かれていたのですが、そのデザインの格好良さからか、その後発売されるゲームなどで別機体扱いとなって、いつのまにか、「νガンダム」の上位機種という設定へと進化していったのです。もともとの「νガンダム」がかなり人気なのに加え、その上位機種ということで、歴史を重ねながらどんどん人気機種へとなっていたガンダムです。ちなみに小説版のライバル機はこれまた前回転売ヤーの標的となった「ナイチンゲール」です。
広まってくる転売対策
商品名を読ませるという転売対策は、ガンプラに限らず、以前「METAL BUILD エヴァンゲリオン2号機」の販売でも、京都のヨドバシカメラさんで行われた転売対策です。この人気フィギュア「METAL BUILDシリーズ 」は非常に造形やギミックに凝っていて、定価が元から高いシリーズです。高くで私もこのシリーズはまだ購入したことないのですが、この当時発売した「METAL BUILD エヴァンゲリオン2号機」の定価は24,200円。元値が高い分、転売価格もガンプラとは比べものにならないほど、法外な金額でした。一例としてあげるとアマゾンにて41,260円ほどで販売されていました。この時は主に中国人が多かったようです。なのでその対策として商品名を読めるかどうかという対策を行いました。他にも前回紹介したランナーカットや、ガンプラではなくポケモンのカードを販売する際に、ポケモンに関するクイズを出したりと、小売店がいろいろなアイデアで対策してくれているのは、非常にありがたいですね。完全に防げないにしろ、お店もユーザーと同じ気持ちなのだという所に好感がもてます。
RGじゃなくても
今回話題となった『RG 1/144 Hi-νガンダム』は1/144スケールの最高峰ブランドの「RG(リアルグレード)」として発売されました。「RG」はリアルグレードという名前の通り、その機体が実際に存在したら、どんな感じになるかという独自のアレンジを加えたシリーズです。可動やディテールはもちろんのこと、本来ならば同じ色で再現するパーツも、パネルライン越しに色を2段階に分けていたりする(例えば白いパーツなら、白と薄いグレー)のが特徴です。なので必然的にパーツ数は増え、同時に価格も高くなっています。もし『1/144 Hi-νガンダム』だけが欲しい人は、この最新アイテム『RG 1/144 Hi-νガンダム』ではなくても、すでに「HGUC」で発売済みです。もちろん、「RG」の方が豪華ですし、ギミックなども「HGUC」とは比べものにならないのですが、「RG」は独自のアレンジが割りと強めなので、『Hi-νガンダム』が好きという人は、この転売の餌食となっている「RG」ではなく、価格も安く、出来もいい『HGUC 1/144 Hi-νガンダム』を狙ってみるのも手ですね。『Hi-νガンダム』は人気モビルスーツなので、「HGUC」だけでなく1/100の「MG」にもなっているので、選択の幅は広いです。もっと言ってしまうと、慌てて買わなくても、ライバル機の「ナイチンゲール」のように再販もかかりますので、できる限り転売ヤーからは買わないようにしましょう。
前回紹介した「一部ランナーをカットしてもらう」という転売対策も素晴らしかったですが、今回の「名前を読めるか?」というのもいいアイデアですね。ただ今回は知らない人には読みにくい名前でしたが、毎回そうとは限りませんので、まだまだ転売防止の対策のアイデアの模索は続きそうです。
今回は以上です。
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