前回、第1部を終えた『境界戦機』の感想を紹介しました。第2部は4月よりスタートとなります。そんな第2部の前に、いろんな所で動画を見ることができるようですが、サクッとストーリーを知っておきたい人のため、今回は』第1部のネタバレストーリーを紹介します。
目次
『境界戦機』第1部ネタバレストーリー
ここからは第1部のネタバレストーリーになります。動画を視聴しようと思っている人は注意してください。
隷属国 日本
西暦2061年。経済政策の失敗や少子高齢化によって日本は破綻してしまいます。そんな日本に対して経済援助や治安維持を目的として4つの世界主要経済圏である「北米同盟」、「大ユーラシア連邦」、「アジア自由貿易協商」、「オセアニア連合」が介入します。その結果、この4つ経済圏の紛争が日本で行われてしまい、各勢力ともに無人の人型特殊機動兵器「AMAIM(アメイン)」を投入し、日本を戦場にしてしまいます。その結果、日本は各経済圏によって4つに分割統治されうことになり、日本人は隷属国の人間として虐げられる生活を送ることになってしまいます。
旅立ち
オセアニア連合の支配地域に住んでいた機械好きの少年、主人公の「椎葉アモウ」は、AMAIMの残骸を漁って廃パーツを拾い集めていました。その目的は山の中に隠された廃工場で見つけたAMAIM「ケンブ」を整備すること。アモウがケンブを組み上げることを趣味として生活していたある日、山の中に落ちていた「ガイ」と呼ばれる自律思考型AIに出会います。充電が切れそうだというガイを助けたアモウは、ガイのユニットを廃工場へ持っていきます。ガイとの親交を深めていたある日、アモウはAMAIMのパーツ漁りがオセアニア連合の軍人にばれてしまい、テロリストの疑いをかけられてしまいます。アモウはガイの協力によって組み上げられたケンブに乗り込み、オセアニア連合軍を突破し、そのまま逃避行することになります。
ゴースト
逃避行の末、アモウとガイはアジア軍に捕捉され、多勢の前に捕獲される危機に陥ります。そこにケンブと同じく、自律思考型AIを搭載した有人機「ジョウガン」を操縦する「鉄塚ガシン」とそのAIの「ケイ」に救われます。ガシンは日本のレジスタンス組織「八咫烏(ヤタガラス)」のメンバーでした。そのままアモウは「八咫烏」と合流することになります。
ケンブは元々、「八咫烏」が所有していたものでした。「八咫烏」への協力を要請されたアモウは、当初は戸惑っていましたが、女性隊員の「甲咲リサ」から親切な対応などを受けるうちにレジスタンスへ参加を決意しました。しかし、その直後、「八咫烏」のキャンプは謎のAMAIMによる襲撃を受けます。AMAIMの名前は「ゴースト」と呼ばれ、ゴーストも自律思考型AIを搭載した無人機で、神出鬼没で無差別に勢力関係なく部隊を襲い続けているとの事。そしてゴーストはガシンの父の仇でもありました。ゴーストの襲撃に対し、アモウとガイが自立思考型AIを搭載したAMAIM「MAILeS(メイレス)」である有人機のケンブとジョウガンの連携で、なんとかゴーストを撤退させます。
しかし、その戦いでリサは帰らぬ人となってしまいました。リサのことでアモウは一度、「八咫烏」を抜けようと思いましたが、厳しい状況の中、それでも各経済圏へ立ち向かう日本人の姿を見て、改めて「八咫烏」に参加することを決意しました。
そしてもう一人、同じくMAILeSである「レイキ」を操る少女、「紫々部 シオン」とそのAIの「ナユタ」も「八咫烏」に合流します。アモウとシオンは、戦いや迫害から逃れてきた日本人の保護や生活支援などの慈善事業も積極的に行なっている「八咫烏」という組織に、感銘を受け日々訓練と任務をこなしていました。
北米同盟軍のブラッド
ある日、アモウ、ガシン、シオンの3人は街で北米同盟軍のブラッド大尉と出会います。ブラッドの部隊の目的は、自律思考型AIを持つゴーストの捕獲、もしくは破壊でした。ブラッドは一度、自分の部隊を率いて、ゴーストと交戦をしましたが、隊員を失なった挙句、ゴーストに逃げられていました。レジスタンスのAMAIMも自律思考型AIを搭載していると踏んだブラッドは、アモウたちがレジスタンスのメンバーだと見抜き、ゴーストの情報を流します。
“ゴーストは隠岐の島にいる”とう情報を手にした「八咫烏」は、調査の末、アジア軍がゴーストと戦闘し撤退したことを突き止めます。しかもそこの日本人達が島に取り残されているとのこと。ガシンの父の仇、リサの仇であるゴーストの討伐のためと、日本人救出のため「八咫烏」は、隠岐の島に向かいます。
隠岐の島戦
かくしてゴースト討伐作戦が開始されました。ケンブ、ジョウガン、レイキの3機でゴーストを抑えている間に、「八咫烏」のメンバーは島に残された日本人を救出します。日本人の救出はうまく行きましたが、3機がかりでもゴーストを倒すことができないアモウたち。しかも時間が経つにつれ、ゴーストはケンブ達との戦い方を学習し、どんどん手強くなっていきます。アモウたちは逆転のための作戦として、アジア軍の武器庫にゴーストをおびき出し、武器庫を爆破します。しかし、炎上するも倒れないゴースト。リミッターを外したそのパワーが持続し続けることにアモウが疑問をいだきます。そして「八咫烏」に投稿したアジア軍の協力により、ゴーストのサーモグラフィーをチェックしたとき、ガイ、ケイ、ナユタの3体のAIがゴーストはリアアーマーには、熱を機体外に放出する放熱装置があり、そのおかげで高出力のパワーを持続していたり、爆発の中でも稼働していたということを突き止めます。
それを知った3人は連携でゴーストに攻撃をしかけます。シオンのレイキで、ゴーストの足を止め、ガシンのジョウガンでリアアーマーを破壊し、リミッターを解除したアモウのケンブでついにゴーストのトドメをさしました。それでも完全破壊には至りませんでしたが、冷却装置を破壊されたゴーストは、機体全体が炎上し、融解し始めました。すると逃亡し始めるゴースト。ゴーストが逃げようとする先には、海がありました。海でまた冷却しようとするゴーストを、リミッター解除による反動で、ほぼ動けなくなったケンブでアモウとガイは足止めします。アモウはここでゴーストを逃せば、また自己修復し、この先いろんな人が犠牲になってしまうと相打ち覚悟で、ゴーストを足止めします。その熱がケンブにも伝わり、徐々に融解していく、ケンブとゴースト。できる限りアモウを助ける処置をとると、ガイは告げて、機能が停止します。
その直後、ゴーストは大爆発を起こし、機体も爆散し、アモウとガイの生死は不明なまま、ゴーストを討伐することに成功します。
日本人を救出したのと、アジア軍に捕捉されるということから、「八咫烏」は撤退。一方、北米同盟軍のブラッド大尉は海であるものを引き上げていました。ブラッドは大破し、海に落ちたゴーストの残骸から、自立思考型AIユニットを入手し、第1部は幕を閉じます。
気になる続きは4月に放送。第14話のサブタイトルは「8ヶ月後」。3ヶ月後に8ヶ月後の物語が始まります。
今回は以上です。
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