ここ最近、個人的に気になるガンダムに関するニッチな情報を紹介してきました。今回もそんなニッチなシリーズ第3弾。ガンダムの特徴の一つ、顔にある「へ」の字についてです。
目次
「へ」の字モールドがない主役ガンダム
これまで超個人的に気になっていた「ツノが白い」主役ガンダムや「ツインアイが黄色い」主役ガンダムなど、ガンダムの中で割とレアケースの情報を紹介してきましたが、今回はガンダムの顔の特徴の一つである「へ」の字モールドについてです。このガンダムの顔の中央にある「へ」の字は作品や機体でぞれぞれ設定があるかはわからないのですが、基本的にはダクトみたいな物だと思っています。でもって、元祖であるファーストガンダムこと「RX-78-2のガンダム」はこの「へ」の字が二つ入っていて、それ以降これがガンダムのトレードマークの一つにもなっていると思います。その後、続編などシリーズを重ね基本的にはほとんどのガンダムはこの「へ」の字が2つがあります。しかし、稀にというか、たまにこの「へ」の字がないガンダムが存在しています。今回はガンダムの特徴でもあるこの「へ」の字がない主役ガンダムを紹介します。これまでのパターンと同様で、キリがないので映像作品の主役機のみに厳選し、アニメになっていても外伝的なものは省いた形で紹介します。ではさっそく。
Zガンダム
ガンダムの作品史上、一番最初に「へ」の字がなくなった主役機は、ファーストガンダムの続編『機動戦士Zガンダム』の後半主役機「Zガンダム」。このトンがった顔のデザインはその後もいろんなガンダムへと引き継がれていますね。この顔の系列には「へ」の字は存在していません。ガンダムシリーズということを考えると、当初はかなり新しいデザインとなりました。今でも超人気のあるガンダムです。主役機としてはZですが、『機動戦士Zガンダム』にも「百式(一応ガンダム扱い)」や「サイコガンダム」など「へ」の字のないガンダムはすでに何機か登場していました。
リガズィ
主役機か?といわれるとちょっとアレなんですが劇場作品『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で前半・・・というか序盤にアムロが操縦していたので、「リガズィ」も主役機の仲間に入れることにしました。完全にZの流れの機体なので、やっぱり「へ」の字はありません。けっこう好きな機体なんですけど、後々登場した「Zプラス」とかの存在を考えると、どんな経緯で開発されたのかいろいろ気になる存在ですよね。
ガンダムF91
その後、「へ」の字のないガンダムはいくつか登場しているのですが、主役機となるとしばらく登場しません。それでこれを仲間に入れていいか悩んだのですが、以前、「白いツノ」のシリーズで「ユニコーンガンダム」のユニコーンモードを無理矢理仲間にいれてしまったので、今回は「へ」の字のないシリーズで「F91」も仲間に入れちゃいます。F91は基本的なガンダム顔で通常「へ」の字は2つなのですが、フェイスオープンすることで、別の顔に変わり、その時は「へ」の字がなくなってしまいます。それを言い出したら・・・とキリがなくなりそうですが、まあとりあえず仲間にいれておきましょう。
シャイニングガンダム
「F91」を仲間に入れてしまうのであれば、無視できないのが『機動武闘伝Gガンダム』の前半主役機の「シャイニングガンダム」。こちらも「F91」同様で基本的には「へ」の字が2つのガンダムなのですが、バトルモード、ハイパーモードになるとき、フェイスがオープンし、「へ」の字がなくなります。後半主役機の「ゴッドガンダム」にはこの機能はなくなっていますね。結構わかりやすい表現なので好きだったんですけどね。
∀ガンダム
続いてはこうしたガンダムのカテゴリーに入れてしまっていいのかわからないほど、イレギュラーの塊であるお髭のホワイトドールこと「∀(ターンエー)ガンダム」。「へ」の字があるとかないとかじゃなくて、この機体そのものがもはや別次元のガンダムなんですよね。当初発表された時かなり物議を呼んだデザインでしたが、アニメ本編を見るうちに大人気になっていった不思議なガンダムです。存在感やデザイン、ネタとしてもいろんな部分で私も大好きです。
デスティニーガンダム
一応、作品のタイトルにもなっているし、基本的にはこちらが主役だったはずなので、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主役機「デスティニーガンダム」も仲間入り。そうなると「ジャスティス」も入れなきゃいけない感じもしますが、私の中ではアスランはなんか違うので、今回は「デスティニーガンダム」だけにしておきます。「デスティニーガンダム」は後半主役機としては珍しく、ツノであるブレードアンテナの本数が前半の主役機から減っているという珍しいパターンなんですよね(インパルスは4本、デスティニーは2本)。主役機で強いはずなのに、悪役顔で最終回の扱いがあまりにも酷かったため、逆に人気が出てしまったという切ないガンダムなのです。
ガンダムエクシア
『機動戦士ガンダム00』の前半主役機「ガンダムエクシア」も「へ」の字のないデザインになっています。というか、『機動戦士ガンダム00』の第1期のソレスタルビーイングのガンダムは4機とも「へ」の字がないんですよね。それだけじゃないと思うんですが、すごく新しいガンダムっぽさを当時感じたものです。そして第2期で4機とも後継機は「へ」の字が追加されていきました。
OOクアンタ
テレビシリーズの後半の主役機「ダブルオーガンダム」が「へ」の字が追加されていたのに、劇場版の『機動戦士ガンダム00』ではまた「へ」の字がなくなったのが「ダブルオークアンタ」。クアンタがエクシアに似ている感じがするのは、以前紹介した「ツノが白い」のとこの「へ」の字がない所が共通しているからかもしれませんね。
AGE2
『機動戦士ガンダムAGE』シリーズに関しては、最初の主役機の「AGE1」以外はすべて「へ」の字がなくなったデザインとなっています。まず最初に「へ」の字がなくなったのは2人目の主人公アセム編の主役機「ガンダムAGE2」でした。
AGE3
続く『機動戦士ガンダムAGE』の3人目の主人公キオ編の主役機「ガンダムAGE3」も「へ」の字はありません。そのせいか「AGE1」だけがやたら普通のガンダムの顔っていう印象がありますね。
AGE-FX
『機動戦士ガンダムAGE』の最後の主役機「ガンダムAGE-FX」も同様。みんな知っていることかもしれませんが、『機動戦士ガンダムAGE』に関しては「AGE1」がノーマルな感じでファーストガンダム、「AGE2」が変形するZガンダム、「AGE3」が分離ドッキングするZZガンダム、そしてこの「ガンダムAGE-FX」がファンネルを使うνガンダムという感じでファーストから続く主役ガンダムの特徴を意識したコンセプトになっているんですよね。それをいいと思うかどうかは人それぞれですが。
Gセルフ
『Gのレコンギスタ』の主役機の「Gセルフ」にも「へ」の字はありませんでした。『Gのレコンギスタ』には「Gセルフ」以外にも「Gアルケイン」、「Gルシファー」といった「G」という名前のついたガンダムタイプが他にも登場しますが、どの機体にも「へ」の字がないんですね。富野監督作品としては「ターンエー」以降は「へ」の字はガンダムについていないです。
Ξ(クスィー)ガンダム
小説版やゲームに登場するバージョン、さらに玩具などでそのデザインが異なっているのが『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主役機「Ξガンダム」。デザインによっては「へ」の字が存在するものもあるのですが、アニメ作品として映画化された時のデザインに関しては、「へ」の字がなくなっていました。これは小説に掲載されていた設定画に近いデザインなんですよね。続編いつなんでしょうね。はやく続きがみたいです。特にラストがどうなるか楽しみです。
ガンダムルブリス
最新作の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のプロローグの主役機「ガンダムルブリス」も「へ」の字がありませんでした。ルブリスに関してはV字アンテナがなかったり、カラーリングもピンクが目立つし、割とガンダム的な記号というかなんというか、ガンダムっぽい特徴が結構少なめなんですよね。結構好きなんですけど。一応、プロローグでは主役機ってことで。
エアリアル
そして最新作の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主役機「ガンダムエアリアル」も「へ」の字なしです。個人的には顔だけじゃなく、全体的に改修型よりこっちのデザインの方が好きなんですよね。このエアリアルで現時点で「へ」の字のない主役ガンダムはラストとなります。今回はちょっと番外編も紹介。
「へ」の字の数が稀なパターン
これまで紹介してきたのは、「へ」の字のない主役ガンダムでしたが、冒頭で伝えた通り、基本的になガンダム顔はこの「へ」の字が2つ。そんな中で「へ」の字はついているのに、その数が2つではない稀なパターンを少しだけ紹介します。
νガンダム
ガンダムシリーズでその人気は1位か2位くらい超人気のある『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の主役機「νガンダム」の顔の「へ」の字は他のガンダムと違って3つあるんですよね。その人気だけでなく、「へ」の字の数も他のガンダムたちより上をいっているのはさすがアムロの最後の乗機ですよね。私が知る限り「へ」の字が3つの主役ガンダムはこのνガンダムだけです。
エアリアル改修型
そして現時点で最新のガンダムである改修前は「へ」の字がなかった『水星の魔女』の2ndシーズンの主役機「ガンダムエアリアル改修型」はなんと「へ」の字が1つ。「へ」の字が追加されたのに、デザインが新しく感じるのは、これまでにない「へ」の字が1つだけというのがあるのかもしれませんね。
以上がガンダムの顔の「へ」の字に関しての紹介です。今回紹介しなかった主役じゃないガンダムや、今後登場するものなど、こういった目線でみるといろいろ面白いかと思いますよ。
今回は以上です。
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