あなたは何に見える?心理状態で変わる1枚の写真

時事問題

Facebookに投稿されたとある1枚の写真が
「心理状態により見え方が変わる」として世界中で話題となっています。

それがこの写真。
雪が降る林の中を、黒いプードルがこちらに向かって、
駆け寄ってきているように見えます。
これが、人によっては向こう側に歩いていく男性の後ろ姿
見えるとの声が相次いでいるとの事。

世界中で大論争

この話題にオリジナルの画像は複数のSNSに拡散され、
「何に見える?」の問いかけには“黒い犬”
“森に駆けていく不気味な男”と意見が真っ二つに割れ、
大論争が巻き起こっているとの事。
この写真が「不気味な男性に見える」という人たちに
正解は黒いプードルであると伝えても、
「理解できない」「いまだに見えない」
「眼鏡をとって、よーく見てみてやっと理解できた」
一度、そう見えてしまってからは、改めて認識し直すことが、
なかなかできないようです。

逆にこの犬の写真を最初から「犬にしか見えない」と指摘する人々からは、
このような声があがっています。
「どこが男性に見えるのか、いまだに全く分からない。」
「これが人間だとしたら、足の曲がり方が異常すぎるわ。」
「こんな(何にみえるか?)質問なんてバカげているわ。犬以外の何に見えるっていうの?」

環境心理学者の回答

この写真が人によって見え方が異なる理由について、
環境心理学者でウェルビーイングコンサルタントのリー・チャンバーズさんは
以下のように解説しています。

「最初に写真のどこに目を落としたのかが視覚的に確かに大きく影響しますが、
『犬が向かってきている』のか『男が走り去っていくように見える』のかは、
現在のあなたの心理的状態が反映されている可能性があります。」

「もしあなたが今、なにか不安を抱えているのなら、
この写真を脅威と捉え、男性が逃げていく姿のように見える可能性が高いと思います。」

「とくにあなたが悲観的になっていたり、
他人を信用しにくい人である場合は(この写真が)より一層のこと
不気味な動きの男性が去っていく様子に見えていることでしょう。」

「しかしあなたが『穏やかで、自信に溢れている』状態であれば(この写真は)
あなたに向かってくる犬の顔に見えるはずです。」

「もしあなたが楽観的なタイプであれば、
去っていくより何か自分に向かってくるものを捉えやすく、
雪景色に囲まれた犬の姿が見えていることでしょう。」

自分の心理状態を反映するともいうこの写真、
あなたの目にはどのように映りましたか。

ちなみに私はネタバレなしで最初に見たときは、
“森に駆けていく不気味な男”に見えましたが、
少しして見ている間に黒いプードルである事を認識できました。
この場合は・・・どうなんだろう。

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