あの事にもこの事にも「ガンプラ転売問題」についてバンダイが回答!

時事問題

これまで当ブログでも何度も取り上げてきた「ガンプラの転売問題」ですが、ここ最近のネット上の噂なども含め、なんとあの日経ビジネスが、BANDAI SPIRITSに質問をぶつけ、その回答が1部で話題となっています。



頑張れ!バンダイ!

今回紹介する記事では、ここ最近問題となっている「ガンプラ」の品薄問題や、「転売ヤー」のことについてさらにはついこの前に問題となった「問屋の転売問題」についても触れていて、かなり切り込んだ質問をしています。全文は日経ビジネスのサイトの記事を見ていただくとして、今回はこの記事で気になったバンダイからの回答を抜粋して紹介します。

〈日経ビジネスから抜粋〉

ガンプラ不足、転売ヤー問題どう解消する? バンダイを直撃
コロナ禍で外出が難しい中、にわかにブームになったガンプラ。だが、あまりに極端な品薄がモデラーたちの怒りを買い、メーカー希望小売価格よりも高い価格でメルカリやヤフオクに出品する転売ヤーを批判する声も高まっている。多くのガンプラファンが感じている疑問を、生産元のBANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ)に直接ぶつけ...

Q.ガンプラ品薄が続き、多くのファンの怒りを買っている状況について

A.「国内外での急激な需要拡大に対し、生産能力の改善をしていますが、それでも尚、供給不足が続き市場過熱の一因となっていることは、お客様に対し大変申し訳なく思っております」

 

Q.メーカー希望小売価格を上回るような高値でネットショッピングサイトなどで転売する問題。いわゆる「転売ヤー」の存在をバンダイはどう見ているのか。

A.「昨今の個人・業者による買い占め、転売によって、多くのお客様が当社商品を買えない、買いにくい状況が生まれていることは当社にとって大変不本意であり、遺憾でもあります。お客様からも直接応援やご意見もいただいておりまして、ご迷惑、ご心配をおかけしてしまっておりますが、当社としては、生産体制の構築を行っていくと同時に、流通面におきましても、ユーザーに大きな不利益を及ぼすような販売方法を取る流通業者とは建設的、友好的な関係を構築することが困難だと考えており、流通業者の自由な経済活動に対する違法、不当な干渉にならないようにすることは当然の前提ですが、適切な流通、販売の実現に向けた対策を検討していきたいと思っています」

 

Q.ネット上の直販ルートであるバンダイ公式ショッピングサイトの「プレミアムバンダイ」限定商品の転売について

A.「プレミアムバンダイにおいては、規約を改定し営利・転売目的と当社が判断したアカウントの取引停止を実施しました。再販商品の抽選応募も開始しました。また、新商品の発売前から再生産時期を公開、再販数量の最大化にも努めています」

 

Q.中国向けの生産を大幅に増やして、日本市場向けの出荷を減らしているのではないか、という説について

A.「日本向けを減らしているという事実はございません。海外向けの販売については、数年前から日本と海外がおおよそ1対1の状況となっています。特に北米・アジア圏の国々においては映像配信や流通経路の拡大などによりニーズが高まり、国内同様、急激な需要拡大に対して海外も品薄の状況でございます。商品が比較的充当されている店舗が存在する場合がありますが、一部のエリアと流通に限りタイミングにもよります。このような状況下、現在国内向けの供給量を増やす対策を取っております。生産効率を上げるために関係者全員で取り組み、完成品を1個でも多く作れように日々検討しております。引き続きの総生産量拡大の努力と、従来品に重きを置いた生産体制の強化、一部アイテムの受注生産の検討を行い、適切な販売への対策に取り組んでいきます。」

 

Q.問屋業をおこなっている店舗が個人売買で商品を横流しをしていたという噂について

A.「現在噂になっている流通業者の問題については、弊社では事実に基づいた真偽を確認中ではございます。ただ、個別の事案についての回答は控えさせていただきます。販売の状況等にもよりますが、お客様に大きな不利益を及ぼすような態様での販売がなされているのであれば、適法、妥当な手段であることは当然の前提となりますが、適切な形で商品の流通、販売がなされるための手段を検討したいと思います」

以上が抜粋した質問と回答になります。
日経ビジネスさんのおかげで、ようやくバンダイの生の声が聞けた気がします。バンダイもできる限りの対応をしていますが、現状はなかなか改善しないといった所でしょうか。ただ、ユーザーに向けて真摯に対応してくださっているのは今回の記事でよくわかりました。ネットでは「メーカーは売れているから別に損してないから関係ない」とか、「バンダイは海外の方が儲かってるから、海外の出荷を優先している」とか言われていて、私も一瞬そうなのか・・・などと思ってしまった事が恥ずかしいです。もちろん、企業が本音をそのまま伝えることはないかもしれませんが、この状況で答えてくれた事は素直に信じたいと思っています。これからも商品をたくさん購入したいと思いますので、バンダイさん、頑張ってください!

 

そんな中とある中古ショップでも

🐕ほえほえ~(元・砂布巾)@赤星小梅ちゃん推し (@sunafu_magireco) on X
駿河屋にMGドムあったけど何この値段…… 発売日当日に売りに来る人っているの? ネットで見かけた駿河屋が入荷した新品のガンプラを中古で売る、っていうの根拠はないけど何だか本当に思えたきた…… #ガンプラ #MGドム

「転売問屋」の記事でも紹介した例の(なんの?)「1/100 MGドム」はとある中古ショップでも問題があったようです。ツイッターの内容を見ると中古も新品も取り扱っている小売店が卸値で仕入れた新品を、定価の5,500円でアルバイトに購入させ、店側が6,000円で買取、中古品としてプレミア価格で販売したのではないか?という疑惑がありました。おそらく事実だとしても、ルールに乗取っての販売になるので、法的には問題ないかもしれません。ただ道徳的にどうなんでしょうね?いくら商売といっても、昨今のガンプラの転売問題で不満が溜まっているユーザーが目にするものなので、お店に対してとても良い印象はもてないと思います。中古ショップに関しては、こういったことはおそらく以前から行われていましたから、今更と言えば今更ですが、問題となっている時期だとどうしても注目されてしまいます。ガンプラの転売問題にはみんなイライラしていますから。

あくまで個人的な感想ですが、今回、バンダイの声が聞けて安心しました。問題はまだまだ解決しないでしょうが、バンダイさんも頑張ってくれていますので、1ユーザーとしてこれからも応援していていこうと感じました。

今回は以上です。

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