1日で43億円!『フォートナイト』が全収益をウクライナへ人道支援

時事問題

Epic Gamesが運営しているバトルロイヤル型シューティングゲーム『フォートナイト』3月20日から4月3日までの収益を戦争状態にあるウクライナへの人道支援に充てると発表しました。



目次

1日で43億円

毎日、ニュースでその凄惨さが報道されているウクライナとロシアの問題。被害の多いウクライナには、現在も様々な国から人道支援が行われています。そんな中、ゲーム業界で声をあげたのが、超人気バトルロイヤル型シューティングゲーム『フォートナイト』を運営しているEpic Games(エピックゲームス)。Epic Gamesは3月20日から4月3日までの収益を戦争状態にあるウクライナへの人道支援に充てると発表しました。その金額なのですが、Epic Gamesは開始から1日でなんと3600万ドル(約43億円)を集めたことを明らかにしました。Epic Gamesはこの資金を食料や必需品、法的サポートなどの緊急援助を現地で行う各団体に対し、支援金を送付すると伝えました。1日で・・・ってことは、あと13日間でいったいいくら集まるんでしょうか。『フォートナイト』は現在、3ヶ月おきに更新されるシーズンが開幕したばかりで、シーズンの最初は収益が多く集まる時期になっています。なので1日で膨大な金額を集めることになったわけですが、世界中でプレイされているゲームとはいえ、やはりその金額には驚きですね。なにが凄いって、「利益の何パーセントを寄付します!」とかいう話じゃなくて、全額寄付するという所。こうゆうことができる企業は本当に素晴らしいと思います。

 

『フォートナイト』ってなに?

当ブログでも何度か取り上げていますが、今回改めて『フォートナイト』というゲームについて紹介します。
『フォートナイト』は、冒頭でも触れたEpic Gamesが販売・配信している2017年からスタートしたバトルロイヤル型シューティングゲームです。バトルロイヤルだけではなく、協力して敵を倒すモードや、クラフト要素のあるサンドボックスなど様々なモードで遊べるゲーム。対応プラットフォームもWindows、macOS、PlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、iOS・Android、PlayStation 5、Xbox Series X/Sとゲーム機というゲーム機でプレイが可能で、基本は無料でプレイできます。
課金要素は「スキン」と呼ばれている自分が使用するアバターの見た目か、「バトルパス」と呼ばれるゲーム内で経験値を獲得していくとレベルが上がり、アイテムショップでは購入できない「スキン」などの報酬を手にれることができる要素のみ。欲しいアバターないなら一切金掛からないゲームで、他のゲームのように課金要素がキャラクターの強さや攻略要素には反映されていないゲームとなっています。キャラクターの強さや攻略要素に課金要素が反映されていないのにも関わらず、1日であれだけの収益をあげるのがすごいですね。
昔はオンラインゲームといえば、キーボードを使ったテキストでのチャットでのコミュニケーションが主流でしたが、現在はネットの発達によって、オンライン上で実際に会話ができるボイスチャットが主流になっています。eスポーツにも起用されていて、高額な賞金が話題になりました。3ヶ月おきにシーズンが更新されているようで、現在はチャプター3のシーズン2が始まったばかり。毎回、ゲーム問わず様々なジャンルとコラボレーションもしていて、ついこの前はテニスプレイヤーの大阪なおみさんまでゲームの登場して話題になりました。現在は「ドクター・ストレンジ」とコラボ中とのことです。

 

子供に大人気

この『フォートナイト』というゲームは大人から子供まで非常に人気のゲーム。基本プレイ無料ということもあり、2017年から5年たった現在も多くの人がプレイしています。その中でも小学生から中学生に非常に人気が高く、私の息子もずっとプレイしています。同じジャンルで他にも『APEX-lLEGENDS-』もすごく人気ありますが、一人称視点ということやチーム性ということもあってか、人によっては、『フォートナイト』の方がとっつきやすいようです。オンラインゲームということで中毒性が高く、子供にはあまり良くないのではないか?と思うこともあるのですが、息子が課金した金額が、今回のようにウクライナの支援につながっているという事を考えると、注意するのにもちょっと躊躇してしまいますね。ネット上だけの友人となると、私のようなオッサンは少し構えてしまうのですが、子供たちはこの『フォートナイト』を通して、オンラインのみの友人をたくさん作っているようです。ネット社会となった現在らしいコンテンツとなっていて、もはや新しいコミュニケーションツールにまでなっているようですね。

戦闘はゲームの中だけで十分。今回のウクライナへの人道支援については、Epic Gamesからのそんなメッセージとも受け取れます。2週間後、総額いくらになるのか。その結果が非常に気になりますね。

今回は以上です。

 

コメント