『ウィッチャー3 ワイルドハント』が大ヒットしたポーランドのゲームスタジオCD Projekt REDが、RPGで『ウィッチャー』シリーズの新作を開発中であることを発表しました。
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『ウィッチャー』最新作
#ウィッチャー 新章が幕を開けるhttps://t.co/oKwfmGVlLy pic.twitter.com/BlWVZNxIqH
— CD PROJEKT RED Japan (@CDPRJP) March 21, 2022
ゲームの『ウィッチャー』は、Netflixでも実写化されたドラマなどでも人気のアンドレイ・サプコフスキ氏によるファンタジー小説を原作としたアクションRPGシリーズ。モンスター狩りを生業とする“ウィッチャー”たちの活躍を描いていて、ゲームは小説と同様に「ゲラルト」を主人公とした物語が展開していました。このゲーム版の面白いところは、小説のその後の物語が描かれているところで、ゲラルトやイェネファー、シリといったNetflixの実写ドラマでも中心になったキャラクターたちのその後の物語が描かれています。1作目が2007年にPC版が発売され、2011年に2作目『ウィッチャー2 王の暗殺者』がPCとXbox360で発売されました。そして2015年に発売された『ウィッチャー3 ワイルドハント』にて主人公のゲラルトの物語は一段落しました。この3作目が世界的にオープンワールドRPGとして世界的に大ヒットとなり、GOTY(ゲームオブザイヤー)を含む、数々の賞を受賞することとなります。とにかく私も超好きな『ウィッチャー』シリーズ。今回、そんなゲームの『ウィッチャー』シリーズを製作したCD Projekt REDが、なんと新章として『ウィッチャー』シリーズの新作を開発中であることを発表しています。
公式ページは世界中からのアクセスのせいか、繋がりにくくなっていますので、公式から以下コメントを抜粋しました。
〈以下、公式より〉
皆さまに、新章の幕開けとなる「ウィッチャー」ゲームシリーズの最新作が開発中であることをお知らせします。
また、このたびEpic Games社と複数年にわたる技術的パートナーシップを締結し、本作では開発環境がCD PROJEKT RED内製のREDengineから、Epic Games社製のUnreal Engine 5に移行します。これにはゲームエンジンのライセンスのみならず、Unreal Engine 5およびそれ以降のバージョンの開発における技術提携も含まれています。CD PROJEKT REDはEpic Gamesと手を取り合い、Unreal Engineを通じたオープンワールド体験をより良いものへと進化させてまいります。
現時点では、開発状況や発売日を含め、ほかに開示できる情報はございません。
なお今後発売が予定されている『サイバーパンク2077』の拡張コンテンツに関しては、引き続きREDengineにて開発を行います。
当ブログでもこれまで何度も紹介してきた『ウィッチャー』シリーズ。ここにきて新章が展開するとは。しかし、現時点では他に開示できる情報なしということなので、発売はだいぶ先にになりそうですね。
主人公は誰?
今回発表されたのは、新しくゲーム開発エンジンをUnreal Engine 5にすることと、一枚のビジュアルのみ。現在製作されている最新作が『ウィッチャー3 ワイルドハント』の後の物語なのか、主人公がこれまでと同じ「ゲラルト」なのか、それともまったく違うウィッチャーなのかは名言せれていません。『ウィッチャー3 ワイルドハント』の結末次第では(個人的にはベストエンディング)、シリが狼流派のウィッチャーとなるラストがあるので、今回公開されたヴィジュアルには狼のメダルと思われるものが雪に埋まっているので、シリが主人公の可能性もありますね。ゲラルトか、シリか、それとも全く別のウィッチャーが主人公となるか。まずはそこが非常に気になってしまいます。
Unreal Engine 5って?
あまりゲームに詳しくない人からすると、今回発表されたゲームエンジンを「Unreal Engine 5」に移行することがどうゆう意味なのかわからない人もいるんじゃないでしょうか。
「Unreal Engine(アンリアルエンジン)」とは、アメリカのEpic Games(エピック ゲームズ)社が開発したソフトで、ゲーム業界のスタンダードとなっているゲーム開発エンジンのことです。ゲーム開発はもちろん、建物や自動車の設計のほか、映画、アニメーション、テレビ番組の制作など、幅広い分野で活用されています。
もともとこの「Unreal」という名前は、Epic GamesがリリースしたPC向けのFPS(ファースト パーソン シューティング=一人称視点のシューティング)のタイトルだったんですが、このゲームを制作するために作られたミドルウェア=UEをライセンス販売したことが始まりで、3Dゲームの制作に必要な機能が充実していたことから、世界中のゲーム開発会社が採用していきました。よくゲームを開始する際に、画像のような画面が表示されたりしますよね。そのゲームは「Unreal Engine」でつくりましたよ〜ということです。メガテン5もそうでした。
ゲーム業界では結構長い間、Unreal Engine4が使われてきましたが、PlayStation 5の発売公表に合わせて、さらに高性能となったUnreal Engine 5が発表されました。
で。『ウィッチャー』シリーズを製作してきたCD PROJEKT REDは、それまでは自社製のゲームエンジンである「REDengine」を使用してゲームを開発してきましたが、最新作の『ウィッチャー』では「REDengine」を使用せず、「Unreal Engine 5」を使用するということを発表したということです。ということはPS4での発売はないということですね。っていうか、今製作中ということを考えると当たり前か。個人的にはゲームのクオリティが高ければ、どのゲームエンジンで製作されても、特に気にならないのですが、一部のコアなゲームファンには重要なことなのかもしれません。
シレッと『サイバーパンク2077』の拡張コンテンツについても触れていますし、CD Projekt RED製のゲームの話題はまだまだ続きそうですね。
今回は以上です。
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