シリーズ初!『真・女神転生V』が全世界で100万本セールス達成!

サブカル

2021年の11月に発売されたNintendo Switch用ソフト『真・女神転生V』が全世界で100万本セールスを達成したと、公式からツイッターにて報告がありました。



目次

シリーズ初の100万本

派生作品である『ペルソナ』シリーズが数百万本の売上をあげているので、意外かもしれませんが、100万本セールスを達成したのは、本家の『真・女神転生』シリーズでは初の快挙となります。本作は現段階でNintendo Switchのみで発売されているソフトなので、なかなかの好セールスになったんではないでしょうか。ツイッターでは『真・女神転生V』のキャラクターデザインを担当した土居政之さんによる描き下ろしのナホボノの記念イラストも公開されました。ツイートのリプ欄には世界で売れただけあり、英語が多いですね。そしてゴールデンウィークに合わせて、4/25より5/11まで国内では初となるダウンロード版のセールスも実施されるとのこと。決して簡単ではないゲームですが、非常に面白い作品となっておりますので、出かける予定がない人(スイッチなんで出かける場合でもOK)は、これを機に購入してみてはどうでしょうか。

 

改めて作品紹介

さて当ブログではこれまでこの『真・女神転生V』に関わらず、『真・女神転生』シリーズについてたくさん紹介してきました。今回の100万本セールスのニュースをきっかけに、これまでの記事をいろいろ見直してみたのですが、ああだった、こうだったという紹介はしていますが、ちゃんとどんな作品かを紹介していなかったようなので、改めて今回は『真・女神転生V』という作品について紹介したいと思います。
『真・女神転生V』は1992年にスーパーファミコンで発売された1作目の『真・女神転生(以下:メガテン)』から続くナンバリング作品。ナンバリングであっても、物語の直接的なつながりはありません。ジャンルはRPG。戦闘はコマンド式となっています。メガテンシリーズの特徴としては、一部例外はありますが、通常のRPGのようなファンタジー世界ではなく、基本的には現代が舞台のRPGとなっています。そしてなによりシリーズで共通しているのが、敵でもあり、味方でもある「悪魔」の存在。主人公は物語を進めていく上で、悪魔と戦いながらも、戦闘中に悪魔と交渉をして「仲魔(なかま)」にすることで、自分のパーティーメンバーにしていくことができます。「仲魔」たちも成長していくのですが、複数集まった「仲魔」同士を合体させることで、より強力な悪魔へと成長させることができます。ここまでがこれまでのメガテンシリーズの共通の特徴となっています。

最新作である『真・女神転生V』はこれまでのシリーズで好評だったシステムを多数採用されていて、ゲームをプレイしていく上でチュートリアルやそういった誘導に関しても非常に丁寧なゲームとなっています。そしてそんなユーザーフレンドリーなゲーム導入から、ボス戦で一気にどん底にプレイヤーを叩き落としてきます。これはナンバリングの3作目から採用された「プレスターンバトル」によるものが大きいです。以前にも「プレスターンバトル」については説明していますが、基本的には敵の弱点属性を突いていくのが有利になる戦闘になっています。パーティーは4人なので行動回数は4回なのですが、「プレスターンバトル」は弱点を突くことで、行動回数が増えてきます。状況によって敵パーティーに一切行動させずに勝つことも可能。しかし、この条件は敵側も同じ。こちらが弱点を突かれた場合、何もできないままゲームオーバーになってしまいます。ボス戦ではこの状況が頻繁に発生しますので、一気に難易度の高さを知ることになります。しかし、ボスにも弱点があったり、ボスの攻撃属性に対して耐性を持つなどして、工夫次第で必ず勝てるようになっています。
現在が舞台で悪魔を「仲魔」にしながらスリリングな戦闘システムで物語を攻略する。『真・女神転生V』はそんなゲームとなっています。

 

お気に入りを強化

『真・女神転生V』もそうですが、最近のメガテンシリーズは育成もかなり自由になっています。ゲームを進めていくと恐らくはお気に入りの仲魔の一体や二体はでてくると思います。そんなお気に入りの悪魔を自分なりに強化することがしやすくなっています。例えばシリーズのマスコット的存在のヒーホー君こと「ジャックフロスト」は氷属性に強い悪魔です。属性の攻撃に対しては吸収し、体力を回復することができます。逆に炎属性が弱点になっていますので、敵から炎属性の攻撃を受けるとシステム上、敵側の行動回数を増やすことになります。しかし『真・女神転生V』では、いろんな悪魔から手に入れることができる「写せ身」というアイテムを使用することによりスキルの中に「炎耐性」や「炎無効」などを追加して弱点をなくすことも可能です。他にも別の悪魔が使う非常に強力なスキルを使えるようにさせたり、自分の好きなように強化していく事もできます。私の場合は「ピクシー」をレベル99まで育て、「メギドラオン(万能属性の全体魔法)」や「ランダマイザ(敵の攻撃力、防御力、回避などをダウンさせる)」など覚えさせ、お気に入りの仲魔として何周にも渡って連れ歩いておりました。もちろん、主人公も自由に強化できます。序盤はあまり自由ではありませんが、だんだんとやれることが増えていきます。



 

ざっくりストーリー

では、物語部分について冒頭だけざっくりと。舞台は現代。主人公は品川駅の近くの学校に通う高校生。ある日、帰宅途中にトンネル線路下のトンネルを通った時、大きな地震にあってしまいます。そこで主人公は意識を失ってしまいました。目をさますと、そこは荒廃した砂漠のような場所でした。途方に暮れている主人公のもとに、空を飛ぶ奇妙な生き物が近づいてきました。

コウモリのような翼を持ち、牙を持つ化け物でした。その化け物が主人公に襲いかかった瞬間、突如空から一筋の光が飛んできました。数匹の化け物を巻き添いにしつつ飛んできたその光は地面に降りると、一人の成人男性へと姿を変えていました。そしてその男は主人公に向かって「少年よ、死にたくなければ手を取れ」と言います。他に選択肢のなかった主人公は、男の支持に従い、その男の手を掴むと、次の瞬間二人は融合し、主人公は戦う力をもった「ナホビノ」へと姿をかえました。

「ナホビノ」の力で先ほどの化け物を撃退した主人公に、先ほどの男の声が聞こえます、男は自分の名前は「アオガミ」だといいます。AIのような雰囲気で話す「アオガミ」は、主人公を救う事を使命とされていたといいます。そして荒廃したこの世界は魔界だといいます。しかし、それ以外の情報については、過去にあった戦いで記憶を失っていると言います。「アオガミ」はこの魔界にある東京タワーに行けば、その記憶が戻るかもしれないと言い、主人公は「ナホビノ」の姿のまま、荒廃した東京のような魔界をさまよいはじめました。先ほど戦ったバケモノは悪魔だと言う「アオガミ」は、悪魔とは敵対する以外にも交渉次第で仲魔(仲間)に加えることもできるといいます。その後、「ナホビノ」の力を駆使しながら、悪魔と戦ったり、仲魔にしながらも東京タワーを目指していくことになります。

『真・女神転生V』に関しては、ネタバレストーリーを準備していたのですが、ゴールデンウィークにセールがあるとのことなので、もうしばらくは公開しない方が良さそうですね。また『真・女神転生III』とも深い関わり合いがあるので、『真・女神転生III』が好きな人もプレイするといろいろ面白いかもしれません。8月には派生作品の一つ『ソウルハッカーズ2』の発売も予定されていますので、本家の最新作もプレイしてみてはいかがでしょうか。

今回は以上です。

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