続編?完全版商法?『メガテンシリーズ』の追加版のまとめ

サブカル

続編?完全版商法?『ペルソナシリーズ』の追加版のまとめにて、ペルソナシリーズのナンバリングについて紹介しましたが、今回は『ペルソナシリーズ』の元となる真・女神転生シリーズ、いわゆる『メガテンシリーズ』の派生というか追加版についてご紹介します。『ペルソナシリーズ』ほど複雑ではないのですが、もうじき発売される『V』もどういった展開になるか気になるので、『メガテンシリーズ』も紹介します。

 

目次

真1、真2、IFにはとくに派生なし

シリーズ1作目となる『真・女神転生』2作目となる『真・女神転生II』外伝である『真・女神転生if…』はそれぞれスーパーファミコン用ゲームソフトとして最初に発売され、他のハードにも移植されていますが、派生というものはありません。しいてあげるなら、『真・女神転生if…』に登場したハザマが魔神皇になるまでのストーリーとなって『真・女神転生if…ハザマ編』が携帯電話ゲームとして配信されたくらいです。

 

真・女神転生III-NOCTURNE

一番いろいろでているのがこのナンバリングの3作目となっている『真・女神転生III』。まずややこしくしているのが、タイトルの『NOCTURNE(ノクターン)』の部分。この部分のおかげで、派生がいろいろ出ているという印象をうけがちですが、この『NOCTURNE』という名前は、『真・女神転生III』とセットになっているサブタイトルで、『真・女神転生III』はすべて『真・女神転生III-NOCTURNE』なのです。なので『真・女神転生III』の派生は、『真・女神転生III-NOCTURNE』のあとに追加される部分でどんな派生作品か見分けるわけです。元となる『真・女神転生III-NOCTURNE』は2003年2月にPlayStation 2用ゲームソフトとして発売されました。

 

真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス

『真・女神転生III-NOCTURNE』に追加要素を加えたて期間限定生産で、同じく2005年2月にPlayStation 2用として発売されたのが、『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス』。『マニアクス』という名前が追加されています。この作品は元となる『真・女神転生III-NOCTURNE』を何周もプレイしているマニアックなユーザーが多かったため、そういったヘビーユーザー達のために作られたため、“マニアクス”というタイトルが追加されています。
『マニアクス』では、シナリオや新しいボスが追加されていて、新しいダンジョン「アマラ深界」へと行けるようになっています。アマラ深界を攻略していくと、本編のとは違った「神と堕天使の戦い」の物語が展開し、新しいエンディングが追加されています。
さらに当時、カプコンの『デビルメイクライシリーズ』の主人公である「ダンテ」がデビルハンター(魔人)として、メーカーの壁を越えたゲストとして登場しているのが大きな特徴です。冒頭で説明しましたが、期間限定生産だったため、のちにかなりのプレミアがついた記憶があり、あとの方でメガテンシリーズが好きになった私としては、高くてとても購入することができませんでした。

真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション

上で紹介した『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス』に『クロニクルエディション』という名前がさらに追加されたバージョン。名前が長い・・・。略称は『マニクロ』。入手困難だった『マニアクス』を単体での発売ではなく、2008年10月に発売された『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』という『デビルサマナーシリーズ』の当時の最新作の初回版(葛葉ライドウ 対 アバドン王Plus)に付属するという形で発売されました。私は当時、この『マニクロ』目当てで購入しました。・・・もちろん、ライドウもプレイしました。基本的に内容は『マニアクス』のままなのですが、なぜ、名前がさらに追加されているかというと、カプコンの『デビルメイクライシリーズ』とのコラボだった「ダンテ」登場の部分が、同梱となっている『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』の主人公の「葛葉ライドウ」に差し替わっています。あとは『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス』と同じだと思って問題ないと思います。

 

『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』

2020年10月にNintendo SwitchとPlayStation 4用ソフトとして発売されたHDリマスター作品。今プレイするならこれですね。グラフィックが向上しただけではなく、なんとイベントシーンのボイスも追加されています。ゲーム内容は『マニアクス クロニクルエディション』になっています。なお、その後、2021年5月にSteamにて、Microsoft Windows版が配信開始しました。紹介した通り、基本的には『マニクロ』なのですが、なんとダウンロードコンテンツで「葛葉ライドウ」の登場シーンを「ダンテ」に戻した「マニアクスパック」というものも配信していて、当時入手困難だった『マニアクス』を時代を超えてようやくプレイできるようになりました。

 

『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』

2009年10月にニンテンドーDS用ゲームとして発売された外伝作品。私が個人的に一番プレイした作品です。久しぶりに1人称視点のダンジョンRPGとなったこの作品は難易度も高めで、ロウ・カオス・ニュートラルの分岐もしっかり描かれていて、物語も考えさせられるものがあり、個人的には今でも名作となっています。

 

『真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY』

元の『真・女神転生 STRANGE JOURNEY』に『DEEP』が追加されているこの作品は、2017年10月にニンテンドー3DS用ゲームソフト発売された移植ではなくリメイクとなっています。DSから3DSになった事で映像もキレイになっていて、ボイスも追加されています。そしてただのリメイクではなく、ロウルート、カオスルート、ニュートラルルートにそれぞれ新しいルートが追加されていて、全部で6ルートのエンディングがあります。という事で、新規キャラクターや新悪魔も追加されていて、それに合わせもとのキャラクターも、最近のメガテンのキャラクターデザインをしている土居政之が新たにデザインし直していて、非常にボリュームのある作品へと生まれ変わりました。

 

『真・女神転生IV』

2003年に発売された『真・女神転生III-NOCTURNE』より、約10年振りとなるナンバリングタイトルで、2013年5月にニンテンドー3DS用ゲームとして発売されました。ストーリー、設定とも全く新しくなっていて、物語冒頭はこれまでの東京ではなく、中世ヨーロッパのようなの世界観からスタートします。本ブログ内で散々『IV』について紹介していますし、絶賛ネタバレストーリーも公開していますので、気になった方はどうぞ。なぜかシリーズのファンには不評な作品。個人的には大好きなストーリーのですが、システムとかいろいろ不評だったようです。たしかに、あの名作の『III』に続く作品なのにグラフィックは退化したイメージ。『III』でポリゴンで描かれた悪魔たちが、一枚絵に戻されています。インターフェイスや表現の仕方もメガテンシリーズながら、別の作品に感じてしまう部分も多いかもしれません。個人的には好きなんですが・・・。

『真・女神転生Ⅳ』のネタバレ!ストーリー紹介 PART1
非常に魅力的な物語であるこの『真・女神転生Ⅳ』のネタバレストーリーを紹介していきたいと思います。非常に長い物語なので、何度かに分けて更新していきます。基本的に順次公開していきますが、途中別の記事などが挟まってくる可能性もありますので、予めご了承ください。1つ前と続きに関してはリンクを貼るなどして、なるべく読みやすくしていこうと思っています。長いので移動時間や暇な時に呼んでください。今回はPART1。簡単な登場人物の紹介と、物語の冒頭を紹介します。
『真・女神転生IV FINAL』

2016年2月にニンテンドー3DS用ゲームソフトとして発売された作品。この作品はタイトルでいろいろ誤解されてしまうのですが、『真・女神転生IV』の完全版ではありません。リメイクでもないし、続編というわけでもありません。じゃあなんだ?ってことなのですが、まったくの別の新作となっています。『真・女神転生IV』の世界観と終盤近くまでのストーリーから、分岐したIF的なストーリーになっていて、主人公は別人になっています。それでいて『真・女神転生IV』では説明不足だったストリーの補足があり、前作『真・女神転生IV』の主人公も登場します。だからといって『真・女神転生IV』をプレイしないとわからないストーリーかといえば、そうではなく、そういった補足はしっかりとされているので、この作品からプレイしても問題ないです。なにより不評の多かった前作を改善して作られただけあって、ゲームのバランスや操作性がすごく改善されています。少しポップ寄りになっていたインターフェイスもメガテンっぽく作り直されています。『真・女神転生IV FINAL』は派生は完全版や続編ではなく、完全な新作として認識してください。

 

そして『真・女神転生V』

11月にNintendo Switch用ソフトとして発売される『真・女神転生V』。まだ本編も発売されてないのに、派生だ完全版だ言うのも変ですが、今回は『IV』で不評だった悪魔をしっかりポリゴンで作っていますので、このデータを一回こっきりしか使わないのというのも考えにくいので、何かしらは発売されるかとは思います。それが『真・女神転生Vマニアクス』なのか、『真・女神転生V FINAL』なのかはわかりませんが、個人的にはどちらでもまた購入してしまうと思います。でもどちらかというと『真・女神転生V FINAL』的な方がうれしいですね。

以上が、『メガテンシリーズ』の追加版のまとめでした。基本的にわかりにくくしているのは、『真・女神転生III-NOCTURNE』のいろんな派生ですね。基本は一緒なんですが、いろいろその時々で追加されているものが違うといった感じです。これらの情報を踏まえた上で、『真・女神転生V』の発売を待ちましょう。

今回は以上です。

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