安彦監督のガンダムはこれが最後『ククルス・ドアンの島』新映像公開

サブカル

6月3日に全国でロードショーされる劇場アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』の最新予告をが公開されました。



安彦監督最後のガンダム

動画の冒頭で、主人公のアムロ・レイを演じる古谷徹さんが「40年ぶりに15歳のアムロを演じることができて、こんなにうれしいことはない。」とアムロの決まりのセリフでサービスをしてくれている今回の最新予告。かつての『機動戦士ガンダム』と同じBGMや駆動音を聞くだけでやはりテンションあがりますね。動画野中で安彦良和監督が「愛が溢れている部分が随所にあります。それをお楽しみいただければと。思い残すことはないのでガンダムを映像で作ることはこれで最後だろうと・・・。」と今作が安彦監督としては最後の「ガンダム」作品になると発言していました。以前、NHKで放送された「ガンダム誕生秘話」という番組で、ガンダムの生みの親である富野由悠季監督が描いた絵コンテを見て泣いたというエピソードがあったという話がありました。そのエピソードのタイトルはテレビ版の第28話「大西洋、血に染めて」。今回の『ククルス・ドアンの島』がヒットすれば、もしかしたら今回のように名エピソードを改めて映画化!なんてことがあるんじゃないかと期待していたので、最後になるのは非常に残念です。「大西洋、血に染めて」についてはまた別の機会に紹介できればと思います。まずは改めて、『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』のスタッフとキャストを下記にまとめました。

劇場アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
2022年6月3日(金)全国ロードショー

スタッフ

企画・製作:サンライズ
原作:矢立肇、富野由悠季
監督:安彦良和
副監督:イムガヒ
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:安彦良和、田村篤、ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
総作画監督:田村篤
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士、飯島亮
CGI演出:森田修平
CGI監督:安部保仁
編集:新居和弘
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
配給:松竹ODS事業室
製作:バンダイナムコフィルムワークス

キャスト

アムロ・レイ:古谷徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里



ここでもう一度「安彦良和」について

今回最後になると発言している安彦良和監督。ガンダムをよく知らなかったり、中途半端に知っている人は、「へ?ガンダムって富野じゃねーの?」と思っている人に、安彦良和さんの初代「ガンダム」との関わり合いについて少し整理します。初代「ガンダム」の監督で物語やベースを作ったのは有名な御大、富野由悠季(当時は富野喜幸)監督です。でもってテレビ版および映画版の初代「ガンダム」で安彦良和さんはキャラクターデザインと作画監督を務めました。中でも有名なエピソードはテレビ版の終盤近く病気で5か月ほど入院したため、テレビ版の全43話中、最後の10話には参加していないのです。作画監督とは、アニメの原画を修正などして、全体の絵の動きやクオリティーを統一するのがお仕事。なのでキャラクターデザインをした安彦良和さんが作画監督するというのは、一番正解に近い作画となります。最終回付近で参加できなかった無念は、その後3部作で公開された映画版で取り返すことになります。3部作の最後である『めぐりあい宇宙』では、他の2部以上に90%近くが新作カットとなり、今の時代で見ても、非常に綺麗な映像となっています。安彦良和さんと富野監督は『勇者ライディーン』『無敵超人ザンボット3』など他の作品でも一緒に製作していました。
そんな「ガンダム」と深く関わってきた安彦良和さんは漫画家でもあります。安彦良和さんの漫画は止まり絵なのに、非常に動きを感じることがきます。そんな初代ガンダムのキャラクターデザインを担当し、作画監督を担当した安彦良和さんが、初代「ガンダム」の物語を漫画で描くことになります。それが『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(ジ・オリジン)』です。『THE ORIGIN』は元の『機動戦士ガンダム』をベースにいろいろアレンジが加えられています。それについての詳細は以前紹介した記事を参照してください。そんなわけで今回の『ククルス・ドアンの島』の物語のベースは自らが描いた漫画『THE ORIGIN』がベースとなっています。
ちなみに個人的に安彦良和さんが監督したアニメで『巨神ゴーグ』も名作だと思っています。

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サブメカも活躍

今回の予告映像の中で、おそらくセイラさんが操縦するコアブースターの上に乗ったスレッガーさんの操縦するGMがルッグン戦闘するシーンがありますが、おそらくこの物語だとアムロとガンダムはしばらく行方不明となっていると思いますので、こういったサブメカの戦闘が描かれるのが非常にうれしいですね。スレッガーさんが操縦しているというのと、GMのデザインを見る限りやはり物語のベースは『THE ORIGIN』になっているようです。すでに今回の映画版の「ガンダム」と「ドアン専用ザク」はバンダイからガンプラが発売することが決定していますが、今回の映像を見ると『ククルス・ドアンの島(THE ORIGIN)』版のGMも発売してほしいですね。ドアンのザクにやられているキャノン砲のついたGMなんか、やられているのにすごくカッコいいです。

ガンダムといえば現在『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 特別編』が放映中で、6月公開のこの『ククルス・ドアンの島』、7月に富野監督作品『Gのレコンギスタ Ⅳ 激闘に叫ぶ愛』に続き8月に『Gのレコンギスタ Ⅴ 死線を越えて』、そして10月にはテレビ最新作の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』とかなり今年は関連作品が目白押しですね。

今回は以上です。

 

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