フランスにて制作中のゲーム『グレンダイザー』の動画と画像が公開!

サブカル

以前、当ブログでも紹介したフランスでゲーム化される『UFOロボ グレンダイザー』の画像がゲームを販売するフランスのMicroids(ミクロイド)から発表されました。

目次

発売は2023年

今回公開された2点の画像とともに、ゲームの『UFOロボ グレンダイザー』は2023年にPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、Nintendo Switch、PC用で発売される事も発表されました。Microids社のCEO、ステファン・ロンジャールさんは「グレンダイザー ゲームの最初の画像を皆さんにお見せできることを嬉しく思います。Endroadは才気溢れるゲームデベロッパーで、永井豪の創り出した世界をビデオゲーム上で忠実に再現してくれるものと、我々も全面的に信頼しています。近日中に、最初のゲームプレイ映像を公開する予定です。」とコメントしています。Endroad社とはフランスのゲーム開発会社です。UbisoftやAmplitude Studiosといった業界実力者たちで構成されているとのこと。Endroad社のゲームディレクター兼共同設立者であるコロンバン・シセロンさんは、「ここ数か月、グレンダイザーのゲーム開発に特に熱を入れて取り組んでいます。ファンのため、そしてまだ宇門大介とその仲間を知らない皆さんのためにも、高品質のゲームを作りたいと思っています。グレンダイザーは、世の注目を集めるにふさわしい豊かな世界です。Endroadでは社員一同がグレンダイザーに対する強い思い入れを持っており、世界中のゲーマーが何十年来待ち望んでいたゲームを必ず我々が提供するとの決意を強くしています。グレンダイザーを蘇らせるということは、我々にとってまさにチャンスであり、歴史に残るアドベンチャーゲームを製作するために弊社のあらゆる経験を注入しています」とコメントしているそうです。ちなみに宇門大介っているのは、『UFOロボ グレンダイザー』の主人公、デューク・フリードの別名です。




そもそもグレンダイザーってなに?

以前にも同じような記事を書いたのですが、前回はまだブログ始めたてで、何を書いているのかよくわからなかったので、今回改めて解説します。『UFOロボ グレンダイザー』は、1975年にテレビで放送されたてロボット物のテレビアニメ。大人気作品である『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』と同じ世界設定の「マジンガーシリーズ」の第3作目。いわゆるスーパーロボット物です。当時は日曜日の夜7時から放送されていました。「マジンガーシリーズ」ではあるものの、個人的には『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』のような完全な続き物というような感じはあまりしません。登場人物などが同じな別の作品という感じが強いです。ただ、一応レギュラーメンバーの中には『マジンガーZ』の主人公の兜甲児がいたりするので、基本的には地続きな作品ではあります。ボスボロットもゲスト出演する回などもありました。基本的には故郷の惑星を滅ぼされた王子が、仇敵であるベガ星連合軍と戦っていく物語で、兜甲児は「グレンダイザー」のサポートメカ「ダブルスペイザー」のパイロットなど、あくまでサポートとして登場します。古い作品ですが、現在では人気ゲームソフトの『スーパーロボット大戦シリーズ』などにも頻繁に登場するので、若い層にも認知されていて、人気も高い作品です。

ざっくりストーリー

遥かベガ星雲の惑星の一つ、フリード星は平和でした。しかし、そこへ宇宙征服を目論む支配者ベガ大王が率いるベガ星連合軍がフリード星を侵略してきて、フリード星は滅亡してしまいます。フリード星の王子デュークはフリード星の守護神「グレンダイザー」が組み込まれた宇宙船スペイザーで脱出し、なんとか地球にたどり着き、八ヶ岳近くの地獄谷に不時着したました。そこを宇宙科学研究所の宇門所長に助けられて、デュークは彼の養子となり“大介”という名前で生活する事になります。
それから2年後。かつてマジンガーZで地下勢力と戦った兜甲児が小型の円盤TFOで研究所を訪れます。ここで兜甲児は大介と出会いますが、どうも反りが合わない2人。その夜、赤い月を見た大介は、ベガ星連合軍が今度は地球侵略を目論んでいる事に気づきます。しかし、平穏な生活を壊したくない大介は、ひとり苦悩します。そして翌日、襲来したベガ軍の円盤に兜甲児のTFOが攻撃されます。兜甲児の危機を見捨てられなかった大介は、再びデューク・フリードを名乗って、第二の故郷である地球を守るため、グレンダイザーで戦うことを決意します。

 

なぜフランスでゲーム化?

フランスでは、1978年に『グレンダイザー』が『ゴルドラック』という名前でテレビで放送され、大人気作品となりました。その人気は日本以上で、日本では未発売のグッズもフランスで発売されたほど。世界でも有数の日本文化の祭典「Japan Expo」発祥の地であるフランスは、世界の中でも特に日本アニメのファンが多いことでも有名です。そのブームの火付け役となったのが、『ゴルドラック』、つまり『グレンダイザー』というわけです。漫画原作者である永井豪さんは2019年に、フランスの芸術と文化への貢献度を評価され、フランス政府から芸術文化勲章「シュバリエ(騎士)」を贈られてしまうほど。なので、日本では数あるロボット物の一つである『グレンダイザー』ですが、フランスでは『ゴルドラック』として特別な扱いを受けているのです。『グレンダイザー』だったら『マジンガーZ』の方が人気じゃないか?という人もいるかもしれませんが、それは日本の話。フランスでの『ゴルドラック』は比べるとかじゃなく特別なのです。さらに『グレンダイザー』はフランスだけではなく、イタリアでも超人気。イタリアでは最高視聴率は80%以上を記録したとの事。ロボットアニメの視聴率が80%って・・・。いい国だなぁ。他にもイタリアでは『鋼鉄ジーグ』も人気がありました。『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』という『鋼鉄ジーグ』を題材にした映画も作られていたりします。他の国ではフィリピンで『超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)』が実写リメイクされるという事で話題になるなど、日本のロボットアニメは海外でかなり人気があるようです。

さて今回は画像2点とちょっとした動画のみの公開となりました。アクションゲームとのことですが、スペイザー状態のグレンダイザーの画像見る限り、なんとなくマップが広そうですね。まさか・・・オープンワールドとか!続報に期待したいです。

今回は以上です。

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