ついに発売直前となったアトラスの『ソウルハッカーズ2』。現在、JR秋葉原駅にて大規模な宣伝が行われているようです。
『ソウルハッカーズ2』発売直前
8月25日に発売予定のアトラスの最新作『ソウルハッカーズ2』。その発売に合わせて、現在JR秋葉原駅(電気街改札内)では,8月22日から8月28日までの期間中、階段やエスカレーターの壁面に登場する100体の悪魔たちが描かれているとのこと。さらに新宿駅前の「クロス新宿ビジョン」でも本作のスペシャル3D映像が8月23日から8月29日までの期間限定で上映されているとのこと。映像には、主人公のリンゴやジャックフロストなどの悪魔たちが登場しているようです。この3D映像は期間中、7:00から25:00(翌1:00)までの間に1時間で6回上映予定とのことです。
アトラスは昨年の11月にもシリーズナンバリングの最新作『真・女神転生V』の発売に合わせて、『真・女神転生V』の物語の冒頭の舞台となる品川駅で同じようなPR展開をしました。今回の『ソウルハッカーズ2』も発売直前から大きなPR展開をしていて、一気に発売間近ということを実感させられます。個人的には期待大ですが、少し心配なニュースも・・・。
メタスコアも公開
つい先日、『週刊ファミ通』のクロスレビューで40点満点で「38点」とかなり高得点ということを紹介したのですが、先日「メタスコア」も公開され、そちらでは「77点」という結果になりました。「メタスコア」とは海外のレビュー収集サイト「メタクリティック(Metacritic)」が公表している、ゲーム・映画・テレビ・音楽の評価です。低いとは思わない数字ですが、そのコメントが割とネガティブなものが多いようです。以下、一部抜粋します。
- 『ペルソナ5』や『真・女神転生V』のような派手さないだろうが、より痛烈で示唆に富んだ物語を提供しようとしている
- どこでもセーブでき、難易度も設定できるので、プレイヤーをイライラさせることもないだろう
- テーマやゲームプレイの要素の多くは、アトラスの他のJRPGから取り入れているかもしれないが、その新鮮な設定とキャラクターのおかげでユニークに感じることができる
- 好みの違いはあれど、本作は争い、愛、信念が見事に融合し、誠実で人間的な理解の壮大な物語を織り込んでいると断言できる
- 『幻影異聞録♯FE』を楽しんだ方には必須のJRPG
- 『真・女神転生』と『ペルソナ』のハイブリッドシステムを活用した、近年最高のJRPGに勝るとも劣らない、明確で活気あるロールプレイング体験
- 現世代機と旧世代機のクロスジェネレーションであることや、無機質なアートディレクションが本作の完成度を阻み、アトラスがグラフィックスやパフォーマンスの面でいかに改善すべきかを改めて示している
- アトラスのゲームやターン制RPG全般のファンであれば、かなりお勧めのタイトル
- かなり楽しめたが、”低予算”感がぬぐえず、ソウル・マトリクスのコンセプトもパッとしない
- 悪魔の数が減り、システムがシンプルになったことはアトラスRPGのベテランにとってはマイナスかもしれないが、初心者にとっては親しみやすい出発点だろう
- 開発者が持てる力の限りを尽くした低予算タイトルという印象
- メガテンシリーズの中でも最も短いゲームの一つ。ストーリーを完了するのに25時間強、すべての要素を網羅しようとすると更に15時間強かかる
- 最大の欠点は、多くのテーマを扱い、あまりにも多くのキャラクターを多く登場させたために、きちんと掘り下げる時間がなかったことだろう
- ほとんどすべての問題は、おそらくもう少し余裕のある予算で解決できたと思う
- 技術的な限界もあり、探索可能なエリアは飽きるほど繰り返され、多くの要素が再利用されている
- サウンドトラックも同じ曲がローテーションで流れ、レベルデザインもコンテンツの使いまわしが目立つ
評価はそれなりにされていますが、なかなか辛辣な意見もチラホラ。中でも“開発者が持てる力の限りを尽くした低予算タイトルという印象”というコメントがなんとも。このコメントを例にしてネットなどでは、今回のこの広告費を開発費にあてて欲しいなど、発売前からあまりよくない風潮となっています。ただ海外の感覚と日本の感覚はまた違うものなので、私はプレイするまでは前評判は気にないようにしたいと思っています。
というわけでいろいろな情報もありますが、いよいよ発売となります。発表当初は『ソウルハッカーズ』というタイトルからだと、結構イメージと違っていて驚きましたが、なんでも新しいものは最初はそうゆうものです。なにはともあれ、面白いかどうか、『ソウルハッカーズ』というタイトルにどんな意味があったのか、また新しい戦闘システムや仲魔の表現の仕方など、本編をプレイしてみて、私個人としては判断したいと思います。なるべく早めに感想をお届けできればとも考えていますので、それまでしばらくお待ち下さい。
今回は以上です。
コメント