前回に引き続き、『ガンダムシリーズ』のそれぞれのラストバトルについて紹介します。
基本的には映像作品のもののみ紹介します。なお、ラストバトルの紹介なので、ネタバレを多く含む内容となります。3回のうち、今回は2回目のPART2です。
目次
機動武闘伝Gガンダム
皆さん、お待ちかね!Gガンダムのラスボスは、諸悪の根源であるデビルガンダムです。ヒロインのレインは生体ユニットとして取り込まれてしまいます。世界中のガンダムが勢揃いしてデビルガンダムに立ち向かう最終決戦。実はこの時に、どさくさにまぎれ、RX-78をはじめいろんなガンダムが混ざってます。挙げればキリがないので、全部はあげませんが、ガンダムにとどまらず、ザンボット3やダイターン3、ダンバインまでもまざってたりします。そしてレインは、ドモンの告白により、デビルガンダムから救出されます。そして2人を乗せたゴッドガンダムで
「二人のこの手が真っ赤に燃える!幸せ掴めと轟き叫ぶ!!」
「爆熱!ゴッドフィンガアァァァァ!石破ラァヴラヴ天驚拳!!!」
と見ているのが耐えられないほど恥ずかしいセリフを二人で叫び、石破ラブラブ天驚拳でデビルガンダムは消滅します。ちなみに石破ラブラブ天驚拳を放った時、謎のオッサンが出てきます。このオッサンは後で知ったのですが、初代キング・オブ・ハートだそうです。
新機動戦記ガンダムW
とにかく見ている間、話の落とし所が全然見えなかったW。TV版のラストの戦いは、主人公、ヒイロ・ユイのウイングガンダムゼロとゼクス・マーキスことミリアルド・ピースクラフトのガンダムエピオンの戦い。ウイングゼロはこの時、ツインバスターライフルがないので、ビームサーベルと肩のマシンキャノンのみで戦います。この戦いはかなり互角で、エピオンは一度ウイングゼロをあと一歩の所まで追い詰めますが、リーブラの爆発によって、ウイングゼロが立て直します。そして最後に刺し違える2機。ウイングゼロは無傷のままで、エピオンは左腕が落とされます。なんとここで戦いは終了。この後、ウイングゼロは地球に落下するリーブラの残骸をバスターライフルで破壊して、物語は幕を閉じます。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
基本的にはテレビ版の続編で、登場するガンダムも、本来TVシリーズと同一機なのですが、デザインの変更上、それぞれに「カスタム」という名前がついてしまっています。ちなみに本作のラストバトルでは、主だった敵がいません。ウイングゼロカスタムは、マリーメイア軍の本拠地ブリュッセル大統領府上空に現れ、大統領府を覆う対核シェルターをツインバスターライフルで、3連続同地点射撃により崩壊させます。しかし、トチ狂った張五飛の乗るアルトロンガンダムとの戦いや、シェルターへの精密射撃間のために、回避行動を取れずサーペント部隊の集中砲火を浴び続け、ウイングゼロは、最終的に蓄積したダメージとツインバスターライフルの連射反動に耐え切れず、最後の一発とともに、空中で大破し、落ちていってしまいます。一時期、これを平成のラストシューティングなんて言葉があったようですが、なんでもこじつけるのはやめてほしいですね。
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
主人公シロー・アマダ駆るガンダムEz-8のラスボスとなるのは、ザクの顔したモビルアーマー、アプサラスIII。操るはヒロイン、アイナ・サハリンの兄貴、ギニアス・サハリン。元々はアイナの機体だったアプサラスですが、妹が甘っちょろい事ばっか言ってるのでキレた兄貴が、妹を銃で撃ってアプサラスから降ろしてしまいます。そこへシローがきて、なんとかアイナを助け、一緒にEz-8のコクピットに。片腕を破損したEz-8で、ビームサーベルを構えるも、ものすごいビームを発射するアプサラスを前に、ビームサーベルを落としてしまいます。そして意を決した二人は、アプサラスへ特攻。なんとEz-8はパンチでアプサラスのコクピットを攻撃。アプサラスとともに、山中にあるギニアスの秘密基地に落ちていくのでした。
この戦いでシローとアイナの生死は不明で終わりますが、続編である「ラストリゾート」で、ミケルはキキは最後にシローとアイナが幸せに暮らす家にたどり着きます。
機動新世紀ガンダムX
ラスボスはフロスト兄弟の駆る、ガンダムヴァサーゴチェストブレイクとガンダムアシュタロンハーミットクラブ。それぞれ、ヴァサーゴとアシュタロンが強化された機体ですね。主人公のガロード・ランは度々、この兄弟と戦ってきて、最終回でライバル同士が対峙することになります。ヴァサーゴとアシュタロンが2機の役割分担によって運用されるサテライトランチャーを使用して、連邦と革命軍双方の首脳の艦を消滅させ、その後更なる戦場の混沌を引き起こそうと目論むフロスト兄弟。そこに主人公ガロードのガンダムダブルエックスがやってきて、ツインサテライトキャノンを起動。双方のサテライトランチャーとの撃ち合いの結果、フロスト兄弟2機を撃墜しますが、ダブルエックスも相打ちで大破してしまいます。その後、ガロードはダブルエックスを宇宙空間に破棄してしまいます。
∀ガンダム
ファースト以来、おそらく初めて主役交代のなかったガンダム作品。ラスボスは∀のお兄さんこと、ターンX。地球を蹂躙しようとしているギム・ギンガナムの駆るターンXに、主人公のロラン・セアックが∀ガンダムで挑むのですが、このラストバトルに至るまで、グエンの元から奪い返した∀をロランに返そうとせず、ジョゼフというお馬鹿さんがしばらく∀を使用してたもんだから、見ていてイライラしていました。ロランの乗っていたコアファイターがようやく∀に装着され、ターンXとの激しいバトルが始まります。この2機だけが持つ超兵器、月光蝶を互いに使用しつつ、ビームサーベルで切り結ぶ2機。最終的に∀のビームサーベルが、ターンXの肩から深く刺さり、同時にターンXの腕のビーム兵器が∀の腹部に刺さり、相打ちとなり2機とも行動不能に。その時、2機からナノマシンの繭が伸びてきて、2機を包み始めました。地上で、ロランを待っていたギム・ギンガナムは、剣でロランとの決着を望みます。しかしそのとき、ギム・ギンガナムはナノマシンの繭に飲み込まれ、そのまま戻ってくることはありませんでした。なかなか戦わなかったので、ようやく戦ったバトルは、かなり激しい戦いになりましたね。
機動戦士ガンダムSEED
平成のファーストガンダムと歌われたSEED。主人公キラ・ヤマト駆る無敵のフリーダムガンダムのラスボスは同じくザフトで開発されたラウ・ル・クルーゼ駆るプロヴィデンスガンダム。ちょっと前の戦いで、ラウ・ル・クルーゼなんて強敵でもなかったのですが、やはり機体性能によるものなのか、かなり互角の戦いを繰り広げます。プロヴィデンスには、ガンダムでいうビットやファンネルであるドラグーン・システムが搭載されているため、さすがのフリーダムもこの攻撃に翻弄されます。めっちゃ撃ってくるプロヴィデンスガンダムにフリーダムは最初に右足を損傷。しばらくして、ビームライフルを持つ右腕も損傷します。さらに続くオールレンジ攻撃の中、残った左手で、ビームサーベルを連結し、特攻をかけるフリーダム。プロヴィデンスに接近する中、頭部を破壊されながらも、なんとか、ビームサーベルでプロヴィデンスのコクピットを貫いて決着がつきます。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY
どっちを主役としてみるかでラスボスも変わってくるのですが、最終的に勝った方が主役ならば、主役側はキラ・ヤマト駆るストライクフリーダムガンダムとアスラン・ザラ駆るインフィニットジャスティスガンダム。で、ラスボスはシン・アスカのデスティニーガンダムと、レイ・ザ・バレルのレジェンドガンダム。ストライクフリーダムVSレジェンド、インフィニットジャスティスVSデスティニーとなります。ラストバトルらしからぬ、どちらの戦いも少しは善戦するものの、結構一方的にやられてしまいます。レジェンドはドラグーン・システム同士の戦いとなるのですが、結構一方的にストライクフリーダムに撃墜されます。また、デスティニーも鍔迫り合いなどはあるのですが、アスランのインフィニットジャスティスの足のビームサーベルで、ほぼダルマにされて終わってしまいます。なんというか、最終回とかラストバトルはそれなりに拮抗してほしいのです。
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