予想外のスタッフ結集して『グレンダイザー』が2024年にリブート

サブカル

以前、「プロジェクトG」として新たに制作されるとのニュースのあった『UFOロボ グレンダイザー』でしたが、すごいスタッフを結集して、2024年にリブート作品としてテレビアニメで放映されるようです。



目次

タイトルは『グレンダイザーU』

「プロジェクトG」として新たに制作されることがすでに発表されていた『UFOロボ グレンダイザー』。今回情報解禁とともにティザーPVや設定画の一部、そしてスタッフが発表されました。まずタイトルは『グレンダイザーU』。UがUFOのUなのか、他の意味があるのかはわかりませんが、まああまり違和感ない感じではあります。そんなタイトルなんかよりびっくりしたのがスタッフの名前。今回発表されたのはスタッフは現在劇場公開が1月に予定されていて、第2次ガンプラブームとなったあの『機動戦士ガンダムSEED』の福田己津央さんが総監督に。そして『コードギアス反逆のルルーシュ』や最近まで超話題作だった(今も?)『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の大河内一楼さんが脚本に。さらにさらにこれまた超話題作で日本中で知らない人がいないのではないかと思われる(私見です)『新世紀エヴァンゲリオン』を担当した貞本義行さんがキャラクターデザインとの発表がありました。人によっていろいろ好き嫌いがあるのはわかるんですが、今回のこのスタッフはここ最近のロボットアニメのオールスター的な面々のように感じてならないです。そしてこのスタッフであの『グレンダイザー』を作るってんだから、期待しないわけにはいかないですよね、さすがに。今回発表されたビジュアルは主人公のデューク・フリードと主役機であるグレンダイザー。それと兜甲児も公式サイトでは公開されています。グレンダイザーは少しアレンジされていますが、過去のデザインと大きく変わらないデザインとなっています。対してデューク・フリードは思いっきり貞本義行さんの顔になっていますね。現代風にアレンジとかすると思っていたんですが、服とかあの感じなんですね。過去の作品から大きく印象は変えないようにしてるのでしょうか。『UFOロボ グレンダイザー』は1975年から1977年までテレビ放映された作品以来、『マジンガーZ』のように何かしら新作が作られてきていない作品なので、ゲームでしかその存在を知らない世代も多いと思います。どんな作品になるのか楽しみなんですが、今の若者たちに興味もってもらえるのか不安もあります。

以下は公式より抜粋。

1975年から1977年まで放送し、約50年越しのリブート。
中東、ヨーロッパを中心に海外では未だに衰えない人気作品となっておりその勢いは現在もなお健在。

今回の情報解禁に伴い、ビジュアル、ティザーPV、制作スタッフの公開を行いました。
スタッフは、「機動戦士ガンダムSEED」「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」等を担当した総監督“福田己津央”。
「新世紀エヴァンゲリオン」「サマーウォーズ」のキャラクターデザインを担当した“貞本義行”。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」「コードギアス反逆のルルーシュ」の脚本を担当した“大河内一楼”。
「ONE PIECE」「サクラ大戦シリーズ」の楽曲制作を担当した“田中公平”。
実力派揃いの精鋭されたスタッフでお届けします。
今後の情報を是非お楽しみにお待ち下さい。

原作
永井 豪
「UFOロボ グレンダイザー」

総監督
福田己津央

キャラクターデザイン
貞本義行

シリーズ構成・脚本
大河内一楼

音楽
田中公平

制作
GAINA

続報が今から待ち遠しいです。



 

フランスで超人気のグレンダイザー

日本では、バンダイナムコの人気ゲーム『スーパーロボット大戦』に度々登場しているグレンダイザー。一応はマジンガーシリーズの一員でもあるので、長年そこそこ人気はあるのですが、海外では日本なんか比にならないくらいグレンダイザーは人気あります。『グレンダイザー』は1978年に『ゴルドラック』という名前でフランス放送されたのですが、このフランスで異常なほどの人気を誇りました。世界でも有数の日本文化の祭典「Japan Expo」発祥の地であるフランスは、世界の中でも特に日本アニメのファンが多いことでも有名なんですが、そのブームの火付け役となったのが、『ゴルドラック』、つまり『グレンダイザー』というわけです。原作者である永井豪さんは2019年に、フランスの芸術と文化への貢献度を評価され、フランス政府から芸術文化勲章「シュバリエ(騎士)」を贈られてしまうほど。『グレンダイザー』はフランスだけではなく、イタリアでも超人気。イタリアでは最高視聴率は80%以上を記録し、放送終了後も再放送されていたそうです。そんなフランスでは2023年にPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、Nintendo Switch、PC用で発売される『グレンダイザー』のテレビゲームも開発されています。フィリピンで超絶人気を誇り、実写化までされてしまった『超電磁マシーン ボルテスV』といい、日本のスーパーロボットは海外では好評ですよね。日本でももっと人気でてほしいです。

 

UFOロボ グレンダイザー

さすがに古い作品なので、ゲーム以外ではよく知らない人も多いかと思いますので、改めて日本で放送された元となる『UFOロボ グレンダイザー』についても紹介します。『UFOロボ グレンダイザー』は、1975年にテレビで放送されたてロボット物のテレビアニメ。いわゆるスーパーロボット物。放送当時は日曜日の夜7時から放送されていました。「マジンガーシリーズ」ではあるものの、個人的には『マジンガーZ』や『グレートマジンガー』のような完全な続き物というような感じはあまりしません。登場人物などが同じな別の作品という感じが強いです。ただ、一応レギュラーメンバーの中には『マジンガーZ』の主人公の兜甲児がいたりするので、基本的には地続きな作品ではあります。ボスボロットもゲスト出演する回などもありました。基本的には故郷の惑星を滅ぼされた王子が、仇敵であるベガ星連合軍と戦っていく物語で、兜甲児は「グレンダイザー」のサポートメカ「ダブルスペイザー」のパイロットなど、あくまでサポートとして登場します。古い作品ですが、現在では人気ゲームソフトの『スーパーロボット大戦シリーズ』などにも頻繁に登場するので、若い層にも認知されていてはいる作品です。

ざっくりストーリー

遥かベガ星雲の惑星の一つ、フリード星は平和でした。しかし、そこへ宇宙征服を目論む支配者ベガ大王が率いるベガ星連合軍がフリード星を侵略してきて、フリード星は滅亡してしまいます。フリード星の王子デュークはフリード星の守護神「グレンダイザー」が組み込まれた宇宙船スペイザーで脱出し、なんとか地球にたどり着き、八ヶ岳近くの地獄谷に不時着したました。そこを宇宙科学研究所の宇門所長に助けられて、デュークは彼の養子となり“大介”という名前で生活する事になります。
それから2年後。かつてマジンガーZで地下勢力と戦った兜甲児が小型の円盤TFOで研究所を訪れます。ここで兜甲児は大介と出会いますが、どうも反りが合わない2人。その夜、赤い月を見た大介は、ベガ星連合軍が今度は地球侵略を目論んでいる事に気づきます。しかし、平穏な生活を壊したくない大介は、ひとり苦悩します。そして翌日、襲来したベガ軍の円盤に兜甲児のTFOが攻撃されます。兜甲児の危機を見捨てられなかった大介は、再びデューク・フリードを名乗って、第二の故郷である地球を守るため、グレンダイザーで戦うことを決意します。

リブートという事なので、どこまで『UFOロボ グレンダイザー』に近づけてどこまでアレンジされるのか。今回発表されたスタッフを見ると少なくてもつまらない作品にはならないと思います。

今回は以上です。

 

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