前作と比べてどうだった?ゼルダティアキンクリア後レビュー 物語編

サブカル

前回『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のクリア後のゲーム面についての感想を伝えましたが、今回はストーリーについてもお伝えします。



目次

ティアキンのストーリー

世界的な超人気作となった『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』の続編として、発表された本作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』。ゲームシステムやプレイする面白さについては前回お伝えした通りです。今回はそのストーリーについての感想と簡単なあらすじについて紹介します。

私は個人的に『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』のストーリーがその結末も含めて非常に好きでした。進め方でいろいろ見方が変わると思いますが、4人の英傑たちの無念を晴らしながら厄災ガノンを倒す物語。正直、あんなことがあってあんな苦労したので、リンクとゼルダにはその後のんびり幸せになって欲しかったので、続きのストーリーはなくてもいいかと勝手に思っていました。さらに続編ということで蛇足にもなりかねないんじゃないかと・・・。ゲーム冒頭で一気にピンチとなってしまうゼルダとリンクですが、後ほどあらすじについては紹介しますが、今作ではゼルダは過去の世界へ飛ばされてしまいます。一方現代に残ったリンクはゼルダの捜索と今作で起こった「天変地異」について調査もするのですが、前作の「ウツシエ」のような形で今作では地上絵をたどる形で、過去に渡ったゼルダの記憶を見ることができ、不足されている物語が補完されていきます。過去にいってしまったゼルダはなんとかして元の時代に戻ろうとするのですが、その戻る方法に驚愕。そうか!そうゆうことなのね。と一人納得し、気が付いたら今作のストーリーにも夢中になっていました。なのでもう少しティアキンの世界をまったり楽しみたかったのですが、物語の結末がどうして見たくなり、探索などのまったりプレイは一旦切り上げ、クリアまでいってしまったわけです。結果として個人的には『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』も物語はかなり面白いと感じました。前作と比べてどっちが?と言われるとう〜ん・・・好みの問題もありますが、今回はゼルダの存在感が半端ないので僅差でティアキンの方が好きかもしれません。でもなぁ、ブレワイあってのティアキンだし・・・そんな感じで今も迷ってしまっています。



あらすじ

というわけで、気になっている人に向け、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のあらすじを紹介します。

前作『ゼルダの伝説ブレス オブ ザ ワイルド』で厄災ガノンを討伐から数年後の物語。ハイラル王国は復興の道を歩み始めていました。そんな時、ハイラル城の地下で謎の「瘴気」が発生。リンクとゼルダは調査に行くことになりました。調査の際、地下で二人はこのハイラル王国で古代にかつて栄えたとされるゾナウ文明の遺構を発見します。大きな発見に興奮するゼルダでしたが、そのさらに奥で謎の右手に封印されていた怪しいミイラを発見します。

このミイラの正体は古代ゾナウ文明時代に魔王として恐れられていたガノンドロフでした。謎の右手がはずれ、封印が解けてしまったガノンドロフは二人に向け瘴気を放ちます。ゼルダを守るため、マスターソードを抜いて前にでたリンクでしたが、ガノンドロフの瘴気は強力で、マスターソードは朽ちててしまい、リンクも右腕を蝕まれてしまいます。封印が解けたガノンドロフはハイラル城を空高く持ち上げ、それにより発生した地割れによりリンクとゼルダは落下してしまいます。ゼルダに手を伸ばしたリンクでしたが、ゼルダはガノンドロフの封印が解けた時に拾った謎の秘石とともにどこかへ消えてしまいました。リンクはガノンドロフを封印していた謎のの右手に引き上げられて辺りは光に包まれいきました。


次にリンクが目を覚ました時、そこは上空に現れた空島でした。瘴気に蝕まれてしまったリンクの右腕はあの謎の右腕に変わっていました。この右手の主だったのは初代ハイラル国王だったラウルのものでした。ラウルはかつて魔王として君臨したガノンドロフと戦ったのですが、その強大な力の前に倒すことができず、封印してその力を防いだのでした。そんなガノンドロフの封印が解けてしまった今、リンクはラウルの魂に導かれ、島内の祠を回り右手の本来の力を取り戻していきます。

そしてこの空島で消えたはずのゼルダを見つけます。しかし意思の疎通はできない状態で、幻のように浮かび上がっているだけ。そんなゼルダが手を差し伸べてきました。何かを感じたリンクは朽ちてボロボロになったマスターソードをゼルダの手に委ねるとゼルダはマスターソードとともに姿を消しました。リンクは消えたゼルダを探し出し、再び世界を再び救うべく、ハイラルの大地へと飛び降りていきます。
ハイラル城の浮上と共に空に浮かぶ無数の島が確認され、そこから謎の遺跡群が地上に降り注いでいました。また各地に地底へと続く深穴ができ、そこから瘴気が噴き出していました。これらの「天変地異」が起こるなか大地に降り立ったリンクは監視砦に向かい、そこでゼルダとリンクの捜索を指揮していたプルアと再会します。リンクはプルアの指示のもと、異変調査とゼルダ捜索のため、各地を巡り始めるのでした。


リンクは冒険を進める中で、同じく「天変地異」とともにハイラルの地表に現れた地上絵を調べます。この地上絵に触れることで、リンクはゼルダの身になにがおきたのか?ゼルダが体験した記憶を垣間見ることになります。ゼルダは秘石とともに遠い昔の建国間もないハイラルの時代へと飛ばされて、そこで初代国王ラウルとその妻の王妃ソニアに出会います。

ゼルダは過去の時代へ行っていました。ゼルダもゼルダで元の時代に戻る方法を探したり、朽ちたマスターソードの復活する方法を探し始めます。しかし、ゼルダがたどり着いた時代は、まさにあの魔王ガノンドロフが誕生する時代でもありました・・・。

という感じで結構みっちり詰まった物語となっています。結末を知りたい人はぜひプレイしてみてください。

 

少し寂しい部分も

今作は前作の続編ではあるものの、前作をやってない人でもプレイできるように配慮されています。そのせいかわかわかりませんが、少しは名前は出てくるものの、前作で英傑として存在したミファー、リーバル、ウルボザ、ダルケルの存在がかなり薄くなっています。その子孫や受け継いだ他の仲間たちであるシド、チューリ(テバの息子でテバは現在村長!)、ユン坊、ルージュ(少し成長してた)は賢者として登場するのですが、だからこそ、4英傑の存在はもっと強めにだして欲しかったんですよね。まあ、今作からプレイする人にとっては邪魔な情報になりかねないので、その辺りを考慮してのことだとは思うのですが、前作をプレイした身としては少し寂しい部分でもありました。でもまったく名前がでないというわけではないです。だからちょうどいいのかもしれませんね。寂しいけど。

 

終盤の盛り上がり

ここから少しネタバレになるので、読む人は注意してください。物語は終盤にも見せ場があります。ラスボスである憎っくきガノンドロフとの戦いの展開で終盤も終盤で、え?これどうすんの?という展開になるのですが、最終盤の戦いの際、あいつがリンクの元に飛んできて一緒に戦うことになるのですが、この時はもうテンション上がりまくりでした。予想しようとすればできる展開ではあったのですが、あまりにもガノンドロフが強かったので、物語の展開など全然予想していませんでした。そして今回、空中でのダイブが目立つゲーム性になっているのですが、最後にそのダイブを使った演出もあり、本当に端から端までよく考えられていたゲームと物語だと思いました。いやぁ〜ほんと久々に名作ゲームをクリアした達成感というのを味わうことができました。

前回、『ティアーズ オブ ザ キングダム』のゲームとしての面白さを紹介しましたが、物語も素晴らしいものになっています。世界中で大ヒットする作品だというのも納得ができる内容になっていました。

今回は以上です。

 

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