公開が迫ってきた庵野秀明さんの企画・脚本で注目されている映画『シン・ウルトラマン』の登場人物や組織の設定など新たな情報が公開されました。
目次
主人公は神永新二
ー新情報解禁ー
巨大不明生物による
災害対策を主として設立された
防災庁の専従組織
通称【#禍特対(カトクタイ)】メンバー
・神永新二(#斎藤工)
・浅見弘子(#長澤まさみ)
・滝明久(#有岡大貴)
・船縁由美(#早見あかり)
・田村君男(#西島秀俊)#シンウルトラマン #5月13日公開 pic.twitter.com/CMj1T7GtKw— 映画『シン・ウルトラマン』公式アカウント (@shin_ultraman) March 30, 2022
大ヒットした映画『シン・ゴジラ』を手掛けた庵野秀明さんと樋口真嗣さんのタッグで制作された『シン・ウルトラマン』は2022年5月13日(金)に公開される予定。公開日が迫ってきて、新たな情報がいくつか公開されました。まず斎藤工さんが演じる主人公の名前は「ハヤタ」ではなく「神永新二(かみながしんじ)」。奇しくも庵野秀明さんが監督を務めたアニメ『エヴァンゲリオン』シリーズの主人公と下の名前が同じ。もしかしてと思い、他の『シン』の名前がつく作品は、全部「しんじ」という名前が主人公なのでは?と思い調べたんですが、『シン・仮面ライダー』は原作同様「本郷猛」だし、『シン・ゴジラ』も「矢口蘭堂」と全然違いましたので、関係ないようです。公式サイトでは、主人公を演じる斎藤工さんのコメントも掲載されていました。以下、公式ページより抜粋。
<斎藤工コメント>
「シン・ウルトラマン」という壮大なプロジェクト及び手にした脚本に至極興奮致しました。かつて、何者でも無かった私は一度だけ、生前の実相寺昭雄監督(ウルトラマンの演出を手掛けた)にお会いする機会があり、前のめりに当時の円谷プロや「ウルトラマン」の様々な話を伺えた事は、全て”ココ”に繋がっていたのではないかと今振り返ると思います。
「ウルトラマン」への特別な想いを持たれていらっしゃる庵野さん、樋口監督と共に、若輩者ながら私の37年間を本作に注ぎたいと思います。「シン・ウルトラマン」が今の日本に、未来の日本に、必要な作品になるよう、頼もしきスタッフ、共演者の方々と高みを目指します。
組織名は【禍特対(カトクタイ)】
ウルトラマンといえば、ウルトラマンと怪獣以外に、ウルトラマンが登場するため間を持たす・・・失礼、地球を守るため怪獣を撃退しようとする組織が存在し、作品によってこの組織名も違っています。『ウルトラセブン』の場合は「ウルトラ警備隊」、『帰ってきたウルトラマン』では「MAT(Monster Attack Team)」など。元祖『ウルトラマン』では「科学特別捜査隊」でした。略して「科特隊(かとくたい)」。この略称から今回発表された『シン・ウルトラマン』に登場する組織名は【禍特対(カトクタイ)】と発表されました。巨大不明生物による災害対策を主として設立された防災庁の専従組織ということで、主人公含む主要人物は皆んな所属しているようです。現代風のアレンジされていて、みんなスーツ姿。さすがにヘルメット被ったり、オレンジのユニフォームは着てくれないようです。そんな禍特対のメンツと俳優さんも発表されています。禍特対の分析官の浅見弘子役に長澤まさみさん、禍特対の非粒子物理学者の滝明久役にHey! Say! JUMPの有岡大貴さん。そして禍特対の班長の田村君男役に先日『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞の国際長編映画賞を受賞し話題となった西島秀俊さんが担当します。個人的には西島秀俊さんは、『仮面ライダーBLACK』のリブート作品である『仮面ライダーBLACK SUN』で主役を演じるので、そちらんも注目してます。
『シン・ウルトラマン』と新ウルトラマン
さて庵野監督作品は公開したものや公開予定のものも含め、タイトルにすべて“シン”がついています。『シン・ゴジラ』から始まって、自分のアニメ作品の完結編の『シン・エヴァンゲリオン』、公開が予定されている『シン・仮面ライダー』など。この“シン”という言葉が「新」とか「真」とかと読み方が同じため、それまでのその作品のシリーズに登場した名称と被ってしまうものも存在します。今回の『シン・ウルトラマン』でいえば「新ウルトラマン」。「新ウルトラマン」はウルトラマンシリーズの3作目でウルトラ兄弟の4番目である『帰ってきたウルトラマン』に登場するウルトラマンの名前で、以前は略され「新マン」とも呼ばれていました。「新マン」はその不安定(?)な名称から、作品やファンからその名称が定まっていませんでした。『ウルトラマンA』の第14話のナレーションではウルトラマンII世とか呼ばれたり、『ウルトラマンタロウ』や『レオ』のナレーションでは「新マン」と呼ばれていました。なので私はもうすぐ公開される映画『シン・ウルトラマン』のタイトルを聞いたとき、冗談抜きで「新マン」の映画化と思ってしまったほどです。そんな「新マン」こと「新ウルトラマン」は、1984年に公開された映画『ウルトラマンZOFFY』でついにちゃんとした名前がつくことになりました。その名前は「ウルトラマンジャック」。なのですが、子供の頃に見てた印象が残っている私としてはやっぱり「新マン」がしっくりくるんですよね。以降は「ジャック」の名前で統一されているようです。
ちなみに『仮面ライダー』にも、1992年で東映Vシネマで『真・仮面ライダー 序章』という作品があったりしました。でも『序章』以降は制作されませんでした。ま、そうゆうことです。
『シン・ウルトラマン』に関しては、最初に発表されたキャッチコピーが“そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン”というものでした。原作の最終回でこのセリフを言ったのはウルトラマンの兄貴「ゾフィー」。なので『シン・ウルトラマン』にも「ゾフィー」が登場するんじゃないかと密かに期待しています。
今回は以上です。
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