流通業者に向けてBANDAI SPIRITSが声明文を出した途端、量販店のガンプラ売り場にガンプラの在庫が溢れだしたと話題になっています。
目次
あからさま過ぎる変化
以前、当ブログでも紹介したBANDAI SPIRITSが不当な高価格で販売している流通業者に向けて声明文を出した話題。その直後、あからさまに売り場に変化が起こり、ユーザーたちの嬉しい悲鳴がSNSに飛び交っています。
夢のような光景!どんだけ、問屋でやってたの?#ガンダム#ガンプラ pic.twitter.com/ci2HodzPH2
— I愛 (@aiai_20200209) March 1, 2022
私も仕事終わりに回ったら凄いことになってましたw pic.twitter.com/veAzlBRfyv
— たぜき (@TazekiGeek) March 1, 2022
ここ半年くらい全く在庫が無かった量販店で、一気に在庫が復活した。やはり複数の卸しが何かやってたんだろうな。 pic.twitter.com/LAzsKVGl1H
— 河野 達也@ガルパン最終章第2話BD発売中! (@kouno00) March 2, 2022
噂は本当だった?!
#ガンプラ再販
#ガンプラ
#ガンプラ在庫
#エディオン pic.twitter.com/fCoWxTEdE3— ヒョンミ(キム・ヒョンスク) (@hyonmi_sken) March 2, 2022
売り場が以前のように潤い始めたのは非常にいいことです。でも、とても偶然とは思えないタイミングでこの変化。転売ヤーも勿論ですが、諸悪の根源が問屋で、高額転売目的で流通ををせき止めていたということを白状しているようなものですね。中間業者でそんな事されたら消費者には打つ手なしです。良かったと思う半分、怒りも感じてしまいます。問屋の問題のが解決した所で、これだけの店頭の在庫が豊富になってくると、個人の転売ヤーはまるで商売にならないのではないでしょうか。ただし、新作など一部のアイテムに関してはまだまだ争奪戦はありそうですね。まあ、その場合は単純にその商品が人気なだけの可能性もありますので、利幅の事を考えるとガンプラに関する転売については、落ち着きそうですね。しかし、ここまで変化を起こしたバンダイの流通業者に向けた声明の威力がすごいですね。
バンダイの声明文のおさらい
ここ最近のガンプラとかの問屋小売店の不当な高額プレ値についてバンダイさんが声明文を出されました。
まさか独占禁止法ではなく、並行輸出禁止法と著作権法で攻めてくるとは予想外です。
もしかしたらメタルボックスさんの事を暗に名指ししてるのかも知れませんが、事実なら非常に残念です。 pic.twitter.com/MEOpcZc5lV— 気になる話題に首突っ込むアカウント@メタルボックスさん応援 (@cLo09frM7A56WfU) February 25, 2022
問屋が小売に商品を卸さず、自らが高額で転売しているのではないか?という疑惑がSNSなどで広まった頃、某問屋と思われる業者は事実無根とのことで、SNSでその事について話題にしたツイッター主さんを訴えるような事までいっていました。しかし、その後BANDAI SPIRITSが、取引先に対し「『買い占め、転売』『不当な高価格での販売』『並行輸出』対応についてのお願い」と題し声明を送付。書面では「一部流通業者において『不当な高価格での販売』がされている状況」は確認していると説明し、「業者による海外向けの並行輸出も認めていない」と述べた上で、これらの問題について、今後改善がなされない業者とは取引の制限または中止もありうると、厳しい措置も検討していることを伝えました。「消費者が不利益を被る不当な取引はあってはならない」として、流通関係者に協力を求るという体裁の文章ですが、正直かなり怒っているのが伝わってくる内容の文章でした。今回のガンプラ売り場の在庫は、この文章が出回ってすぐに復活しました。
そんな中別の話題も
転売問題はよくないことですが、この騒動の中、転売対策をするお店側の努力を見ることがいくつかありました。パーツのカットをお願いするお店があったり、「Hi-νガンダム」の商品名を読めるか売る時に確認を取ったり、抽選販売や購入数の制限など、それぞれのお店で様々な努力がみられました。そんな中、面白いツイッターを見つけました。
先日
友人が
ガンプラを買う時、店員さんに
「転売防止の確認の為にお伺いしますが
これ(ガンプラ)は、どこのメーカーの物ですか?」
と聞かれ、反射的に
「アナハイムです」
と答えてしまったら
数秒後
「…OKですw」
と販売してくれた模型屋さん…是非、今度
自分も買いに行きたいと思います(笑)— 森山たかふみ (@lp400_moriyama) March 1, 2022
ガンダムを知らない人には何が何やらさっぱりという感じでしょうが、「ガンプラ」のメーカーは、もちろんBANDAI SPIRITS、つまりバンダイです。このツイッターで店員さんが確認したかったのは「バンダイ」という答えだったのですが、「アナハイム」と答えてOKをもらっています。この「アナハイム」っていうのは、ガンダムシリーズの作品内で登場するモビルスーツを開発している架空のメーカーの名前。正式名称は「アナハイム・エレクトロニクス」。ガンダムシリーズやGMといったモビルスーツを軍に売っているメーカーということですね。なので、ガンダムをより詳しく知らないと出ない答えなので、この店員さんはOKをしたわけです。というか、店員さんもガンダムに詳しくないと、NGになってしまうので、なかなかトリッキーなやり取りだと思います。ここ数年に起こった「ガンプラ」の転売問題はこういったお店側の努力も話題なりましたね。
PS5はどうなる
ガンプラの転売問題については、バンダイの声明文がきっかけで、ようやく終息するかと思われます。しかし、同じく転売問題として話題にあがるPS5ことプレイステーション5の品薄は相変わらずのようです。PS5の転売に関しては、ガンプラと違い転売の上乗せ価格も大きいことから、個人の転売ヤーも利益は大きいですから、これに関しては問屋だけの問題ではなさそうです。実際、私もPS5が店頭で販売されているのをみたことがありません。次世代機なので、ゲームを趣味にしている以上、いずれは購入することになると思うのですが、この状況がいつまで続くか心配ですね。
今回、バンダイやったように「転売」そのものに関する声明文をソニーが出したりしたら、この状況も収まったりしないのでしょうか。PS5に関しては、本体は品薄で買えないにも関わらず、ソフトが売れていないという状況をよく見かけます。そうなるとゲーム市場に大きな影響がありそうなので、ソニーさんにも何かしらの動きがほしいですね。
どうやらようやく終息しそうな『ガンプラ』の転売問題。私も今度お店を覗きにいこうかと思っています。
今回は以上です。
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