新年早々、割りとビッグニュースがありました。小学館が1月1日に創業100周年を記念して漫画家の高橋留美子さん原作の『うる星やつら』を再びアニメ化することを発表しました。すでにPVも公開されています。
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2022年に放送予定
『うる星やつら』のリメイクは、今年2022年にフジテレビの「ノイタミナ」枠で放送することがすでに決定しているとのこと。漫画も過去のアニメも非常に長期に渡って制作された『うる星やつら』ですが、今回のアニメ化は原作から選び抜かれたエピソードを4クール(48回)にわたり制作されるとのことです。おそらくは1期、2期と分けての放送になるとは思いますが、今の時代ではなかなかの決断なのではないでしょうか。
そして気になる主役2人の声優ですが、ダーリンこと、諸星あたる役には神谷浩史さん。注目のラムちゃん役は上坂すみれさんと、超人気声優が担当することになりました。PVではお互いに名前を呼びあっているだけですが、すでに二人の声を聞くことができます。過去の作品では、あたるを古川登志夫さん、ラムを平野文さんが担当していて、その印象が根付いているので、どうなることかと思いましたが、私は個人的には全然違和感を感じなかったです。特に神谷浩史さんの声が『物語』シリーズの暦に聞こえちゃうんじゃないかと思ったのですが、映ってはいないのにあたるの顔が浮かんだので、バッチリだと思います。さらにラムの髪の毛の配色が原作コミックのようになっていて、あのまま動くことを考えると、時代の進化が恐ろしいですね。それとバックに流れている曲も、当時アニメで使用されいた『ラムのラブソング』のイントロと同じようなので、主題歌もそのまま使われそうですね。今から超期待しています。
『うる星やつら』という作品
あけましておめでとうございます!
2022年寅年、「うる星やつら」TVアニメ化します! pic.twitter.com/LfmIHfpvsZ
— 高橋留美子情報 (@rumicworld1010) January 1, 2022
今回のニュースを見て、『うる星やつら』ってなに?と思っている若者は多いんじゃないでしょうか。『うる星やつら』は「うるせいやつら」と読みます。昔も「うるぼしやつら」って読んでしまう人たちをよく見かけました。『うる星やつら』は『らんま1/2』、『めぞん一刻』、『犬夜叉』など多くのヒット作を生み出した漫画家、高橋留美子さんのデビュー作。1978年に短期集中連載作品として『少年サンデー』に初めて掲載され、その時の反響が大きかったため、1979年に月刊で不定期でしたが連載化されました。当時、高橋留美子さんはまだ大学生だったため、この頃はまだ週刊ではありませんでした。しかし、大学卒業後、1980年に『少年サンデー』にて本格的に週刊連載がスタート。連載開始後、最終話まで作者の都合による休載がなかったそうです。その人気から1981年から4年半に渡りTVアニメが放映され、6作の劇場版、12作のOVAが製作されたほどの超人気作となりました。特にヒロインのラムが超人気となり、オッサン連中はいでも理想の女性がラムなどという輩がいるほどです。そんな作品が再アニメ化されるというので大騒ぎとなっているわけです。
ざっくりストーリー
宇宙人である鬼族が、地球侵略にきます。鬼族は圧倒的な技術力と軍事力があり地球は危機になります。しかし鬼族は武力で地球を手に入れるのだと簡単過ぎて面白くないと思い、鬼族の代表と地球の代表とが一騎討ちで戦い、地球代表が勝った場合、おとなしく帰り、地球代表が敗れた場合、地球を占領すると宣言しました。その一騎討ちの内容は、『鬼ごっこ』。この『鬼ごっこ』は鬼族の伝統のもので、期限内に地球代表が鬼族代表の角を掴めば地球の勝ちとなり、鬼族代表が逃げ切ると鬼族の勝ちというもの。
地球の命運を賭けた『鬼ごっこ』の地球代表に選ばれたのは、浮気者の高校生の諸星あたる。最初やる気がなかったあたるは、幼なじみの三宅しのぶに「勝ったら、結婚してあげる」と言われ、彼女と結ばれたいがために鬼族代表のラムを追いかけ始めます。しのぶに対する思いから「勝って結婚じゃぁ〜」という言葉を発しながら、ラムを追いかけていたのですが、この言葉をラムは自分に求婚しているのだと勘違いし、それを受け入れてしまいます。結果的に『鬼ごっこ』は地球の勝利となりましたが、ラムは諸星家に住み着くことになりました。
というのが最初の話。あとは登場人物と設定をそのままに、毎回1話完結でハチャメチャな物語が展開していくので、前回見忘れても問題がない構成になっているので、多くの人が視聴するようになりました。
常にビキニ姿のヒロイン、浮気者の主人公と今の世の中では叩かれる要素が満載の作品。それでも絶大な指示をしている世代も多いので、放送後の反響がどうなるのかも気になりますね。
今回は以上です。
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