大人が見ても普通に面白い!!仮面ライダー作品を紹介

サブカル

先日、新ライダー『仮面ライダーリバイス』のビジュアルが話題に!という記事で、新仮面ライダーについてご紹介した際に、しっかり伝えきれなかった各作品の魅力が気になっていて、今回は思わず私がオススメする平成ライダー作品を紹介する事にしました。

現在は時代が令和となり、仮面ライダーシリーズも『仮面ライダーゼロワン』から新たなシリーズが始まった感があります。そして昔からの昭和仮面ライダーも確かに面白い作品や好きな作品がいっぱいあるんですが、さすがにまだ子ども向けとして作品を作った感じが強い部分があります。
いやいや、仮面ライダーって子供向け番組でしょ?という意見、すごくわかります。でも平成の仮面ライダーの中には、これ子供向けか?と思うほどシリアスかつ面白い仮面ライダーが存在します。ものによっては、海外ドラマのように先が気になって見るのが止まらなくなる作品もあります。今回はあくまで私の独断と偏見ですが、“大人が見ても普通に面白い”仮面ライダー作品を紹介します。

その前にざっくり仮面ライダーの歴史を振り返る

最初の『仮面ライダー』は今は亡き巨匠漫画家、石森章太郎さんが漫画版を原作とし、1971年4月3日から1973年2月10日まで、なんと全98話が放送されました。当初から児童をターゲットに制作されていたのですが、序盤の怪奇ムードや大人びた雰囲気は当時の子どもたちに受けが悪く、視聴率が伸び悩んだそうです。さらにそのタイミングで主人公・本郷猛役の藤岡弘さんが収録中の事故で大怪我を負い、しばらく休業を余儀なくされてしまいました。番組存続の危機に陥った制作側は、「本郷はヨーロッパに転戦した」という設定にして、仮面ライダー2号=一文字隼人を登場させ、同時に変身ポーズの導入や相棒・滝和也を登場させ、ライダーガールズなど明るい雰囲気のヒーロー番組に作り変えました。この狙いがバッチリ子供たちにハマり、視聴率は20%を超えるようになり、世間では変身ブームを巻き起こしました。そして傷の癒えた藤岡弘さんが復帰したことでダブルライダーが実現することとなり、視聴率は30%を突破。その後、新作劇場映画も制作されるほどの超人気作品となりました。
その後、3号ライダーとして『仮面ライダーV3』が登場し、その後シリーズとして、現在に至るまで50年続く作品となったのです。

平成ライダーの登場

昭和で大ヒットとなった仮面ライダーシリーズは、何度か間を開けながらも、度々新シリーズが放送されました。1987年に放送された『仮面ライダーBLACK』、その次の年にも続けて放送された『仮面ライダーBLACK RX』で一度テレビシリーズは終了し、その後は映画で単発の仮面ライダーが作られました。その後、1998年に仮面ライダーの生みの親である石森章太郎さんが亡くなった事により、仮面ライダーシリーズは一度止まってしまいました。しかし、2000年に『BLACK』のスタッフだった東映の高寺成紀さんがプロデューサーとなり、11年ぶりのテレビシリーズ『仮面ライダークウガ』が制作されました。日曜日の朝に放送されたこの『仮面ライダークウガ』から、その後も『仮面ライダーアギト』『仮面ライダー龍騎』とそれまで仮面ライダーとしての定義をいろいろと取っ払い、新しい時代のフォーマットに合わせたのと、子どもを持つママ世代も、出演するイケメン俳優などで人気を博し、現在も続く人気シリーズとなったのです。平成ライダーの特徴はドラマ性が強く、場合によっては正義とか悪とか関係なくなっているのが特徴です。

それでは、私がオススメする平成ライダーを3作品ご紹介します。

『仮面ライダーW』

本当はこの『W』だけの記事を書きたいほど、超好きな仮面ライダーです。シリーズ初となる2人で1人の仮面ライダーというのが特徴で、主役の仮面ライダーWは左翔太郎とフィリップが同時に変身ベルトを装着することで1人のライダーに変身します。詳細は省きますが、基本的に身体は翔太郎で、フィリップが意識だけ流れ込んでいるといった感じ。物語のメインは探偵物。架空の都市『風都』が舞台となっていて、この街では、ガイアメモリというUSBメモリの形をした生体感応端末が出回っていて、使用者がスイッチを入れて、身体にさすことでメモリに封じられた「地球の記憶」が起動し、使用者をドーパントという超人に変身させ、それによる事件が多発していました。探偵をしている翔太郎とフィリップは、専用のガイアメモリとダブルドライバーを使用して、仮面ライダーWとして数々の難事件を解決していきます。お人好しの二枚目半である翔太郎とその出生が謎のフィリップとのコンビで物語が進むのですが、物語が進むにつれ、フィリップの謎が明かされたり、コンビだからこその感動するエピソードもあります。この『仮面ライダーW』はとにかくその設定がしっかりしていて、ブレがなく、そして事件ひとつひとつのエピソードも非常に面白い作品です。ツールとして仮面ライダーがあるだけで、大人が見ても非常に面白い作品となっています。その人気や評判のせいか、『週刊ビッグコミックスピリッツ』にてテレビの続編となる漫画『風都探偵』が連載されるほど。そしてついに仮面ライダー史上初のアニメ化も決まっています。あまりぐだぐだ書いてもキリがないのですが、最後にもう1つ。この『仮面ライダーW』の主演を務めるのは、左翔太郎を桐山漣さん、フィリップを菅田将暉さんが担当しています。二人共今や大活躍の役者さんですよね。私はいまだにテレビで菅田将暉さんを見かけると「あ!フィリップだ」といってしまいます。もっといろいろ書きたいんですが、それは次の機会にでも。

 

『仮面ライダー龍騎』

『龍騎』は「13人の仮面ライダーが自らの望みを叶えるために最後の1人になるまで殺し合い続ける」というなんと仮面ライダー同士のバトルロイヤル物です。ライダーが自身の欲望のために他のライダーと殺し合うというストーリーや、悪役であっても正式に「仮面ライダー」を名乗るという設定が、「子供番組としては不適切である」という意見が当時新聞に投稿されるほど、物議を醸し出した作品。ライダー同士の戦いが目立ちますが、設定もしっかりしていて、ミラーワールドという鏡の向こう側の世界に住むモンスターが、現実世界に脅威を与えているという状況があり、これに対抗できるのは仮面ライダーのみ。そんな中で主人公である城戸真司は、ライダー同士の戦いはやめて、ミラーモンスターから世界を守るべきだと主張します。しかし、たしかに悪い考えの者もいますが、他の仮面ライダーの中にはどうしても叶えたい願いが存在していたりする人もいます。それが病気によって自分の寿命がせまっているものだったり、意識がもどらない恋人を救いたいなど、それぞれ納得がいく願いがあったりします。一方、刑務所にいた凶悪殺人犯が仮面ライダーの力を与えられ、その力を使って脱獄し、ルールに従ってみんなが躊躇する者が多い中、次々と他のライダーを殺していったりします。とにかく子供番組というのを無視した内容で、ライダー同士が味方になったり敵になったりしながら物語が進みます。そしてその結末もおよそ子供向け番組とは思えない話になっています。この作品はテレビ版、映画版、テレビ特番で、そのラストも変わっているので、テレビ版のラストが受け入れられない人は、他の2作品も見た方がいいかもしれません。ちなみにこの作品に登場する13人のライダーの内、仮面ライダーゾルダこと北岡秀一役の俳優さんは、純烈の小田井涼平さん。妻タレントのLiLiCoさんの旦那さんですね。

 

『仮面ライダー鎧武(ガイム)』

『仮面ライダー鎧武』は当初、フルーツがモチーフの仮面ライダーで、フルーツによって、身にまとう鎧が変わるという設定。最初、この仮面ライダーは絶対だめだと思ってたんですが、アニメやゲームの脚本で有名だった虚淵玄さんがシナリオを担当した事により、その物語はかなりヘビーなものとなり、軽いイメージだったフルーツに関しても、そのフルーツゆえに子供番組にはどうかと思うような鬱展開がありました。主人公たちが変身する際に使用するロックシードという錠前は、元は異世界の木になっている実で、ベルトを付けた状態でこの実をとるとロックシードになるのですが、ベルトをつけていないと、奇妙な実のまま。そしてその実を食べてしまうと、この物語のモンスターにあたるインベスへと変貌してしまうという設定が中盤あたりで発覚するのですが、これにより知人がインベスになってしまったり、実はすでに倒していたインベスが元は自分の知り合いだった。なんて展開もあり、『龍騎』ほどではないのですが一部ライダー同士の戦いもあるなど、かなり急展開の連続でした。また、仲間だと思っていた人間の裏切りや闇落ちなどもあり、子供向けの仮面ライダーのストーリーとは思えない展開が続きます。それゆえに大人が見ていても面白く、ヒーロー物ではご法度となっている“変身している間に攻撃しちゃう”という場面もありました。テレビの最終回の後のエピソードもその後の映画で見れたりします。

『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』

他にもいくつかあったのですが、最後に映画の紹介。ちょっと他の3本とは趣旨が違うのですが、最後の紹介したいのは、映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』。毎年大体冬に前番組と後番組の仮面ライダーが映画で共演という流れがあって、『仮面ライダーOOO(オーズ)』と『仮面ライダーフォーゼ』の時の映画に、『オーズ』のひとつ前だった『仮面ライダーW』も共演し、3ライダーが揃った映画だったんですが、この映画は仮面ライダーに変身する役者さんも全員揃っためずらしい作品です。桐山漣さん、菅田将暉さん、渡部秀さん、福士蒼汰さんが一度に介するという今では貴重な映像が見れます。当り前ですが、役をしっかり演じている状態での絡みがあるので、フィリップ、翔太郎、弦太朗のやり取りを見た時は、なんというか感動というより、異常なほど幸せな気持ちになり、ニヤニヤしちゃいました。もちろん、本編も面白いのですが、『オーズ』も『フォーゼ』もテレビ本編をみていないとわかりづらい内容ではあります。

本当はもっといろいろご紹介したのですが、それぞれの作品については、またいずれ紹介できればと思っています。今ではいろんな動画配信サービスなどがあるので、まとめて鑑賞するのも手軽なんじゃないでしょうか。今回は以上です。

コメント