『コードギアス』の谷口悟朗の新作『エスタブライフ』が4月から放送

サブカル

『コードギアス 反逆のルルーシュ』で有名な監督、谷口悟朗さんの原案・監督・脚本の新作アニメ『エスタブライフ』が4月からフジテレビの「+Ultra」他にて放送されるというニュースを紹介します。



目次

マルチメディアで展開

 

TVアニメ「エスタブライフ グレイトエスケープ」

2022年4月よりフジテレビ「+Ultra」ほかにて放送予定

スタッフ
原案・クリエイティブ統括:谷口悟朗
監督:橋本裕之
原作:SSF
シリーズ構成・脚本:賀東招二
キャラクターデザイン原案:コザキユースケ
音楽:藤澤慶昌
企画・プロデュース:スロウカーブ
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ

 

映画「エスタブライフ リベンジャーズロード」

スタッフ
原案・監督・脚本:谷口悟朗
原作:SSF
企画・プロデュース:スロウカーブ
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ

まず4月からフジテレビ系にて、アニメの放送がスタート。谷口悟朗さんは原案・クリエイティブ統括となっていますが、同時に映画化も予定されているようで、そちらでは監督と脚本も担当するようです。そしてさらにスマートフォンゲームでも展開されていくとのことで、こちらの制作はなんとスクエア・エニックス。かなり気合が入ってる企画のようです。テレビアニメの脚本は、『フルメタル・パニック!』の賀東招二さんが担当するとのことで、今回公開された世界観と合わせ、個人的にはかなり期待しています。

 

気になる物語は

『エスタブライフ』の世界は、世界人口がピークを迎え、減少傾向に転じている遠い未来の時代が舞台。人類は種の繁栄のため生態系を管理するAIを作り、「人類の多様化実験」を実行し、人間はそれまでの姿形だけでなく、獣人・サイボーグ・魔族など多様な姿を持つようになった世界のようです。さらに東京の街は、AIが管理する高い壁に囲まれた地域「クラスタ」となり、自由な行き来をやめ、それぞれが独自の文化・常識を育んでいるとのこと。獣人が暮らす上野、自由のない独裁都市となった府中、任侠が行き交う新宿、魔法使いが暮らす三軒茶屋など、人々は、自らが生まれたクラスタの常識を基準に幸せな人生を送っているようです。
しかし、中には自らのクラスタに適応できない者も現れ、そうした人々を別のクラスタへと「逃がす」ことを生業にする者たちがいるとのこと。「逃げたい人」たちから依頼を受け、あらゆる方法を駆使してAIの裏をかき、本来は不可能であるクラスタ間の移動を成し遂げる者たち──「逃がし屋」が物語の主人公たちになるようです。TVアニメの「エスタブライフ グレイトエスケープ」はタイトルの通りこの「逃がし屋」の物語になるようですが、映画のタイトルは「エスタブライフ リベンジャーズロード」と同じ世界の物語であっても、あた別の視点で描かれるようですね。ちなみにスマホのゲームのタイトルは『エスタブライフ ユニティメモリーズ』となっているようです。

 

谷口悟朗作品

さて谷口悟朗さんといえば、大ヒット作『コードギアス 反逆のルルーシュ』で有名な監督ですが、他にもつい最近テレビで放映された『バック・アロウ』や結構前になりますが『ガン×ソード』など私個人としては、ロボットアニメ作品を多く手掛けている印象があります。どの作品もそれまでのロボットアニメとは違う、ロボットを一風変わった扱いしているのが特徴で、谷口悟朗さんが描く独特な世界感がどれもすごく面白いです。今回も『コードギアス 反逆のルルーシュ』のように日本が舞台となっているようですが、ロボットはでてこなさそうですね。それでも設定はかなり惹きつけられるものがあるので、バッチリ視聴するつもりです。
私が谷口悟朗さんの作品を初めて見たのが、1999年の『無限のリヴァイアス』。これも一応ロボットアニメ扱いなのですが、メインとなるのは巨大宇宙船の「黒のリヴァイアス」。その中に少年少女ばかり487人が生活することになってしまう物語なのですが、閉鎖された極限状態にある艦の中で、艦の指揮権や物資の配給を巡って、少年少女同士が、それぞれのグループに分かれて争いを繰り広げながら、地球への帰還を目指すといったかなりエグイ作品で、いいヤツが嫌な奴になったり、かなりサイコなキャラが結構登場したりと、見所が満載の作品となっています。監督は違いますが、サンライズ作品ということもあり、キャラクターデザインが平井久司さんで、登場キャラクターの声優さんも白鳥哲さん、保志総一朗さん、関智一さん、桑島法子さんなど、『機動戦士ガンダムSEED』を彷彿させるようなメンツで構成されているので、まだ未視聴の人は見てみてはいかがでしょうか。いつか『無限のリヴァイアス』についても紹介したいと思います。

谷口悟朗さんの作品で、テレビ、映画、ゲームとメディアミックスで展開するこの新作。かなり期待して待ちたいと思います。

今回は以上です。

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