なんと40周年を迎える『戦闘メカ ザブングル』。すでに公式でも3月にBlu-ray BOXの発売を発表などされていますが、模型業界でもうごきがある模様。“ついにHGでザブングルが!”と期待してたのですが、どうも発売するのはバンダイではないようです。
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発売は「グッドスマイルカンパニー」
これまで、『ザブングル』のプラモデルといえば、バンダイが発売していました。放映当時のプラモデルだけではなく、一応食玩扱いとなっている「ミニプラ」シリーズや、超合金魂やHI-METAL Rなどでもバンダイからザブングルは商品化されてきました。しかし、今回40周年記念でザブングルのプラモデルを発売するのは、数々のフィギュアなどをこれまで販売してきた「グッドスマイルカンパニー」。“グッスマ”の愛称でホビー界隈で呼ばれている「グッドスマイルカンパニー」はここ数年、オリジナルのプラモデルシリーズである「MODEROID(モデロイド)」を展開していて、ジャンル問わず様々なキャラクターのプラモデルを発売してきました。
この「MODEROID」は、ガンプラばりに色分けされたランナーパーツと、一部塗装済みパーツで構成されていて、組み立てるだけで設定の通りに仕上がる手軽さと、割と手頃な価格から、古くからプラモデルを愛してきた上級モデラーからこれまでプラモデルを組み立てたことのない初心者のファンまで、幅広い層に支持されてるシリーズです。2018年にシリーズとして発売され始めましたが、中でも『フルメタル・パニック!』の量産機である「サベージ」を当時買おうかどうしようか悩みました。一応、現時点での最新作の『Invisible Victory』にて、「アーバレスト」を失った宗介が登場したアーバレストカラーの「クロスボウ」という形で発売しましたが、その後、ちゃんと量産機仕様でも発売しました。ただプラモデル事業としては新規での参入と、ポリキャップレスという商品ということから、手を出さずにいたのですが、その後もシリーズは続いていき、これまでも「ライジンオー」や「ガイキング」、「エスカフローネ」、「パトレイバー」に「ゴッドマーズ」などジャンルを問わずに発売していて、どれも好評の声が多いです。中でも子供向けに制作されながらも、ロボットアニメとして人気の高い『シンカリオン』のプラモデルは、そのプロポーションの良さから大ヒットしました。そんな「MODEROID」でどうやら「ザブングル」が発売されるようなのです。
MODEROIDは他にも新作が
さらに今年の初めに「グッドスマイルカンパニー」は「MODEROID」の新作を大量に発表しました。発表した新作は以下の通り。
- ワイバースト(『魔動王グランゾート』)
- ハービザン(『魔動王グランゾート』)
- ヒドラム(『魔動王グランゾート』)
- 合体魔神レイアース(『魔法騎士レイアース』)
- ツェンドルグ(『ナイツ&マジック』)
- リューナイト・ゼファー(『覇王大系リューナイト』)
- ホワイトリリー(『グランベルム』)
- ヴィオラカッツェ(『グランベルム』)
- 《灰の騎神》ヴァリマール(『英雄伝説 閃の軌跡』シリーズ)
- AV-98イングラム リアクティブアーマー装備(『機動警察パトレイバー2 the Movie』)
- HL-98ヘラクレス21(『機動警察パトレイバー』)
- AVS99ボクサー(『機動警察パトレイバー』)
- MADOX-01(『メタルスキンパニック MADOX-01』)
- パワーローダー(『エイリアン2』)
- ロボコップ2号・ケイン(『ロボコップ2』)
- エステバリス 陸戦フレーム(『機動戦艦ナデシコ』)
- エステバリス 空戦フレーム(『機動戦艦ナデシコ』)
- ヴィルキス(『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』)
- ファフナー・マークアレス(『蒼穹のファフナー THE BEYOND』)
- ビッグオー(『THEビッグオー』)
- ジャイアントロボ(『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』)
- ダン・オブ・サーズデイ(『ガン×ソード』)
- ゴーダンナー ツインドライブモード(『神魂合体ゴーダンナー!!』)
- インベル(『アイドルマスター XENOGLOSSIA』)
- 天のゼオライマー(『冥王計画ゼオライマー』)
- 真ゲッター1(『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』)
- ライディーン(『勇者ライディーン』)
- ダイテイオー(『完全勝利ダイテイオー』)
- ワイバリオン(『電脳冒険記ウェブダイバー』)
- ソルΣグラヴィオン(『超重神グラヴィオンZwei』)
- ダイオージャ(『最強ロボ ダイオージャ』)
- フルパワーグリッドマン(『SSSS.GRIDMAN』)
- リオデガロン(『プロメア』)
これだけの商品を一気に発表したもんで、ホビーファンはは驚愕しました。本当にジャンルも様々で、どうゆう基準で作品をチョイスしているのかが全くわからないほど。アニメ作品だけかと思いきや、『ロボコップ』や『エイリアン』などハリウッド映画の商品も混ざっています。私も全部が全部わかりませんが、「エステバリス 陸戦フレーム」や「AV-98イングラム リアクティブアーマー装備」など、個人的にもトキめいてしまうアイテムが混ざっています。年末近くに電気自動車を一気に発表したトヨタばりに新作を発表した「MODEROID」。何がすごいかって今回話題となった「ザブングル」はこのラインナップの中に含まれていないこと。ツイッターのちょっとした画像を見る限り、モールドなど細かく表現されていそうですが、変形や合体なんかもしちゃうんでしょうか。それと「MODEROID」は一度商品化すると同じ作品に登場する他のメカも商品化しているので、「ザブングル」だけではなく、「ウォーカー・ギャリア」や「ブラッカリー」、「ドラン」の商品かとかも期待してしまいます。
戦闘メカ ザブングルが40周年
以前、当ブログでも『戦闘メカ ザブングル』について紹介したので、詳細は以前の記事を参照してください。なんとあのザブングルが40周年です。そうなると『戦闘メカ ザブングル』が放映されていた土曜の17:30〜18:00の時間帯は数年に渡って、富野監督作品が1年ごとに放映していたので、来年には『聖戦士ダンバイン』が、再来年には『重戦機エルガイム』が、そしてその次の年には『機動戦士Z(ゼータ)ガンダム』がそれぞれ40周年を迎えていくわけです。そして40年前の作品にも関わらず、こうしてプラモデルとして商品化されるのも、それだけ長い間人気があるということですね。すごいのは『戦闘メカ ザブングル』はガンダムのように、長期に渡って続編など作られていなくて、映画にはなりましたが、現時点で最初の1作品のみ。やはりあの独特な作風のインパクトは、あの頃少年だった今のオッサンたちの中にまだいきているようです。
「グッドスマイルカンパニー」によると、2月11日には続報があるとのこと。当日に記事にできるかどうかはわかりませんが、期待して待っていたいと思います。
今回は以上です。
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