いよいよ公開!『ガンダム ククルス・ドアンの島』見る前の注意点!

サブカル

いよいよ本日全国で公開となる劇場版アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』今回は公開に合わせてこれまで判明していることや、映画を見る前に知っておいた方が良いことをまとめました。



目次

まずは映画情報

これまで何度も紹介してきましたが、まずは映画の情報を紹介します。

劇場アニメ『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』
2022年6月3日(金)全国ロードショー

スタッフ

企画・製作:サンライズ
原作:矢立肇、富野由悠季
監督:安彦良和
副監督:イムガヒ
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:安彦良和、田村篤、ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
総作画監督:田村篤
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士、飯島亮
CGI演出:森田修平
CGI監督:安部保仁
編集:新居和弘
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
配給:松竹ODS事業室
製作:バンダイナムコフィルムワークス

キャスト

アムロ・レイ:古谷徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里

 

設定はジ・オリジン

現在公開されている映画冒頭の10分の動画でも一番最初に映し出されているのが『この映画は1979年に放映された「機動戦士ガンダム」第1シーズン中の15話「ククルス・ドアンの島」を翻訳したものです』との文章。今回の映画はテレビアニメのファーストガンダムの第15話を拡大した作品となっているので、テレビシリーズの物語の途中エピソードとなっています。この第15話「ククルス・ドアンの島」は劇場版3部作でもカットされたエピソードなので、テレビ版を観てない人には新鮮な物語となっているんじゃないでしょうか。さらにテレビ版を視聴した人にもあの物語がどこまで映画というエンターテインメントになっているのか楽しみな所だと思います。
しかし、注意が必要です。今回の物語はテレビシリーズの第15話とは言ってはいるものの、設定や物語の進行については、今回監督を務めた安彦良和さんが手がけた『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(以下:ジ・オリジン)』の設定となっています。詳細は以前紹介した記事を参照していただくとしますが、本来第15話のタイミングではホワイトベースのクルーにはなっていなかった「スレッガー・ロウ」が登場しますし、連邦軍の量産モビルスーツのジムもこの時期にはありませんでした。テレビ版の15話はちょうど「ランバ・ラル」が登場したあたりなのですが、今回のあらすじによりますと、ホワイトベースはすでに連邦軍の本部「ジャブロー」にたどり着いた後になっています。テレビ版ではこのジャブローには第29話に到着しています。なので本来の時系列ではなく漫画版の『ジ・オリジン』の設定で制作されています。

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シャアやオリジナルMSも登場

テレビアニメには登場しなかった「地上用高機動型ザク」など今回の映画オリジナルのモビルスーツも登場するのも話題になりまいした。そしてつい最近に最も大きなニュースとなったのが主人公「アムロ・レイ」の宿命のライバル赤い彗星「シャア・アズナブル」も登場するということ。さらにサプライズとなったのがテレビ版にも映画版にも『ジ・オリジン』にも登場しなかった「シャア専用高機動型ザク」も登場するとのこと。シャアの機体がこれで一つ増えてしまいました。私はこの記事を書いている時点でまだ映画は鑑賞していないので、どんな登場の仕方をするかはわかっていないのですが、「シャア専用高機動型ザク」の説明に“大気圏突入前の戦いでガンダムを苦しめる”とあります。今回の映画本編は地球での物語がメインですので、シャアの登場は回想シーンとかそんな感じなると思われます。主役機である「ガンダム」も『ジ・オリジン』の序盤で活躍した「前期型」が登場すると「月刊ホビージャパン」にあったので、回想シーンで登場するので間違いないかと思われます。



 

安彦良和最後のガンダム

今回の映画の公開に先駆けて行われたイベントで、今作が安彦監督としては最後の「ガンダム」作品になると発言していました。「へ?ガンダムって富野じゃねーの?」と思っている人に、安彦良和さんの初代「ガンダム」との関わり合いについて少し整理します。
初代「ガンダム」の監督で物語やベースを作ったのは有名な御大、富野由悠季(当時は富野喜幸)監督です。そしてそんなテレビ版および映画版の初代「ガンダム」でキャラクターデザインと作画監督を務めたのが安彦良和さんです。安彦良和さんと富野監督は『勇者ライディーン』『無敵超人ザンボット3』など他の作品でも一緒に製作していました。
そんな「ガンダム」と深く関わってきた安彦良和さんは漫画家でもあります。安彦良和さんの漫画は止まり絵なのに、非常に動きを感じることがきます。そんな初代ガンダムのキャラクターデザインを担当し、作画監督を担当した安彦良和さんが、初代「ガンダム」の物語を漫画で描くことになります。それが今回の映画とも深く関わり合いのある『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』となるのです。『ジ・オリジン』の物語は元の『機動戦士ガンダム』をベースにいろいろアレンジが加えられています。それについての詳細は以前紹介した記事を参照してください。

アニメ?漫画?『ガンダム』と『ジ・オリジン』関係がわからない人へ
これまで何度も『機動戦士ガンダム』について、本ブログではいろいろと紹介してきましたが、今回はこれまでちゃんと紹介してこなかった『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(以下:ジ・オリジン)』についてご紹介します。この『ジ・オリジン』はアニメにもなっていて、ガンダム作品をよくわかっていない人は少し混乱するかもしれませんので、順を追って、ファーストガンダムであるアニメ版の『機動戦士ガンダム』との関係性についてご紹介してきます。

 

いよいよ公開となる『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』。主人公のアムロの声を担当した古谷徹が台本を読んで泣いたというこの作品。その内容が楽しみでしょうがありません。

今回は以上です。

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