ネタバレなし!名作『レイジングループ』を今さらクリア後レビュー!

サブカル

先日、名作と名高かったテキストアドベンチャーゲーム『レイジングループ』をクリアしたので、今回はその感想を紹介します。



目次

『レイジングループ』クリア

以前からずっとプレイしたかった『レジングループ』。ネットやYouTubeなどでその面白さを讃える声が多かったので、かなり前からプレイしたかったのですが、なかなかその機会が訪れませんでした。そんな中、Nintendo Switchの今年のゴールデンウイークのセールでこの『レイジングループ』のタイトルを見つけ、ここで買わないとおそらくもう買えないと思い購入。・・・したのはいいのですが、すぐに『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売となってしまい、しばらくはおあずけ状態となりました。そして先日ようやく『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』も一段落したので、ようやくスタートすることができました。プレイした感想については後々紹介するとして、まずはこのゲームの概要と簡単なあらすじについてから紹介します。



『レイジングループ』というゲームについて

『レイジングループ』は、ケムコより2015年にスマートフォン用アドベンチャーゲームとして配信されたテキストアドベンチャー。物語を読み進めて、選択肢が出てきて、どの選択肢を選ぶかによって物語が分岐していくよくあるやつです。その後、2017年にPlayStation Vita版とPlayStation 4版、Nintendo Switch版、Windows版が順番に配信され、2019年にはSteam版が英語表示に対応しました。
ゲームの内容はいわゆる「人狼ゲーム」をテーマに扱っている物語となっています。「人狼ゲーム」をベースにしてはいますが、この物語の設定上「人狼ゲーム」自体が、とある村の昔からある儀式的なものになっているので、本来のゲームで存在する役職などは、この物語用の名称に変わっています。それとあくまで物語を読み進めていくものなので、プレイヤーが人狼ゲームに参加するようなゲームではないです。そしてもう一つの特徴は、主人公が物語内で命を落とすと、ゲームの最初へと戻ってくるという設定で、いわゆるループ物になっています。それまでの選択肢や失敗、出来事や誰の正体がなんなのか?という記憶を持ってまた最初から物語が始まるため、最初にはなかった選択肢なども追加されていき、それによってルートが分岐していくような作りになっています。とある村へと迷い込んでしまった主人公が、そこで体験する惨劇と不可思議な現象。そんな物語がテーマとなったテキストアドベンチャーです。次の項目であらすじを簡単に説明しますが、物語上大きなネタバレではないものの、一旦はバッドエンドについて紹介してしまうので、それでもネタバレが嫌な人はここでブラウザバックを推奨します。以下からあらすじです。

あらすじ

東京でとある事があり、バイクで一人アテのない旅行をしていた主人公の房石陽明(ふさいし はるあき)は、とある山の中で道に迷ってしまいました。途中立ち寄ったコンビニの店員の案内でとある集落へ向かうことになった陽明でしたが、見通しの悪い道で転倒してしまい、崖から落ちてしまいます。そんな陽明を助けてくれたが、この物語のヒロイン芹沢千枝実。彼女は東京の大学生なのですが、休みを利用して故郷へ戻ってきている所だといいました。その彼女の故郷というのが。藤良村(ふじよしむら)という所の中にある休水(やすみず)という集落。彼女の案内で村の人と挨拶を交わしますが、この村のみんなはよそ者にはあまりいい顔をしませんでした。早々にこの村から立ち去ろうと陽明がバイクを修理していましたが、夕方にこれまでに見た事のないほどの異常な霧が発生します。他の村人と違ってこれまで陽明に協力的だった千枝実が、その霧の発生を見た瞬間、慌てて陽明を扉があり鍵のかかるトイレへ連れて行き、何があってもここから出るなと言い残し、その場を去ってしまいました。何が起こっているのかわからない陽明は、外から聞こえた女性の悲鳴により、思わず扉を開けて外に出てしまいました。そこで陽明が見たのは狼の頭をした人の姿。信じられない光景を目にした陽明でしたが、次の瞬間、その狼の頭をした人に襲われ命を落としてしまいました。


しかし、陽明はその直後、バイクで山の中で道に迷っているところに意識が戻ります。そして陽明の記憶にはあの狼の頭をした人の姿が残っていました。陽明は再び休水へと向かい、再び千枝実と出会い、そして同じく霧が出て、あのトイレへ行き、今度は女性の悲鳴が聞こえても外へと出ませんでした。その選択で今度は生き残った陽明でしたが、休水では村の伝統である「おおかみ様をくくる」為の「黄泉忌みの宴」が行われようとしていました。一度自分の命を奪ったあの存在はなんなのか?そしてなぜ自分は意識を持ったまま、時間を遡るのか?陽明は休水で起こる事件を解明しようとしていきます。

 

クリア後の感想

まずシステムが素晴らしかった。この手のゲームは基本選択肢を選んで、間違えるとバッドエンドになりますが、ゲーム中どこのどの選択肢を選んでどんな結果になるのかというチャートの画面にいつでもいくことができるので、間違った選択肢を選んでも、すぐ直前からスタートする事ができるので、ながなが既読スキップすることもなく、サクサクと物語を進めることができます。このチャートのおかげで、正解の選択肢を選んだ場合でも、あとでサクッとバッドエンドを埋めることもできるので、すごく快適にプレイすることができました。
あと、ネットなどで一部批判的な意見があるのが、声優さんの演技について。このゲームは有名な声優さんなどは出演していなくて、ドワンゴとのコラボレーション作品とのことで、ドワンゴクリエイティブスクールに当時所属していた声優さんたちが各キャラクターの声を担当しています。なので、第一線で活躍する声優さんに比べると多少アレかもしれませんが、私個人としては知らない声ばかりだったので、新鮮に聴くことができました。逆にヒロインの千枝実に関しては、パッケージや挿絵などの絵を見る限り「え?これヒロインなの?」って感じでしたが、千枝実の声優さんの声を聞いてすごく好きになりました。
で、物語についてなんですが・・・もう何を言ってもネタバレになってしまうので、ここでは最初のルートのネタバレしちゃいます。(イヤな人はここまで!)

多少選択肢によるミスでのバッドエンドはいくつかありましたが、最初のルートは基本一本道になっています。休水で行われる「黄泉忌みの宴」というのがいわゆる人狼を誰かみんなで投票し、その結果で誰か一人を処刑し、夜には人狼が誰かを狙う。というのがメインとなっているんですが、この最初のルートでは主人公の陽明はよそ者ということで、「黄泉忌みの宴」には参加させてもらえないんです。その代わり、千枝実に自分の思いつくいろいろな事を伝え、千枝実が「黄泉忌みの宴」で他の村人と駆け引きをすることとなります。その結果、多くの村人たちの命が失われ、エンディングの一つではあるものの、決してハッピーエンドではないラストから、陽明は今度は自分が「黄泉忌みの宴」に参加するために、もう一度、バイクで迷っていた所へ戻ります。この作品の面白さはまさにそこからで、陽明が「黄泉忌みの宴」に参加することで、誰が人狼なのかという結果まで変わってきます。一見同じ物語を辿っているようで、そのルートごとに生存する人や裏切る人、おかしくなる人も変わってくるので、物語の見せ方は本当に素晴らしく、通勤途中でプレイしたりもしてたんですが、久々に駅を降りてもそのままホームでしばらくプレイしてしまうくらいの面白さでした。そしてルートが増えていくことで判明していく謎も素晴らしく、まさに名作と言われる物語だったと思います。ただラストが・・・ここから先は次回のネタバレレビューの時にでも紹介します。

一見、古臭いイラストなので、プレイするまでは少し不安ではありましたが、プレイするとその内容に夢中になってしまいました。一部アニメ化を望む人いるみたいですが・・・できるんだろうか。これ。それはそれでみたいですが。

今回は以上です。

 

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