個人的にすごくツボにはまった名作ロボットアニメ『アルドノア・ゼロ』がBS11にて、7月8日より毎週金曜日の深夜0時30分~1時30分から2話ずつ再放送されることになりました。
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アルドノア・ゼロ
『アルドノア・ゼロ』は2014年7月から分割2クール、全24話で放送されたテレビアニメです。当ブログで以前にも紹介しましたが、この度BS11にて7月8日より再放送されることになりました。この作品の大きな特徴としてあげられるのが「リアルロボットvsスーパーロボット」という構図。どうゆうことかというと、地球(主人公側)と火星(敵側)で文明の技術的に大きな差があり、地球側は現代兵器の延長上に存在する(と思われる)ロボット兵器、いわゆるリアルロボット的な位置付けで、火星側は現在兵器では到底及ばない超兵器「次元バリア」「ビームサーベル」「ロケットパンチ」「未来を予測」などそれぞれの特徴を持ったいわゆるスーパーロボット的な表現がされ、圧倒的な技術的な差を前にどう対応していくか?という感じのロボットアニメになっています。
これだけ聞くと火星側にかなうわけない地球軍なのですが、物語の冒頭で友人を亡くした主人公が、敵を考察し弱点を見抜き、その弱点をつくために工夫して敵に勝利するという感じで、徐々に火星側のスーパーロボットを倒していくのが非常に面白いです。さらに物語も面白く、火星の姫が地球軍側に紛れ込んでいたり、地球人の主要人物が火星側に立って暗躍したりと、メカだけじゃない魅力もある作品になっています。
スタッフ
原作:Olympus Knights
監督:あおきえい
ストーリー原案:虚淵玄(ニトロプラス)
シリーズ構成:高山カツヒコ
キャラクター原案:志村貴子
キャラクターデザイン・総作画監督:松本昌子
メカニックデザイン:I-IV・寺岡賢司
メカ・エフェクトアニメーション:橋本敬史
メインアニメーター:斉藤敦史・サトウミチオ
美術監督:伊藤聖
美術設定:児玉陽平・藤井祐太
色彩設計:大内綾
CGディレクター:(1クール)那須信司(2クール)町田政彌
ビジュアルエフェクト:津田涼介
撮影監督:加藤友宜
編集:右山章太
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
音楽:澤野弘之
制作:A-1 Pictures + TROYCA
製作:Project AZ
キャスト
界塚伊奈帆:花江夏樹
スレイン・トロイヤード:小野賢章
アセイラム・ヴァース・アリューシア:雨宮天
ライエ・アリアーシュ:三澤紗千香
網文韻子:小松未可子
カーム・クラフトマン:村田太志
ニーナ・クライン:加隈亜衣
箕国起助:山谷祥生
界塚ユキ:大原さやか
鞠戸孝一郎:中井和哉
耶賀頼蒼真:鳥海浩輔
ダルザナ・マグバレッジ:茅野愛衣
不見咲カオル:嶋村侑
エデルリッゾ:水瀬いのり
ざっくりストーリー
この作品の世界観は現代から見た近未来のような雰囲気。でも実際は現在と比べると過去の歴史が違っていて、似たようなまったく別の世界が舞台になっています。大昔に火星に人類が移住を初めているという世界で、移住した火星で古代火星文明のテクノロジー「アルドノア」が発見されます。そしてこのテクノロジーがきっかけとなり、火星の「ヴァース帝国」と地球連合軍が戦争状態になってしまいます。その後、休戦協定が結ばれ、戦争自体は一旦収まった所でこの物語が始まります。
停戦してから10年、主人公の高校生「界塚伊奈帆」は、いつも通り学校に通っていました。ある日、地球と火星の平和を願い火星の皇女である「アセイラム・ヴァース・アリューシア」が地球に訪れます。この皇女に対して地球側の歓迎のパレードが行われました。しかし、このパレードの最中に「アセイラム皇女」が乗る車がテロによって砲撃を受けてしまいます。火星側はこれを地球による宣戦布告と判断して休戦協定を破棄し、地球の衛星軌道上に駐屯していた火星騎士の軍勢が地球へと降下してくることになります。そして世界各国に攻撃を開始しました。
火星騎士の攻撃により、旧友を亡くしてしまった伊奈帆たちは、兵科教練で使用していた訓練用のカタフラクト(この物語のロボット兵器の呼称)を使用して、旧友の仇を取ろうと作戦を立て始めました。
一方、実際はパレードの当日に影武者を立てていたためアセイラム本人は死んではおらず、侍女のエデルリッゾと共に地球の民間人に変装し、避難先を探していました。そして戦いの中、偶然彼女を保護することとなった伊奈帆は、襲い来る火星騎士たちを迎撃しつつ、彼女と共に地球連合本部が置かれているロシアのノヴォスタリスクを目指していくことになります。
主役機は訓練機
ロボットアニメでは意外と少ないのが主役機が量産機であること。主役機が量産機だった作品は前にまとめたりもしましたが、その中でも『アルドノア・ゼロ』の主役機は量産機よりも性能が劣る訓練機となっています。それでどうやって戦っていくかというと、そこは主人公の伊奈帆くんの戦略が武器になってきます。この主人公が一人だけチート級に洞察力や戦略に優れていて、「あのロボットあんな派手な攻撃してくるけど、実はあの部分がすごく弱いぜ」みたいなものを見抜いて、そこを突く作戦を思いついていきます。
前半はそんな感じで戦っていくのですが、後半からは伊奈帆くん自体も物理的にもパワーアップし、訓練機を使いながらも割と無敵な存在となっていきます。そんな主人公の伊奈帆くんの声優さんは『鬼滅の刃』の炭治郎役で時の人となった花江夏樹さん。『鬼滅の刃』前の作品だったので、今みるといろいろ別の意味でも面白いかもしれませんね。
映像も綺麗ですし、物語もしっかり終わるので、まだ見たことない人は是非今回を期に視聴してみてください。
今回は以上です。
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