公開して間もない『シン・ウルトラマン』のラストに登場するとあるキャラクターのフュギュアがバンダイから6月に発売されるようで、早すぎるとネットで話題になっています。
目次
『シン・ウルトラマン』大ヒット!
2022年5月13日に公開された映画『シン・ウルトラマン』が、早くも観客動員数が134万人、興行収入20億円を突破して話題となっています。公開と同時に賛否別れていましたが、現在は絶賛する声が多くなっているようです。そんな『シン・ウルトラマン』の関連商品で、映画のラストに登場するとあるキャラクターがバンダイにて早くもフィギュア化され、6月に発売されるとのことで、大きな話題となっています。映画は公開中なのでまだラストの展開を知らない人が多い中、すでにサイトではそのビジュアルも公開されています。ここから先は映画に関するネタバレを含みますので、まだ見てない人やネタバレが嫌な人はブラウザバックを推奨します。
S.H.Figuarts「ゾーフィ」発売
今回バンダイ(BANDAI SPIRITS)から発表されたのは、映画『シン・ウルトラマン』のクライマックスに登場する「ゾーフィ」。『シン・ウルトラマン』に登場する独特なカラーリングでS.H.Figuartsのブランドで発売されます。ここで注意なのが元となったテレビで放映された『ウルトラマン』に登場した「ゾフィー」とは違うということ。「ー」の位置が違います。テレビで放映された『ウルトラマン』に登場したのはウルトラ兄弟の長男の「ゾフィー」。『シン・ウルトラマン』に登場したのは「ゾーフィ」です。正確にはラスボスというわけではありませんが、ラスボス的な登場はしています。
「ゾーフィ」は『シン・ウルトラマン』物語で、禁止されている人間との融合をしてしまった「リピア(ウルトラマンのこと)」に代わり地球の裁定者となり、地球へとやってきます。地球の人類を危険視した「ゾーフィ」はなんと人類根絶のために「天体制圧用最終兵器ゼットン」を起動します。なのでテレビ版のあの「ゾフィー」とが違って地球人類にとっての脅威として登場することになります。そのビジュアルも「ゾーフィ」が登場すること自体もまだ映画を見ていない人に対してネタバレになってしまうこのフィギュア。そりゃあ話題にもなってしまいますね。
ちなみに本来の「ゾフィー」
本来の「ゾフィー」はウルトラ6兄弟の長男で、テレビ版の『ウルトラマン』では最終回に登場します。「天体制圧用最終兵器」ではなく、「宇宙恐竜ゼットン」に倒されたウルトラマンの命と、ハヤタ隊員の命を救いにやってきます。ちなみに「宇宙恐竜ゼットン」はテレビ版では「ゼットン星人」という宇宙人が操る怪獣となっていました。本来の「ゾフィー」はテレビ版の『ウルトラマン』では最終回に登場した後も、『ウルトラマンエース』以降で、事あるごとに弟たちを助けに地球にやってきて助けてくれました。『ウルトラマンタロウ』の時なんかは、タロウが殺されてしまったあと、タロウの代わりに地球を救いに登場したにも関わらず、同じ怪獣「バードン」にそのまま殺されてしまうなんてしまうエピソードもありました。私は子供の頃、このゾフィーが大好きでした。1984年にはそんなゾフィー兄さんがそれまでの『ウルトラマン』シリーズ作品を振り返る映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』という映画も公開されました。今までどの作品にも助けに来るだけの存在だった「ゾフィー」がこの映画では一応、主役扱いで主題歌も「ウルトラマンゾフィー」で他の兄弟の作品のように、遅れて歌も作られました。
さて、今回『シン・ウルトラマン』で登場した「ゾーフィ」は実はファンの間ではマイナーなネタとして、結構有名だったりします。初代『ウルトラマン』の放映当時に、「ゾフィー」と「ゼットン星人」の情報が混ざってしまい、当時の児童誌などで誤った情報として「宇宙人ゾーフィ」の名前で掲載された存在でした。そんなマイナーネタを今回『シン・ウルトラマン』で使用したことで古くからのファンを驚かせたました。『シン・ウルトラマン』で登場した「ゾーフィ」は最終的にはただ悪いヤツではなく、地球人類をこのままにしておくことを決定し、主人公の神永に彼の命を与えた上で2人の肉体を分離させ、神永を地球に帰還させました。なのでテレビ版でいう所の半分「ゼットン星人」で半分「ゾフィー」の役割でした。ちなみに映画で「ゾーフィ」が言う「そんなに人間が好きになったのか」という台詞は、テレビ版で「ゾフィー」が言う「そんなに地球人が好きになったのか」という台詞が元になっています。
放映前にガンダム関係がプラモデルを発売してしまう事は結構ありますが、こういった映画のネタバレには注意してもらいたいですね。
今回は以上です。
コメント