『真・女神転生V』の主人公は人修羅やデモニカに比べるとそうでもない!!

サブカル

6月15日の25時から放送された『Nintendo Direct | E3 2021内で、『真・女神転生V』の新たな映像が公開され、公式サイトでも新たな情報が判明しました。その中でも話題となっているのでが、前回の記事でも紹介した『ナホビノ』となった主人公の姿。ネットなどではメガテンらしくないという言葉をよく目にします。私も最初見た時は「え?」って感じのリアクションになってしまいましたが、実はこれまでのメガテンシリーズも主人公が発表されると、みんな「え?」ってなってきました。なので今回もそれなりの衝撃はあったものの、これまでの作品同様、プレイしていくうちに気にならなくなるのではないでしょうか。今回はそんな歴代メガテンシリーズの主人公たちをご紹介します。

ちなみに今回は『デビルサマナーシリーズ』や『デビルサバイバーシリーズ』となどは省いて、あくまで『真・女神転生シリーズ』の主人公のご紹介になります。

 

真・女神転生

元祖、第1作目の『真・女神転生』の主人公は、プレイヤーの分身となるキャラクターなのでデフォルト名は設定されていません。世間では都合上『ヒーロー』とか『フツオ』と呼ばれています。これは物語上、ロウルートとカオスルートで仲間になるキャラがいて、それぞれがロウヒーローカオスヒーローと呼ばれています(こちらもデフォルト名なし)。彼らとはルート分岐の際にパーティーメンバーになったり、敵になったりするので、中間をとった感じで『フツオ』と呼ばれています。
吉祥寺にて母子家庭で暮らすごく普通の少年でしたが、DDS-NETというパソコン通信を通じて悪魔召喚プログラムを手に入れることになります。腕に装着したハンドヘルドコンピュータに悪魔召喚プログラムをインストールして、悪魔を召喚、使役する能力を持つことになります。“パスカル”という名前のシベリアン・ハスキーを飼っています。日常から非日常へと物語が進んでいくので、メガテンシリーズでは一番普通っぽい主人公ですね。

 

真・女神転生II:アレフ

2作目となった『真・女神転生II』の主人公は記憶喪失であるところから物語が始まります。前作から数十年後の21世紀後半の未来の東京でアレフは「ホーク」と言う名前でコロシアムの戦士として過ごしていました。腕に装着する小型コンピュータ・アーム・ターミナルに悪魔召喚プログラムをインストールし、悪魔との会話・仲魔にすることができるようになります。実はその正体はメシアとなるために元老院によって造りだされた人間という事が後に判明します。時代設定が21世紀の後半なので、荒廃した未来世界や先進科学を基にしたサイバーパンクな世界観なので、主人公アレフのデザインも少しぶっ飛び気味になっています。この辺りはデザイナーである金子一馬さんの魅力が尖っててすごくいいです。

 

真・女神転生if…

ナンバリングから少し反れて、外伝的な作品である『真・女神転生if…』では、男女選択式という、メガテンシリーズでは珍しい主人公となっています。軽子坂高校に通う高校2年生で、デフォルト名はありません。教室で居眠りしていたところを事件に巻き込まれる事になります。高校生という事なので、特に際立ったデザインではありません。魔界に落とされた学校の謎を解くため、七つの大罪をモチーフにした魔界のダンジョンを乗り越えて行くとい内容であるこの作品は、守護悪魔が肉体に憑依する『ガーディアンシステム』というのが採用されていて、これが後の『ペルソナシリーズ』の元となっていたりもします。

 

真・女神転生III-NOCTURNE:人修羅

リマスター版がまだ記憶に新しい『真・女神転生III』では、とうとう主人公が悪魔になってしまうという設定で、全身に入れ墨を入れたようなデザインが当時話題となりました。それまでのシリーズの主人公が人間としてきただけに、今では人気者の人修羅にも、当時かなり批判的な意見もありました。この“人修羅”とはゲーム内で悪魔の種類みたいな物の名称で、本当の名前のデフォルト名はありません。都内の高校に通う普通の少年だった主人公は、とある出来事をきっかけにマガタマという悪魔の力が結晶化したものを飲みこんだ(飲み込まされた)ことにより魔人になってしまいます。ストーリーの進め方によっては人間の心をなくし、完全な悪魔になってしまうルートもあります。今でこそ見慣れましたが、当時はこの姿を主人公として受け入れるにはかなり抵抗がありました。金子センスが炸裂です。

 

真・女神転生 STRANGE JOURNEY

こちらも外伝的な作品ではあるのですが、後の『IV』にも少し関係のある作品です。『STRANGE JOURNEY』の主人公はデフォルト名はなし。日本出身の厳しい戦闘訓練と幹部教育を受けたエリートで、国連の指名により、南極に突如出現し、周囲を破壊・吸収しながら拡大する未知なる空間現象“シュバルツバース”の調査隊に編入される事となります。公式のデモ画面などで使用されていた名前が「タダノヒトナリ」とされていたので、ファンの間では「ヒトナリ」と呼ばれたりもしています。
そして主人公の設定なんかよりも、当時話題となったのが、メインビジュアルでも度肝を抜いた「デモニカスーツ」のデザイン。これは米軍が開発した機能拡張型特殊強化スーツで、あらゆる極地で活動できる上に、装着者の戦闘経験に応じてスーツ自身がレベルアップする成長的な拡張性を持っていて、調査隊はみんなこのスーツを装備してシュバルツバース内を探索する事となります。見て分かる通り、そのぶっ飛んだデザインに誰もが唖然としました。おそらく、このゲームをプレイしていない人は、今見てもこのデザインの良さがわかならないと思いますが、これ、ゲームをプレイしているとカッコよく見えてきちゃうんですよ・・・。金子センスが大爆発です。その後発売された『真・女神転生IV』でも悪魔討伐隊の装備として登場して、『IV』の主人公のフリンに装備させることも可能だったりします。

 

真・女神転生IV:フリン

ナンバリングの4作目となった『真・女神転生IV』では、これまでの東京という舞台がメインのメガテンシリーズで、突然ファンタジー作品のような風貌で、これまた話題になりました。東のミカド国という国のキチジョージ村出身の主人公のデフォルト名は「フリン」。名前の変更は可能ですが、後に同じ世界観で発売される『真・女神転生IV FINAL』にも登場し、そこでは完全にフリンという名前になっています。東のミカド国の儀式、ガントレットの儀式に挑み、ガントレットに認められたことでサムライ衆の一員となります。その任務で東のミカド国の地下に存在するという“ケガレビトの里”へ行く事になり、そこで東のミカド国と“ケガレビトの里”と呼ばれる「東京」の真実を知っていく事になります。オカッパにポニーテールという姿に加え、取り巻きも同じようなファンタジー的な外観に、現代劇をメインとしてきたメガテンシリーズらしくないという声が当時上がりました。しかし、こちらもプレイしてみると、冒頭のファンタジーなスタートから、だんだんとメガテンになっていく物語が非常に魅力的でした。私は現在、この『IV』をプレイし直していて、近いうちそのストーリーをアップしたいと考えています。ちなみに、これまで悪魔のデザインとともに、キャラクターデザインを担当していた金子一馬さんはこの作品からは担当せず、後任の土居政之さんが悪魔デザインを含め以降のシリーズを担当しています。

 

真・女神転生IV FINAL:ナナシ

前作の『真・女神転生IV』のニュートラルルートから派生した続編となっています。アトラスは完全版を出すことが多いため勘違いされやすいのですが、『FINAL』は主人公も違う、れっきとした完全新作です。元々は孤児の少年だったが、酒場のマスターに引き取られ、人外ハンター商会の見習いとして所属しています。『ナナシ』というのは、孤児の際、名前がなかったことから、幼馴染でヒロインのアサヒからそう呼ばれていて、名前を設定しても、アサヒはナナシ、ナナシと呼んできます。ナナシは、ある日の任務で悪魔に襲われ命を落としてしまいます。しかし魔神ダグザとの「神殺し」となる契約を交わし蘇ることになります。『真・女神転生IV』の東京が舞台となっているので、かなり混乱した世界感の中、こんな少年がいても全然おかしくないのですが、洋ゲーのキャラメイクで絶対選ばないタイプの髪型をしていて、これはこれで当時話題となりました。ただ、これまでのメガテンシリーズの主人公としては、インパクトは少なめだったようです。

 

D×2 真・女神転生リベレーション:ルーキー

スマホアプリなので紹介しなくてもいいかと思ったのですが、現在も絶賛稼働中のようなので、『D×2』の主人公も紹介。ソシャゲということから、性別の選択は可能で、男性主人公はどこにでもいる普通の少年、女性主人公は勝気で明るい性格が窺える少女として描かれています。ある日、人気動画配信者である「メガキン」がお勧めするゲームアプリ「悪魔召喚プログラム」を手持ちのスマートフォンにインストールしたことから悪魔を使役できる「デビルダウンローダー(D×2)」となってしまい、D×2組織「リベレイターズ」に所属することになり、「敵対D×2組織「アコライツ」の戦いに巻き込まれてしまう。デフォルト名はありませんが、メガキンから「ルーキー」というコードネームが与えられます。ソシャゲという事でキャラクターデザインは、メガテンシリーズ本来の人たちではありません。

 

そして、真・女神転生V:ナホビノ

そして今回発表され話題となっている『真・女神転生V』。ナホビノは主人公の名前ではなく、『III』でいいう所の人修羅だと思いますので、デフォルト名があるかどうかはまだ不明。ここまで紹介してきたメガテンシリーズの主人公たちのインパクトを考えると、『V』のナホビノは単体でみるとかっこ悪くないし、そんなにおかしな存在ではなく感じます。現段階でコレぐらいのインパクトである事を考えると、ゲームをプレイしたら、おそらくすごくカッコよく感じるのではないでしょうか。なんと言っても私は当時、プレイ後あの「デモニカスーツ」をカッコよく感じ、『IV』に出てきて装備できた時にはテンション上がりましたから。私はこれを『ターンエー現象』と勝手に呼んでいます。デザインが発表された時、衝撃を受けるくらい批判的であったのにも関わらず、作品も見たりプレイしているウチに、カッコよく感じ、気がついたら大好きになっている状態の事をそう呼んでいます。『V』のナホビノもこの『ターンエー現象』で好きになると思いますので、プレイしてからその感想をいつか伝えたいと思っています。

いかがでしたか。『V』の主人公および、ナホビノは『III』の人修羅と同じようなポジションだと思うので、やはりゲームをプレイすると印象は変わってくるかと思います。個人的にはあのビームサーベルみたいのが気になりますが、今はただただ発売日を待ちたいと思っています。

今回は以上です。

『真・女神転生V』で登場がすでに決定している54体の悪魔が判明!!
6月15日の25時から放送された『Nintendo Direct | E3 2021』内で、前回紹介したリーク情報通りに、『真・女神転生V』が11月11日に発売が決定という情報と共に、新たな映像も公開され、いろいろと新たな情報も判明しました今回は映像や公式サイトなどで公表されている新たな情報や、PVや公式サイトなどを見て、判明した登場悪魔などをご紹介したいと思います。登場悪魔については終わりの方で紹介します。

コメント

  1. タダノヒトナリ より:

    ターンエー現象…
    言わんとしてる事は解りますが、未だに批判もされてる気がします
    (近年でも、当の富野さんが「あの時(リテイクを)言っておけばよかった」と述懐しているくらいですし)

    なので、自分(とその周辺)では同様の現象を「(新)仮面ライダー現象」と呼んでいます
    平成(特に龍騎)以降のライダーは何かにつけ、発表時に侃々諤々言われます
    しかし、毎回一定期間経つと、不思議なくらい鎮静化するんです
    「特定のガンダム作品は、(デザイン上の理由で)キャラやMSが嫌いだから、見ない」という声は聞きますが、仮面ライダーでは聞いたことがありません

    メガテニストは金子さんが出したものなら、概ね肯定します
    それしてその土台があるので、言うほど反発の歴史も無いんですけどね
    最初に違和感があっても、結局「コレが、カッコいいんだ(センスあるんだ)」となるからだと思います
    逆に後作ほど、反発(っぽいもの)があるのは、メインを辞した金子さんのデザイン(センス)に引きづられているのと、時代の変化によるものと思います
    つまり、声が通りやすくなった為ではないかと
    Ⅴも主人公の前髪や縄印学園の制服などで、突っ込まれているのを見ましたが、拒絶反応までいくものは見かけていません
    なので、今回はこのまま穏便にいくのかな…と
    (4シリーズのように、ひっそりとうやむやになる感じですかね…)
    個人的には金子さんの影を追いかけるより、別の尖り方を魅せて欲しいなぁと思いますけどね