新作のたびに起こる『こんなのガンダムじゃない』論争についての意見

サブカル

放送が開始され、大好評の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。それでもやはり古くからのガンダムファンの間では、アンチはそれなりにいるようです。



目次

ガンダムの定義

新作が発表するたびに、批判的な意見を言う人が多い『ガンダム』シリーズ。10月から放送が始まった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』については、これまで以上にガンダムシリーズではやってこなかった物が盛り込まれており、古くからのファンは驚いた人も多かったんじゃないかと思います。私は個人的には面白ければOK。なので『水星の魔女』については、初の女性主人公ということに最初不安でしたが、放送前に配信された『PROLOGUE』や公式サイトで公開されている小説「ゆりかごの星」などから、本編に謎を持たせるような構成になっているので、これまでの作品になかった要素が非常に魅力的で、完全にはまってしまい、今も「HG 1/144 ガンダムエアリアル」を探してさまよっているほどです。
古参のファンの多くは、最初のガンダムの『機動戦士ガンダム』から続く世界観、「宇宙世紀」を舞台にした作品を支持しているかと思います。一方、今回の『水星の魔女』のように「宇宙世紀」ではないまったく別の世界観を舞台にした作品を「アナザーガンダム」と呼んだりしますが、この「アナザーガンダム」はどの作品も発表と同時にやたら叩かれてたイメージがあります。でも今となってはどの作品も愛されていて、それなりにファンがいると感じますね。
では、『こんなのガンダムじゃない』という意見でいう所の「ガンダムの定義」とはなんなんでしょうか。私が個人的に感じているガンダムの定義とは、「モビルスーツ」と呼称されている人型兵器が登場すること。そのモビルスーツの主役機の名称、デザインが「ガンダム」であること、そして戦争をテーマに扱っているということくらいかなぁ・・・と思っています。まあ、スレッタはエアリアルのこと「ガンダムじゃない」って言っちゃってますが、その辺はスルーしましょう。



意外な事実

さて、前述で紹介したガンダム作品を大きく2分する「宇宙世紀物」と「アナザーガンダム」なのですが、結構意外な事実がわかりました。数あるガンダム作品の中で今回、テレビで放送された作品に限りなんですが、個人的に「宇宙世紀物」と「アナザーガンダム」のタイトルを分けてみました。その結果が以下の通りです。

宇宙世紀シリーズ
  • 機動戦士ガンダム
  • 機動戦士Zガンダム
  • 機動戦士ガンダムZZ
  • 機動戦士Vガンダム
アナザーガンダムシリーズ
  • 機動武闘伝Gガンダム
  • 新機動戦記ガンダムW
  • 機動新世紀ガンダムX
  • ∀ガンダム
  • 機動戦士ガンダムSEED
  • 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
  • 機動戦士ガンダム00
  • 機動戦士ガンダムAGE
  • Gのレコンギスタ
  • 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
  • 機動戦士ガンダム 水星の魔女

というように、実は宇宙世紀シリーズに関しては、4作品のみ(ユニコーンとオリジンのテレビバージョンは省いてます)で、アナザーガンダムシリーズは11作品となっています。もちろん、人によっては『∀ガンダム』や『Gのレコンギスタ』は宇宙世紀寄りだろう!という人もいるかもしれませんが、もしそうゆうわけ方をしたとしても、宇宙世紀シリーズは6作品でアナザーガンダムシリーズは9作品となっています。ようするに今となってはアナザーガンダムシリーズの方が作品数は多いのです。これに映画やOVA、ゲームとか加えると色々また変わってきますが、ざっくりわかりやすい比較としてはやはりテレビシリーズで見た方が早いので、今回はテレビシリーズのみで見てみました。こう考えると、アナザーガンダムシリーズの方が現在のガンダムシリーズのメインとなっているという感じがしますね。

 

アナザーガンダムの歴史

『水星の魔女』に関しては、批判的な意見もありますが、それでも世間的にはポジティブな意見の方が多いかと思います。いわゆるアナザーガンダムシリーズが最初に登場したのは、1994年に放送された『機動武闘伝Gガンダム』が最初。その前の週まで宇宙世紀シリーズの『機動戦士Vガンダム』が放映されていたのと、初めて宇宙世紀以外のガンダム作品が登場したファンの動揺はそれはすごいものでした。しかも『機動武闘伝Gガンダム』は『水星の魔女』以上に完全に振り切っていて、ガンダム同士による格闘バトル、技名を叫びながら繰り出される必殺技、モビルスーツではなくモビルファイターだったりと、登場するのがガンダムなだけで、まったく別のロボットアニメとなりました。しかし、それでも作品自体は非常に面白く、ストーリーもわかりやすかったこともあり、当時ガンプラ離れしていた小学生を呼び戻すことに成功しました。さらに海外でも非常に多くのファンを獲得しています。最近、発売された「RG ゴッドガンダム」の売れ行きを見れば、今でも人気のある作品だとわかります。また御大富野監督作品の『∀ガンダム』の時はそのデザインが発表された時に私なんか酸欠になりかけました。この『∀ガンダム』も現在ではファンに非常に愛されています。
なので、もはや「ガンダムらしい」という言葉には意味がないのかもしれませんね。『機動武闘伝Gガンダム』に比べると『水星の魔女』の方がよっぽどガンダムらしいですし。
現在では『仮面ライダー』ももはや定義なんかなくなっていて、竹内涼真さんが主役を演じ、2014年に放送した『仮面ライダードライブ』なんか、バイクではなく車に乗って「仮面ドライバー」じゃないかと突っ込みがありました。ようするにせっかく新しいシリーズが始まったので、まずは最後まで見てみようってことですね。

どんな作品も発表当時や放映当時は叩かれるものです。でも放送が終わってから名作だったとか、好きだったとかって意見がいつもでてきますね。私はファーストガンダム世代で宇宙世紀ものは大好きですが、他のアナザーガンダム作品も大好きですよ。・・・AGE以外は。

今回は以上です。

 

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