ゲーム『ザンキゼロ』のストーリーを紹介しています。今回はPart3。ゼンが主人公の物語です。
ここからはゼン視点で物語が進んでいきます。
思いっきりネタバレとなるので注意してください。
目次
『ザンキゼロ』のあらすじ Part3 憤怒
真白ガーデンタワーでエクステンドマシンのパーツを手に入れてから、エクステンドTVは一度も流れていませんでした。その後も老化して子供からやり直すという日々を送っていたメンバー。パーツをエクステンドマシンに追加しても、老化現象は止まることはなく、依然としてクローン人間の寿命は13日のまま。エクステンドマシンには、子供になったメンバーのために、人数分の服が用意されていました。他にも大人になった時に本人たちが着れそうな服も準備されていて、どれにも『MANI』というロゴがついていて、この『MANI』がエクステンドマシンやクローン人間に関係があるとみんな考えていました。
メンバーは昼前にガレージに集まることが決まりになっていて、その日も集まっていました。エクステンドマシンのコントロールパネルを見ると欠けているパーツはあと5つ。おそらくはすべて集めなければ老化現象は止められないかもしれないと、マモルが言います。しかし、他のパーツと言っても、真白ガーデンタワーはほとんど調べ尽くして、パーツなんか見つかりませんでした。ただし、真白ガーデンタワーには地下があり、そこはまだ探索していませんでした。というのも、地下に行ける入り口は塞がっていて、エレベーターも止まっているため、どちらにせよ探索はできませんでした。するとユマがパーツは別の廃墟にあるのではないかと言います。確かに別の廃墟は海にたくさん浮いていますが、ガレキ島から離れるのは、クローン人間の寿命などを考えると難しい状況です。
すると『廃墟がガレキ島に流れてくるんじゃないの?』とゼンが言います。そしてこのガレキ島は真白市の一部だとも言います。この島が真白市で、流れてきた真白ガーデンタワーも真白市。なのでこれから流れてくるであろう廃墟も真白市ではないかとゼンは言います。そしてこの件は大企業、真白グループが関与しているのではないかと疑います。そしてその疑いの質問をそのまま真白グループの令嬢であるユマに向けます。ユマは興味深い推理だと返答します。ゼンはエクステンドマシン、エクステンドTV、MANI、すべてユマは知ってるのではないかと疑いいます。するとその時、久しぶりにエクステンドTVが流れました。
パーツを手に入れる
エクステンドTVでは、ショウとミライのいつもの掛け合いの後、ミッションが告げられました。それは前回と同様に『パーツを手に入れる』というもの。しばらく同じミッションが続くといいます。先程のマモルの予想通りの展開。しかし、パーツを取りに行く廃墟は前回とは違うとの事。どうやらすでに新しい廃墟がガレキ島にたどり着いているようです。その廃墟の名前は『猿山ツリーハウスビレッジ』。その場所に向かうと確かに新しい廃墟がありました。この猿山ツリーハウスビレッジはどうも真白市にはない場所らしく、先程のゼンの予想が外れます。とりあえず廃墟に行くメンバー一同。そこは自然のあふれる森の廃墟でした。なぜこのようなリゾート施設がガレキ島にたどり着いたのかわからない状況で、ハルトが自分の時と同じようにメンバーの誰かに関係があるのではないかと言います。誰も覚えがない中で、ゼンだけが押し黙っていました。
猿山ツリーハウスビレッジ
猿山ツリーハウスビレッジを探索していると、真白ガーデンタワーの時と同じように、あちこちにテレビが設置してあり、最初のテレビで、またエクステンドTVが流れ、番組内で前回と同じように攻略ビデオとして憤怒というタイトルの映像がながれます。今回の内容はゼンに関わるものでした。
ゼンの一家がゼンの祖父の家に引越してくるところから始まります。
ゼン本人と、ゼンの父と母と兄。そして祖父と祖母という家族構成。ゼンの一家は祖父の家に住むと同時に、ゼンの父と母は祖父に猿山ツリーハウスビレッジで仕事の紹介をしてもらったようです。猿山ツリーハウスビレッジは真白リゾートが経営しているようです。
ビデオが終わると、ゼンはこの後、ハルトのように過去を暴露させるがイヤだと言い、1人で行動すると言います。仲間だというハルトの意見を否定するゼン。ゼンはみんなの事を、特にユマとサチカの事を信用していないと言います。メンバーの静止も聞かず、自分1人でパーツを取ってくると言い張り、ゼンは1人で猿山ツリーハウスビレッジに向かいます。
ゼンの過去
向かう途中、案の定エクステンドTVが流れ、ゼンの過去が暴露されます。
ビデオではある日、帰りが遅い母をむかえにゼンが猿山ツリーハウスビレッジに向かいます。そこでゼンは2匹の猿を目撃します。祖父にそっくりな猿と母にそっくりな猿が、交尾をしていました。祖父にそっくりな猿が言います。12、3年ぶりの行為だと。さらに祖父にそっくりな猿は、ゼンはわしの子だといいます。ゼンの父は本当はゼンの兄だといいます。その行為を小学生だったゼンは目撃し、あまりの醜態に祖父と母が猿に見えていたようでした。
映像が終わると、感情にまかせテレビを思わず破壊するゼン。しかし、思った通り1人でも攻略ビデオは流れ、みんなに見られる事がないという事にホッとするゼンでしたが、1人での行動には限界がきていました。
そこへゼンを追っていた他の7人が現れます。再び一緒に行動しようとするメンバー。リョウにいつもの余裕がないと指摘されたゼンは、『俺の何をしっているんだよ?』と問うと、ユマが『あなたが祖父と母親の子だということ』と返答します。
驚いたゼン。どうやら、エクステンドTVは、全部のテレビで同時に流れていたようで、すでにこれまでの内容を他のメンバーは見ていたようです。すべてのテレビを壊して回ることを諦めたゼン。ハルトが攻略ビデオはその廃墟のボスに関係している可能性があるので、メンバーにも見る事を許してほしいと言います。さすがに全部のテレビを壊して回るわけにもいかず、さすがに負けを認めるゼン。しかしハルトは勝った、負けたじゃない。仲間なんだからと話します。それまではさんざん否定していた言葉でしたが、ゼンは今度はそれを受け入れました。
憤怒
そして森からようやくツリーハウスに入ります。先に進むと、ハルトの時の同じように攻略ビデオの続きが流れます。祖父と思っていた人が父で、父と思っていた人が兄。兄と思っていた人は甥になり、ゼンは荒れました。そのうち、母に暴力を振るうようになり、家族はゼンの扱いに困っていました。そんな時、兄(甥)が結婚する事になります。兄嫁にも冷たかったゼンでしたが、兄嫁は諦めずゼンに優しく接してきます。そのうち本当の姉のように接してくれる兄嫁に、ゼンは心を許し、自分のこの家族について相談をします。
兄嫁は大学に行き、この家を出て環境を変えるべきだといいます。その事をきっかけに、ゼンは少し変わり、大学を目指し勉強も始めます。ある日、兄嫁が家にいませんでした。どうやら母の忘れ物を取りに猿山ツリーハウスビレッジにいっているそうです。嫌な予感がしたゼンは、猿山ツリーハウスビレッジに向かいます。するとゼンのおじいさんは兄嫁さえも手篭めにしていました。
怒りのあまりスコップで殴ろうとしましたが、兄嫁が祖父を庇います。どうやら祖父が無理矢理迫ったのではないようです。なんと彼女達(母や兄嫁)は祖父への借金返済のために、最初から自分の息子(父)や孫(兄)のもとにくるように彼女達に指示して、関係を続けていたと言います。その事実を知ったことで衝動を抑えられなくなり、ついに祖父へスコップで殴りかかるゼンでしたが、再び兄嫁が祖父をかばい、兄嫁は腕を怪我してしまいました。結果、すべてをゼンのせいにされ、ゼンは家から出て行くことになりました。その時、家族の真相をバラすことものなく、一人で出て行く時、ゼンは母に『母さん、兄さんたちと仲良くね』と言い残し家を出て行きました。
猿山ツリーハウスビレッジのボス
ハルトの時は、攻略ビデオに出ていた編集長がボスとしてパーツを守っていました。その流れを考えると、攻略ビデオにでてきた誰かが、今回もパーツを守っている恐れがあり、その場合、ゼンの家族の可能性が高くなります。そのことについて、メンバーはゼンを気遣っていると、ゼンはこれまで散々クリーチャを殺してきたのに今更といいます。
そして、ゼンが子供時、祖父と母がいた部屋にたどり着きます。あの光景を見てから一度も足を踏み入れなかった部屋。するとそこに、ゼンの祖父・・・つまりゼンの父がクリーチャーとなって現れました。
異形の姿となった祖父にゼンは戦いを挑みます。他のクリーチャの乱入もあり、苦戦こそしましたが、なんとか倒すことに成功します。そして無事パーツを入手したメンバーはガレキ島に戻ります。
心なしかすっきりしたゼンは、みんなを仲間と認め始め、ユマに対して、疑っていた事や失礼な発言を謝罪しました。するとユマがなぜゼンの家族は田舎のリゾートへ引っ越したのか質問をしました。質問に対して答えようとしたゼンでしたが、なぜか子供の頃の記憶が思い出せませんでした。
一方、どうやらミナモも子供の頃を思い出せないようです。どうやらメンバーは皆子供の頃の記憶がないようでした。
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