東京ディズニーランドなどを運営する「オリエンタルランド」が、フリーマーケットサービスを展開する「メルカリ」と連携し、転売対策を行なっていくようです。
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ディズニーも転売対策
転売の問題については、当ブログでもこれまでガンダムのプラモデル「ガンプラ」についての話題やニュースを紹介してきました。「ガンプラ」に関しては、バンダイが大きく行動したことにより、一応治ってきているようです。しかし、転売行為自体は他のジャンルでもたくさん行われています。これまで当ブログでは紹介することはなかったのですが、東京ディズニーリゾートや、ユニバーサルスタジオジャパンといった人気テーマパークで販売されている限定グッズなども転売ヤーのターゲットとなっていました。
今回ニュースで話題となっているのが、そんな東京ディズニーリゾートを運営する「オリエンタルランド」が、フリーマーケットサービスを展開する「メルカリ」と転売対策などで連携する覚書を締結したとのこと。覚書っていると少し難しい感じですが、簡単にいうと軽い契約みたいなものです。これまで東京ディズニーリゾートで販売される限定品などが、度々買い占められ、「メルカリ」にて高額で転売されてきました。こういった人気テーマパークのグッズの場合、たしかに地域によっては、「メルカリ」などで購入できることはファンにとってはありがたいことなのかもしれません。しかし、転売が目的のために買い占めを行い、来場した他のユーザーたちが購入できなくなるというのは、全く違う話。本来、モラルによって成り立つ「メルカリ」などのフリーマーケットアプリも、こういった転売ヤーによってイメージが悪くなっているのも事実です。今回、「オリエンタルランド」が転売対策に大きく動いたのは、ユーザーとしても安心できるだけじゃなく、運営側も転売行為については反対という意思を見ることができたので、非常に良かったと思います。
具体的な対策は
本日、株式会社オリエンタルランドは、株式会社メルカリと「安心・安全な取引環境の構築に向けた覚書」を締結しました。https://t.co/JxHeiZjAv1#TDR_now #TDR_info pic.twitter.com/o7QCt1MPlK
— TDR どりあ@ディズニー情報 (@tdr_doria) March 24, 2022
今回、「オリエンタルランド」と「メルカリ」が締結した覚書では、特定商品の情報や発売情報などの提供するほか、両社のウェブサイトなどで注意喚起を行うというもの。さらに、「メルカリ」では利用規約に基づき、高額商品の出品を削除するなど対策を行うそうです。ついに「メルカリ」側から出品を削除するといった行動がとられるようになりました。こういった動きは現在行われているほかのジャンルでの転売行為に対して見本にもなっていきます。特に「オリエンタルランド」のような会社が動いたとなると、動きを合わせてくる会社も出てくる可能性が高いですね。完全になくなるとは思えませんが、これまで転売ヤーの行為に迷惑を受けていた人たちは減少するのではないでしょうか。
転売をすすめる人がいる
色々なジャンルで、転売行為はそのユーザーたちに忌み嫌われています。それでもこういった転売行為をする人が増えるのはなぜでしょうか。私は今回のこのニュースを記事にすべく調べるために、いろいろとグーグルなどで検索をかけました。すると「ディズニー転売で稼ぐための方法!(実際の文言は変えてます)」というようなサイトが何件も見つかりました。彼らは転売は違法ではないのでやるべきだ!みたいなことを述べつつ、その方法をサイトで説明しています。サイト検索でもこれだけひっかかるわけですから、今若者がメインとして使用しているツールでもあるSNSやYouTubeなどの動画では、このように転売を勧めているコンテンツがもっとあるかと思います。実際に「ガンプラ」の転売に関しては、YouTubeから発信されてから広まりました。そういった人が不特定多数の人へ情報を発信し、そしてそれを真に受けた人たちが実行しているわけです。今回のディズニーグッズや以前紹介したガンプラの転売などは、メーカーが動いたため治るとおもいますが、まだ続いている転売のジャンルも存在します。まだ転売問題が続いている「PlayStation5」に関しても、小売店にて「購入時に外箱へフルネームを直筆でサイン出来ない人には売らない」「購入したその場で箱を開封し内容物(主にビニール袋)を取り出す事に同意出来ないなら売らない」という転売対策をする店が増えた結果、「メルカリ」での売値が下がってきていると聞きました。「PlayStation5」に関してはソニーからも「開封済シール」というものを小売店に配布し、対策しているようです。「せどり」という言い方をすれば聞こえはいいものの、迷惑な買い占めによる転売行為はやはりメーカーもユーザーも迷惑しているのです。
誰でもお金は欲しいです。転売そのもの自体は法的には問題ないかもしれません。しかし、そういった行為により迷惑している人がいるのであれば、やはりモラル的に良いことではありません。今回の「オリエンタルランド」の行動により、他の企業も対策してくれるといいですね。
今回は以上です。
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