機動戦士ガンダム SEEDの続編映画制作決定!あれから20年!

サブカル

5月28日(金)に中国・上海市で開催されました「実物大フリーダムガンダム立像」オープニングセレモニーにて、『GUNDAM SEED PROJECT ignited』が発表されました。なんと『ガンダム SEED』が20周年との事。元のファーストガンダムも40周年過ぎたので、ガンダムの歴史をすごい事になってきました。今回発表された『GUNDAM SEED PROJECT ignited』では、新作ゲームや新作コミックなどいろいろな情報がありましたが、中でも世間が注目しているのが、劇場作品の発表。かつては一度映画化が発表されたのですが、そのまま時間が経ってしまい、後発の『ガンダムOO』が先に映画化されてしまうなど、ファンの間では常々語られていたSEEDの映画化。今回はこの映画について判明していることと、そもそもの『ガンダム SEED』についての内容についてご紹介したいと思います。

劇場版は『DESTINY』の続編

テレビシリーズで全50話で放送された『機動戦士ガンダム SEED』。そしてその続編として制作された同じくテレビシリーズで50話放送されたのが『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』今回発表された劇場版はその続編であるという事を、テレビシリーズで監督を努めた福田己津央さんがコメントしています。『機動戦士ガンダム SEEDシリーズ』の脚本は監督の奥様で、病気のため他界してしまった両澤千晶さんが担当していました。2006年に一度発表された劇場版の脚本も行う予定でしたが、この時すでに病気を患っており、進行が遅れてそのまま亡くなってしまいました。今回の劇場版はその両澤さんが残したシナリオをベースに制作される旨を明かしています。現段階ではストーリーなどは一切不明ですが、キラ、アスラン、ラクスあたりはやはり登場するのではないでしょうか。個人的に気になるのは、メカの方ですね。『DESTINY』のラストでストライクフリーダムもインフィニットジャスティスも残っていたので、そのまま登場する可能性も高いですが、映画版ということで、何かしら変化があるかも知れません。じゃないとバンダイ的にも美味しくありませんからね。

 

そもそも『機動戦士ガンダム SEED』って

『機動戦士ガンダム SEED』がテレビで放映されたのが2002年。それまでもガンダム作品はテレビ問わずいろいろな作品が制作さえていました。しかし、どの作品も続編であったり、スピンオフであったりとファーストガンダムのような大きな戦争を扱う作品はほとんど作られていませんでした。そんな中、「21世紀のファーストガンダム」というコンセプトを元に、それまでのアニメ関連で洗練されていった作風や技法を用いて、キャラクターや設定は全く違いますが、ファーストガンダムのような大戦を描いた作品となりました。そこにガンダムでは以外と軽く扱われる恋愛や友情も取り入れ、本来は男子に人気のあるガンダムシリーズに多くの女性ファンを取り込むことに成功し、結果商業的にも大成功しました。メカニックに関しても非常に好評で、主軸となる関連商品となるプラモデルもかなりの売上を見せ、この時「第2次ガンプラブーム」などとも言われるほどの結果となりました。

 

『機動戦士ガンダム SEED』のざっくりストーリー

年号はコズミック・イラ。表記としてはC.E.。ファーストガンダム同様にこの世界も宇宙でスペースコロニーに人が住む時代です。この世界の特徴としては、「コーディネイター」という人種がいること。「コーディネイター」とは、遺伝子調整によって強靱な肉体、優秀な頭脳を持った新人類のことを言います。ぱっと見は普通の人だけど、能力は常人よりも高い人間となっています。それに対する普通の遺伝子の人たちのことは「ナチュラル」と呼ばれています。コーディネイターが中心となって作ったスペースコロニー「プラント」に対して、地球連合軍のナチュラルたちは、わかりやすく言うと、行き過ぎた嫌がらせをし続けます。そのせいかプラントでは軍隊「ザフト」が作られます。そしてプラントのコロニーの一つが、地球連合軍の核ミサイルによって破壊されたことにより、対立は表面化し、ザフト軍と地球連合、すなわちコーディネイターとナチュラルの戦争が始まります。そんな中、ザフトにも連合にも属さない中立国のコロニーでナチュラルの友人たちと、楽しく生活していたのがコーディネイターが本作の主人公であるキラ・ヤマト。キラたちが生活していた中立のはずのコロニーで、実は地球連合軍のモビルスーツが開発されているという情報を受け、ザフト軍の少年兵がこのモビルスーツを強奪しに、コロニーに侵入します。次々と強奪される新型モビルスーツ。そこに偶然居合わせてしまったキラは、5機のうち1機を奪おうとしている少年兵の一人が、かつての親友アスラン・ザラであることに気づきます。アスランもキラに気づきますが、そのままMSを強奪。5機中4機が奪われ、そこにいた技術士官のマリュー・ラミアスは、最後の1機を守るため、キラを連れて「ストライクガンダム」に搭乗することになってしまいます。外でザフト軍のモビルスーツが待ち構える中、マリューはたどたどしくストライクガンダムで応戦します。その様子を見たキラは、自ら操縦を変わり、ストライクのOSをその場で書き換え、ザフトのモビルスーツを撃破するのでした。

 

『機動戦士ガンダム SEED』の概要

当時の記憶になりますが、『機動戦士ガンダム SEED』を初めて見たとき、“新しいガンダム”という感覚をすごく感じました。というのも『新世紀エヴァンゲリオン』でロボット物では初めての演出となった長い発進シークエンスをガンダムに取り込んだのはこの作品が最初。ん?その後はあんまり見てないかも・・・。で、この作品のガンダムには『フェイズシフト装甲』という設定があります。敵であるザフトは地球に核を無効化するニュートロンジャマーを打ち込んで、動力として核エンジンは使用できないので、モビルスーツのエネルギーは有限となっています。そんな中ガンダムの装甲はPS(フェイズ)装甲といって、ビーム以外の攻撃を、無力化する装甲をもっているのですが、先程いった通り、エネルギーは有限で、エネルギーがなくなるとビーム以外も有効な装甲に戻ってしまいます。その設定を生かした描写が結構あって、基本的にロボット物が好きな私としては、こうゆう“設定の中で工夫しながら戦う”というのが個人的にはすごく好きでした。またお約束の主役機交代もかなり劇的に演出されていたり、戦争物らしく最終戦闘で主要キャラが死んでいったりと、物語も盛り上がり当時は非常に毎週見るのが楽しみでした。

 

そして『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』

大好評のまま放映が終了した『機動戦士ガンダム SEED』。その熱は放映後も収まらず、バンダイでファーストガンダム以来となるMSVの展開をプラモデルで始めるようになります。模型誌やアニメ雑誌などとの連携により、この『SEED MSV』もヒットする事になります。そしてファーストガンダムのブームの時と同じように、続編を望む声が高まり、2004年についにテレビシリーズとして続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』がスタート。ガンダムも一新し、前作の連合軍側の物語ではなく、今作はザフト軍側の物語となり、主人公は新しくザフトのパイロット『シン・アスカ』。そして前作からもいろんな登場人物が再登場します。登場しますが・・・これがいろいろと問題となっていきます。

 

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のざっくりストーリー

前作の停戦から2年後、C.E.73年。プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルとの非公式会談のため、L4 アーモリーワンを訪れたオーブ代表のカガリアスラン。その時、同じ場所でザフトで開発された3機の新型ガンダムが何者かに強奪されます。これを阻止すべく、新造戦艦ミネルバから、同じく新型のインパルスガンダムが出撃します。そのパイロットは、かつてオーブに住んでいた時、連合軍とオーブの戦いで妹を失い、ザフト軍に入隊したシン・アスカでした。アスランもカガリを守るため近くに放置されていたザフトの新型量産モビルスーツ、ザクウォーリアで3機のガンダムと戦うことになります。新型ガンダムを強奪したのは、ファントムペインという連合軍の部隊。結局そのままファントムペインに逃亡されたミネルバは、カガリとアスランを伴ったまま、ファントムペインを追撃する事になります。そんな中、安定軌道にあったはずのコロニーのユニウスセブンが地球への落下コースに乗ったという報せが入ります。それはナチュラルへの憎しみを募らせ続けるザフト脱走兵たちの仕業で、世界は再び混乱と戦火に包まれていくことになります。

 

『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の概要

前作『機動戦士ガンダムSEED』での終盤の舞台となった戦いである第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦から2年後の物語。ちなみにファーストガンダムから続く「宇宙世紀」ではないガンダムシリーズ作品の続編作品が、テレビシリーズとして制作されたのこの作品が初だったりします。それほど前作が好評だったようです。期待されて制作されたこの続編。しかし、いろいろと期待通りにはいかなかったようです。もちろん、好きなファンもいると思いますし、まったくすべてを否定するわけではないのですが、主人公はシン・アスカというザフトのパイロットで物語が始まるのですが、序盤を過ぎた辺りで前作の主人公のキラも登場し、物語に介入し始めます。話が進んでいくと、どうもシンの方が悪者のような描かれ方になり、最終的にはオープニングテーマのタイトルで登場するのが、キラの乗るストライクフリーダムになったりして、キラを主人公として描かれるようになってしまいます。他にもアスランがザフトとオーブの間をチョロチョロ行き来したり、カガリとの関係もよくわからないものになったり、相変わらずキラが最強なままだったりと見ている方としては、なんかこうモヤモヤする作品になっていました。何よりも前作で非業の死を遂げたキャラが復活しちゃったりもしているので、なんかいろいろガッカリしてしまいました。当時にはもうネットがあったので、それなりにファンの声は辛辣でありました。しかし、視聴率は良く、関連商品も相変わらず好調だったので、成功した作品ではあります。個人的には前作があまりブレを感じない作品だったため、非常にもったいないと感じました。ちなみに今でも今作でキラが操縦した『ストライクフリーダムガンダム』は超人気があります。

 

『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』

この作品は本筋ではなく、同じコズミック・イラの世界が描かれたスピンオフ作品で、2006年に制作されたインターネット配信やイベントでの上映で公開された作品。1話15分、全3話。テレビシリーズの『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』で描かれたC.E.73年、ユニウスセブン落下後の地球が舞台。もともとは店頭プロモーションビデオとして企画されていたものが配信作品になったと言われています。『DESTINY』で敵となるファントムペインの部隊が登場したり、非戦闘型のガンダム『スターゲイザー』が登場したりと色々と面白い作品ではあるのですが、今回は軽く紹介だけしておきます。

以上が『機動戦士ガンダム SEED』の全体を簡単にご紹介しました。この作品を期に、ガンダムのファン内でも世代が大きく別れたりしていますので、ガンダムシリーズとしては非常に重要なシリーズであります。現在では新作カットを加えた総集編の『スペシャルエディション』が『SEED』で3部作、『DESTINY』で4部作がありますので、それでサクッと内容をチェックするのがいいかと思います。

さて、映画版の続報を待ちましょう。

コメント