第2クールに備えおさらい『水星の魔女』第3話の物語のネタバレ紹介

サブカル

放映されるたびに話題となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。今回は第2クールに備えて、12話までのあらすじのネタバレを紹介します。今回はテレビシリーズの第3話「グエルのプライド」について。



『機動戦士ガンダム 水星の魔女』ネタバレ

放映開始からネットやSNS、ガンプラの売り上げまでもこれまでのガンダムシリーズではなかったほどの盛り上がりを見せた『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。テレビシリーズは第2クールが4月から開始されますが、うっかりしていて、この話題の作品に乗り遅れた人のために、。そんな人のため、何回かに分けて、第1クールのあらすじのネタバレを紹介していきます。本ブログでのネタバレに関しては、なるべく短く簡潔にまとめてきたのですが、この『水星の魔女』に関しては、物語だけではなく、設定や謎、キャラクターたちの話題となったセリフなど、注目された部分が多かったため、今回はできる限り詳細に紹介していきたいと思います。なので全話分になるとかなり長くなると思いますが、移動中など時間がある時に読んでいただけるとうれしいです。

前回の第2話についてはこちらから。

第2クールに備えおさらい『水星の魔女』第2話の物語のネタバレ紹介
放映されるたびに話題となった『機動戦士ガンダム 水星の魔女』。今回は第2クールに備えて、12話までのあらすじのネタバレを紹介します。今回はテレビシリーズの第2話「呪いのモビルスーツ」について。 (adsbygoogle = window.a...

というわけで、今回はテレビシリーズの第3話「グエルのプライド」を紹介します。



第3話「グエルのプライド」

決闘することになったことになったことをスレッタに告げたミオリネ。このまま退学したくないのと、エアリアルの処遇もあることから、この決闘を受けるしかありませんでした。なによりもスレッタには、友達をあだ名で呼んだり、デートしたり、連絡先を交換したりといった憧れていた学園生活でやりたいことをまとめた「やりたい事リスト」というものがあり、そのどれも達成せれていませんでした。ミオリネは必ず地球へ脱出したいという希望があり、スレッタにはそれまで花婿でいてくれればいいといいます。

釈放されたスレッタは無事学園に戻ることができました。登校する朝、これまでに起きたことを、母であるプロスペラとテレビ電話で話しました。自分が魔女と呼ばれたり、エアリアルがガンダムと言われたり。スレッタとのテレビ電話では仮面を外したプロスペラは、そこでスレッタが魔女ではないこと、エアリアルがガンダムではないことを伝えます。

学園に行くとスレッタがガンダムを使用したという噂が持ちきり。そんな中、入学した当日に親切にしてくれたニカと再会しました。ニカはメカニック科でもあるため、スレッタが使ったエアリアルに興味津々のようです。そこへグエルが現れました。次の決闘で相手となるのは、またグエルのようです。今回の決闘はジェスターク社の信用がかかったものでもあるため、グエルの意志とは関係のないところで、ジェスターク社CEOである父親ヴィム・ジェタークがかなり関与していました。モビルスーツも「ダリルバルデ」という新型が用意され、意思拡張AIも搭載され、グエルの知らない所で様々な準備がされているようでした。

その後スレッタは、ミオリネの植物プラントにきてましたが、そこへ拘束されていた時に、食事を持ってきてくれたエランがきました。エランは決闘委員会のメンバーの1人で、決闘を行うスレッタのことを迎えにきました。連絡先がわからなかったため、直接会いに来たといい、今後のため連絡先をエランと交換することになりました。「リストの12番目、叶いました」というスレッタ。不思議に思ったエランがリストについて質問すると、スレッタは学校でやりたいことリストがあるという話をエランに伝えました。「リスト、たくさん叶うといいね。」エランは無表情でそう伝えると、決闘委員が集まるラウンジにスレッタを連れていきました。


左:セセリア・ドート

右:シャディク・ゼネリ

迎えたのは同じく決闘委員会のメンバーで御三家の一人、グラスレー社の「シャディク・ゼネリ」「ようこそ、よろしくね。水星ちゃん」とスレッタに軽い挨拶をします。ここでは宣誓が行われるとのこと。ラウンジには対戦相手のグエルもいました。「双方、魂の代償を天秤(リーブラ)に」と話すエランはスレッタにこの決闘で何を賭けるのか聞いてきました。よくわからなかったスレッタにシャディクが「決闘では何かをそれぞれ賭けることになっている。金、謝罪、女」と説明します。スレッタはグエルにミオリネへ謝って欲しいといいます。そしてグエルは前と同じ、つまりミオリネを婚約者にするということを希望しました。「Alea jacta est(アーレア ヤクタ エスト)。決闘を承認する」と今回の立合い人となるエランにより、決闘が承認されました。そこへ決闘委員会に所属している経営戦略科2年の「セセリア・ドート」がグエルは親が偉いと決闘の負けも無効にされるので羨ましいと嫌味を言ってきました。怒りを抑えられなかったグエルがセセリアの元に詰め寄ろうとした時、「ダメ!です!」と声を上げたのはスレッタでした。一同が呆気にとられていると「逃げない人を笑うのはダメなんです。」とスレッタはセセリアのことを批判しました。

その後、グエルと同じエレベーターに乗ったスレッタはグエルになぜあんなことを言ったのか聞かれます。するとスレッタは「逃げたら1つだからです。」と返答します。逃げたら安心、安全が手にはいるが、逃げずに進んだら、逃げなかった自分や経験や信頼など逃げるよりたくさん手に入ると説明します。「だから逃げたら1つ、進めば2つなんです」と母から教わったことを伝えると、グエルは「いい親なんだな」とだけ返して去って行きました。

いよいよ決闘が行われます。前回のようにバタバタとした決闘ではなく、今回はお互い最初から相手を認識した同士の戦いです。決闘前に口上が交わされます。「勝敗はモビルスーツの性能のみで決まらず、操縦者の技のみで決まらず、ただ結果のみが真実」スレッタはたどたどしかったものの、お互いに口上をかわすと「決心解放(フィックスリリース)」と立合い人であるエランから決闘開始の合図がされました。

戦闘が開始。グエルの駆るダリルバルデはスレッタが駆るエアリアルのガンビット同様に、ドローンで遠隔攻撃ができる武装を装備していました。前回の戦いとは違い、ガンビットを使ったエアリアルの攻撃を読んだグエルでしたが、ダリルバルデはグエルの思った通りの動きをしません。ダリルバルデに搭載された意思拡張AIが自動で行動していました。「俺の意思はいらないっていうのか」とプライドが傷つけてられていくグエル。

そんなダリルバルデにビームライフルを撃ったエアリアルでしたが、決闘区域に突然散布され始めた排熱処理用の水が、当たる前にエアリアルのビームをかき消してしまいました。遠距離のビーム兵器が主体のエアリアルには不利な状況となります。その光景を見て喜んでいたのは、グエルの父ヴィム・ジェターク。どうやらヴィムはグエルの異母兄弟の「ラウダ・ニール」にこの排熱処理の水の散布を指示したようです。
接近戦の装備が整っているダリルバルデに有利になり、エアリアルは右腕を損傷してしまいます。決闘を見ていたミオリネは異常もないのに管理システムが水を撒布したことに違和感を感じました。ミオリネは立合い人であるエランへ決闘を中止させ、システムエラーを修復してから再開するように抗議しました。しかしエランは「決闘は平等じゃないよ。その生徒のバック次第で用意できるモビルスーツもサポートメンバーも変わってくる。この偶然がたとえ仕組まれたものでも、それを含めて彼の力だよ。」と無表情に冷たく言い放ちます。それに対しミオリネは「だったら私もスレッタの力ってことでいいよね!」と言い返し、近くにあった作業用のモビルクラフトに乗って排熱処理用の水を操作している施設に突撃しました。


左:フェルシー・ロロ

右:ペトラ・イッタ

施設にはグエルを慕っている二人の女生徒、経営戦略科2年フェルシー・ロロとメカニック科2年ペトラ・イッタが排熱処理の水を操作していました。「やっぱり、あんたたちのせいか!」ミオリネの突撃により、水がおさまりました。
これにより防戦一方だったエアリアルの反撃が開始されます。ガンビットを展開し、一気にダリルバルデに攻撃をしかけるエアリアル。グエルはガンビットの攻撃を読んで避けようとしましたが、AIがそうは判断せず被弾してしまいます。その様をみた父のヴィムは「何をやっているんだグエル」通信してきました。父の不自然な通信にグエルは先ほどの排熱処理も父が仕組んだものだと気づきます。汚い手を使わなくては自分が勝てないと思っているのかというグエルの言葉にヴィムは「お前だけの決闘ではないというのがなぜわからん。子供は親の言うことを聞いていればいいんだ!」とこの言葉で我慢できなくなったグエルはコクピットのAIを叩き壊してしまいます。
AIからグエルの操作に変わり、突然動きが変わったダリルバルデに動揺するスレッタ。「あの人、強い」前回の決闘である程度グエルの強さを予想していましたが、グエルの戦闘センスに動揺します。ダリルバルデの攻撃で大きく飛ばされたエアリアル。「でも私とエアリアルは負けません。やりたいことリスト全然埋まってない!」とエアリアルはビームサーベルを抜き、飛ばされた先の壁を蹴りそのままダリルバルデに突進しました。それを迎え撃つ両腕からビームサーベルを伸ばしたダリルバルデ。接触したエアリアルは、ビームサーベルでダリルバルデの攻撃抑えながら、ボディを使ってダリルバルデのブレードアンテナを折ることができました。

決闘はエアリアル、スレッタとミオリネの勝利になりました。退学を免れたスレッタはミオリネと勝利を分かち合いました。エアリアルの前には、戦闘不能になったダリルバルデが横たわり、コクピットからグエルがでてきました。その姿を見たスレッタはエアリアルを降りてグエルに駆け寄ります。自分がグエルのことを過小評価してたことを謝罪し、グエルは強かったとということを伝え握手を求めました。これまで父から信用されなかったグエルは自分に対する真っ直ぐなスレッタの評価に感極まり、スレッタの手を両手で握り返します。そしてグエルは「オレと結婚してくれ!」とスレッタに伝えました。


二人の間に沈黙が流れました。

第4話へつづく

 

コメント